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• maki
• mail
• 2020/01/26 19:15

全米で最もホームレスが多いのは広いカリフォルニアで11万人以上、人口の多いニューヨークでも8万人のホームレスですが、ハワイは全米で最もホームレスの人口比率が高く非常事態に至っています。
日本で最もホームレスが多い大阪の20倍です。日本全土のホームレスより多い数がハワイにだけいることになります。

一つの原因はハワイの物価が異常に高いことで、離島なのであらゆる物に輸送費が掛かっていること。野菜や果物が沢山とれそうな気がしますが、ハワイで十分な量が取れるのはサトウキビくらいで、野菜も本土から運んでいるのが現状です。大半の果物は観光客が消費しています。

ハワイの物価は本土より3割以上高い、それなのにハワイの労働賃金は観光業が中心なので、本土より安いのです。
ハワイの世帯収入が＄86,000（1000万円以上）もあるのは、一部の超富裕層が居るために高い数字が出ているだけなのです。
実際の成人男性の年収は300万円前後なので、男性一人の収入で妻子を養う事ができず、社会からドロップアウトする人がとても多いのです。

それにハワイは観光地なので不動産価格も高く、従って家賃も高くなる。
ホノルル市内では100万ドル（1億2000万円）で住居を買うのは不可能だと言われています。
多くの労働者は収入の半分を家賃に使い、それでも払えないのでホームレスになっています。

ハワイ（アメリカ）では低所得者用に住宅が無料で提供され、光熱費も無く、EBTカードが支給されますが、EBTカードを使うとスーパーの買い物の値段が10分の1になり消費税も無くなるので、僅かなお金で大量の食品が買え、豪華な食事ができる。歯科を含む医療から学費まですべてが無料です。

なのでわざと働かず、低所得者に止まろうとします。これらの生活支援を受給するためには一定以上の収入があってはならない訳で、だから週一日程度しか働かない人が多く、州の生活支援はホームレスを減らす役にたっていません。

Nearly 7,000 became homeless in 2019 on Oahu
https://www.staradvertiser.com/2020/01/26/hawaii-news/nearly-7000-become-homeless-in-2019-on-oahu/