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瀧 恵之 瀧法律事務所 Taki Law Offices, A Professional Corporation info@takilawoffice.com

最新专栏

第128次 : update
新しい「H-1B」の抽選方法について教えて!

既刊号

第1次 : 
日本企業向け:アメリカ進出時の就労ビザに関して
第2次 : 
E-1ビザ申請のための「貿易」の内容とその条件
第3次 : 
特殊技能者がグリーンカードを早く取得する方法
第4次 : 
【最新情報スペシャルコラム】 グリーンカード申請の待ち時間が大幅に短縮!
第5次 : 
特殊技能者ビザ(O-1)の条件に関して
第6次 : 
多種多様なJ-1ビザとその内容に関して
第7次 : 
グリーンカード取得までに子供が21歳を超えてしまったら
第8次 : 
アメリカに小会社を設立し、L-1ビザを短期で取得する方法
第9次 : 
投資家ビザ申請における知的財産に関して
第10次 : 
アメリカを長期で離れる場合のグリーンカード保持に関して
第11次 : 
アメリカに短期で頻繁に出入りする場合のビザに関して
第12次 : 
アメリカ市民権申請の条件と方法に関して
第13次 : 
学生のステータスで就労する方法に関して
第14次 : 
市民との結婚。グリーンカード申請国について
第15次 : 
日本に住む親をアメリカに呼び寄せる方法とは
第16次 : 
DV夫と別れても、グリーンカードの申請はできますか?
第17次 : 
飲酒運転で捕まってしまっても、ビザは取得できますか?
第18次 : 
アメリカに短期で頻繁に出入りする場合のビザに関して
第19次 : 
アメリカで研修。H-3ビザについて知りたい!
第20次 : 
「第1優先」での永住権申請とは
第21次 : 
グリーンカードスポンサーが亡くなってしまった! ~ケース1 条件付グリーンカードの場合~
第22次 : 
グリーンカードスポンサーが亡くなってしまった! ~ケース2 グリーンカード申請中の場合~
第23次 : 
グリーンカード申請中の出入国
第24次 : 
H-1B雇用主変更の手続き
第25次 : 
家族を通して申請永住権
第26次 : 
離婚してもグリーンカードの切り替えは可能?
第27次 : 
Lビザから配偶者スポンサーで永住権を取得するには?
第28次 : 
非移民ビザ新規則「グレース・ピリオド」について
第29次 : 
雇用ベース永住権申請の面接について
第30次 : 
永住権申請中の日本一時帰国について
第31次 : 
投資家用 最新ビザ・カテゴリーについて
第32次 : 
「H-1Bビザ」今年は4月2日から申請開始!
第33次 : 
アーティストとして、O-1ビザで渡米するには?
第34次 : 
アメリカでグリーンカード申請中。日本に一時帰国は可能?
第35次 : 
トランプ政権下で、学生ビザはどうなる?
第36次 : 
グリーンカード抽選に当選!手続きを教えてください。
第37次 : 
グリーンカード条件解除手続きは、離婚しても申請可能?
第38次 : 
ビザ申請却下=移民法廷に出頭?
第39次 : 
アメリカで起業家としてビザを取得するには?
第40次 : 
市民と結婚して日本在住。アメリカでの永住権申請はリスク大?
第41次 : 
グリーンカード申請時の健康診断って何?
第42次 : 
市民権申請中。日本支社に移動した場合の問題点は?
第43次 : 
LやHビザ保持者の運転免許更新について
第44次 : 
2019年から変わる!? H-1Bビザ申請について
第45次 : 
滞在資格の切り替え申請方法が変更に!
第46次 : 
DUIで逮捕された!E-1ビザはどうなるの?
第47次 : 
専攻科目によってOPT延長が可能?
第48次 : 
永住権申請中に一時帰国したい!アドバンス・パロールの申請最新事情
第49次 : 
E-1ビザ取得の厳しい現状。リスクを回避するためには?
第50次 : 
プラクティカルトレーニング後の労働ビザは?
第51次 : 
大学を出ていなくてもO-1ビザは取得できる?
第52次 : 
Lビザを持っているとグリーンカード取得が早いってホント?
第53次 : 
グリーンカードスポンサーの収入が基準を満たしていない場合はどうなるの?
第54次 : 
日米間の取引が激減。E-1ビザ更新にリスクはある?
第55次 : 
H-1B期限切れが近くても、グリーンカードに申請できる?
第56次 : 
配偶者のスポンサーは、永住権保持者VS市民のどちらがベスト?
第57次 : 
コロナウイルス対策による緊急措置。ビザの面接はどうなるの?
第58次 : 
新型コロナウイルスの影響で学費が払えない!卒業前に働く方法はあるの?
第59次 : 
新型コロナウイルス禍で、グリーンカード申請手続きがストップ?
第60次 : 
コロナ終息まで待つべき?グリーンカード申請とスポンサーについて
第61次 : 
グリーンカードおよび一部就労ビザの制限・入国停止について
第62次 : 
移民局からの追加書類請求で遅延発生!?コロナ禍での猶予期間はある?
第63次 : 
グリーンカードの新料金が上がる?10月より移民局申請料金改定!
第64次 : 
コロナ禍でのE-2ビザ更新。日本に帰国した方がよいの?
第65次 : 
ビザはあるけど、滞在許可証が期限切れ寸前。どうすればよいの?
第66次 : 
アメリカで念願のレストランをオープン!コロナ禍でのビザ申請や会社登録はどうなる?
第67次 : 
ビザ発給・入国停止命令延期!ビザ更新はどうなる?
第68次 : 
今年から、H-1Bビザの選択方法が「抽選」→「給与額優先」に変更!
第69次 : 
H-1Bビザ続報!給料額優先方法が延期に!従来の抽選申請は3月からスタート
第70次 : 
申請から半年。OPTのカードがまだ届かない!どうすればよいの?
第71次 : 
帰国せずにアメリカで転職手続きは可能?
第72次 : 
グリーンカードのスポンサーになるには?
第73次 : 
E-1保持者の更新。最新事情を教えて!
第74次 : 
Eビザからグリーンカード申請へ。どんな手続きが必要?
第75次 : 
永住権申請の健康診断。コロナワクチン接種は必要?
第76次 : 
「DV-2023米国抽選永住権」受け付け開始!
第77次 : 
日本滞在中に「Re-entry Permit」が切れてしまった!
第78次 : 
E-1配偶者ビザの就労許可更新中。許可を待たずに就労は可能?
第79次 : 
コロナ禍で会社が株式売却!L-1ビザは保持できるの?
第80次 : 
今年の「H-1Bビザ」申請について教えて!
第81次 : 
Lビザ失効寸前!他のビザや永住権申請は可能なの?
第82次 : 
日本勤務からアメリカに戻ってくるために永住権を取得できる?
第83次 : 
永住権取得中の海外出張。注意点や問題点は?
第84次 : 
グリーンカード申請中に退社。申請を続行することは可能?
第85次 : 
アメリカに子会社がない場合、どんなビザを取得すればよいの?
第86次 : 
コロナ禍で別居中の家族のためにグリーンカードを申請したい!
第87次 : 
アメリカ進出で駐在員を送りたい。どのような申請方法がある?
第88次 : 
「DV-2024 米国抽選永住権」受け付け開始!
第89次 : 
新しいグリーンカードが届かない! 日本一時帰国は可能?
第90次 : 
H-1B更新前にDUIで逮捕! どうすればいいの?
第91次 : 
コミカレ卒業後のグリーンカード取得要件とは?
第92次 : 
会社の売り上げと従業員数は「E-2ビザ」の更新に影響があるの?
第93次 : 
投資家ビザ取得を踏まえた「初期投資」について教えて!
第94次 : 
アメリカ滞在中に「ESTA」の期限が切れてしまったらどうする?
第95次 : 
グリーンカード申請中に労働許可取得。日本への一時帰国はできる?
第96次 : 
市民権取得のメリット・デメリットは?
第97次 : 
一社でサポートできるグリーンカードの申請数は?
第98次 : 
日本駐在のオファーあり。「Re-entry Permit」を申請した方がいいの?
第99次 : 
H-1B申請が難しい。他に就労ビザを取る方法はあるの?
第100次 : 
日本の従業員が「E-2ビザ」を早く取得できる方法はある?
第101次 : 
アメリカ進出を検討。最適な駐在ビザは?
第102次 : 
芸能人は知名度がないと「グリーンカード」取得が難しい?
第103次 : 
2025年に帰任の可能性。1年半でグリーンカード取得は可能か?
第104次 : 
2025年度枠「H-1B」ビザ中応募申請開始!
第105次 : 
日本から従業員を雇いたい。複数の「E-2」ビザを申請することはできる?
第106次 : 
「H-1B」ビザ所持者が、他の会社に移りたい場合はどうすればいいの?
第107次 : 
アメリカで起業したのに「E-2」ビザが却下された!どうすればいい?
第108次 : 
グリーンカード申請中でも合法的に就労できる方法はある?
第109次 : 
アメリカで店舗を構え居住するための手続きとは?①
第110次 : 
アメリカで店舗を構え居住するための手続きとは?②
第111次 : 
老後を見据え日本に帰国。でも永住権も維持したい!
第112次 : 
「DV-2025 米国抽選永住権」受け付け開始!
第113次 : 
日本在住の家族を含めたグリーンカード申請は可能?
第114次 : 
現在、永住権申請中。就労ビザの有効期限が切れてしまったらどうなるの?
第115次 : 
ほぼ毎月ESTAでアメリカに入国。「B-1」ビザを取得した方がいい?
第116次 : 
「H-1B」ビザ申請最新情報!
第117次 : 
2年間の条件付きグリーンカード保持者。離婚するとどうなるの?
第118次 : 
取得のチャンスは個々によって大きく変わる?「O-1」ビザとは?
第119次 : 
「H-1B」の抽選に漏れてしまった!他の選択肢はあるの?
第120次 : 
「L-1A」ビザから、グリーンカードを取得するには?
第121次 : 
アメリカの会社を買収。M&Aにおける迅速かつ最適なビザは?
第122次 : 
アメリカに子会社を設立したい。ビザ取得のために多額の投資は必要?
第123次 : 
現政権下では、グリーンカード申請に時間がかかるの?
第124次 : 
市民権申請を検討中。現政権下での最新事情は?
第125次 : 
Eビザが取得できない人、必読!「B-1」ビザとは
第126次 : 
OPT期限切れ迫る。永住権申請の最適なタイミングは?
第127次 : 
E-2ビザ申請。出資元と申請者の国籍は同じであるべき?
第128次 : 
新しい「H-1B」の抽選方法について教えて!

アメリカ移民法・ビザ申請の基礎

20年近くの経験を活かし、ビザ・グリーンカード申請に関する情報を事例をもとにQ&A形式でお答えします。

2025年 8月 1日更新

第122次 : アメリカに子会社を設立したい。ビザ取得のために多額の投資は必要?

Q

私の会社は、日本の大手テレビ局の下請けで、現在テレビ番組やコマーシャルなどの制作を行っています。最近、スポーツおよび政治などの分野でのドキュメンタリーなどを含めたアメリカでの取材・撮影・番組制作を行う機会が顕著になりました。撮影のためにスタッフをアメリカに派遣するには、アメリカでの入国そして滞在期間の問題などがあり、頭を悩ませています。そこで、アメリカに会社を作り、弊社から撮影のためのスタッフを駐在させ、また撮影ごとにではなく、アメリカの会社で専属の現地スタッフも何名か雇いたいと考えています。しかしながら、ビザを取得するにはアメリカに多額の投資をしないといけないと聞きました。弊社がアメリカでの撮影のための会社を立ち上げるのに、多額の予算は必要ありません。また、余分な出費も避けたいと考えています。

A

この場合において、ビザ申請を申請するには何通りかのアプローチが考えられますが、その1つとして「E-1」ビザが該当する可能性があります。「E-1」ビザとは、アメリカとの通商条約が結ばれている国の国籍を持つ会社が、その国とアメリカ間で貿易を行う際に発行されるビザです。「E-1」ビザを取得するには、スポンサーとなるアメリカの会社の株式の50%以上を日本人あるいは日本の会社が所有していること、およびその会社が日本との間で貿易業務を行っていることが主な条件となります。ここで言う貿易とは、通常、商取引を意味しますが、これには商品だけでなく、サービスの交換や売買も含まれます。あなたの会社は、商流の形により、このサービスの交換・売買に該当する可能性が考えられます。

ビザ申請までの手続きの手順を、以下に記します。

  1. アメリカに会社の登記
  2. アメリカで会社登記を行います。その後、このアメリカの会社の銀行口座を開設し、日本の会社からアメリカの会社の資本金を送金します。この場合、本件は「E-2(投資家)」ビザの申請を行うわけではないので、多額の資金を送る必要はありません。具体的には、5万ドル以上を目安とするのが良いかもしれません。また、この資金は必ずしも使ってしまう必要はなく、運転資金などとして留保しておくことができます。

  3. 事務所の賃貸借契約
  4. 事務所となる場所の賃貸借契約を結びます。この場合、自宅兼事務所という形は避け、現地で雇用するスタッフも就労できるスペースを確保することをお勧めします。具体的には、賃貸借契約書が「Residential Lease Agreement」 ではなく「Commercial Lease Agreement」であることが、「E-1」ビザ申請の重要な鍵であると言えます。

  5. 現地スタッフの雇用
  6. 事務所が確保できた後は、現地スタッフの雇用を行うことになります。この雇用の際には、現地従業員の「W-4」および「I-9」を確保しておくことが「E-1」ビザ申請に有利に働くと言えます。「W-4」は、アメリカの会社が源泉徴収を行うのに必要な書式で、「I-9」は、現地従業員がアメリカにおいて合法的に就労する資格があることを示す書式になります。御社からの給与の支払いは、いわゆるフリーランスの(受給者が納税する)形を取るのではなく、御社が源泉徴収を行う形であることが重要です。

  7. 番組制作用の費用を送金
  8. その後、アメリカでの撮影や番組作成のための費用を日本の会社から送金し、アメリカでの活動(撮影や制作など)を開始することになります。送金額に決まった額はなく、規定上は「相当額」とされて具体的な数字は明示されていませんが、月に5~10万ドル位が目安になります。この金額が多ければ多いほど、「E-1」ビザが認可される可能性が高くなることになります。従来まで日本の会社で行われていた制作・校正業務などをアメリカの会社で現地スタッフがある程度行うのも得策の一つかも知れません。「E-1」ビザ申請に、この「サービスの貿易」は「複数回」必要であると規定されていますので、2~3カ月行った後、ビザの申請を行うことになります。

  9. 申請書をアメリカ大使館に提出
  10. 申請書は、日本のアメリカ大使館に提出します。数カ月の審査期間を経て、日本のアメリカ大使館からは、面接の通知あるいは追加資料の請求が来ることになります(残念ながら、今年に入って、この手続き期間が長くなっている傾向にあります)。追加資料の請求が来た場合は、その追加資料をそろえて提出した後、面接の通知を待ちます。この面接を無事通過した場合は、パスポートを日本のアメリカ大使館に預けた後、早ければ2~3営業日、長ければ1週間~10日後に「E-1」ビザが貼られて送り返されてきます。「E-1」ビザは、(日米)通商条約に基づく活動をその目的としているため、必ずしもアメリカに常時滞在している必要はなく、例えば、1年の内、日本の滞在期間の方がアメリカの滞在期間より長いような場合でも構わないとされています。

上記のスキームは、必ずしも上記の業種だけに当てはまるものではなく、サービスに関連する全ての業界においてその可能性を考えることのできる手法です。アメリカで多額の投資を行うことなく、営業活動の基盤(必ずしも大規模である必要はありません)を作ることを計画している場合は、この選択肢を考慮してみるのも有益であると言えます。

注意事項 : コラム内で提供しているビザ・移民法に関する情報は一般的な情報であり、個人の状況や背景により異なる場合がございます。的確な情報詳細につきましては、移民法専門の弁護士にお問い合わせください。

2025年 8月 1日更新

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Columnist's Profile

CEO/Attorney瀧 恵之(瀧法律事務所 Taki Law Offices, A Professional Corporation)

新潟大学法学部卒業。日本の法律事務所に勤務の後、インディアナ大学大学院卒業。20年以上に渡り、移民法の分野で活躍。常にクライアントの立場に立った柔軟なアドバイスが特徴。

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