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アメリカ移民法・ビザ申請の基礎

ปรับใหม่ (Updated) 2021/ 9/ 14

ครั้งที่ 75:  永住権申請の健康診断。コロナワクチン接種は必要?

Q

私は現在、働いている会社を通してグリーンカードを申請中です。面接前の健康診断を受けるにあたって、新型コロナウイルスのワクチンを接種しなければならないと聞いたのですが本当ですか?

A

米国における新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、2021年10月1日以降に、グリーンカード取得のための健康診断を受ける申請者に、一部の例外を除いて、ワクチンの接種が課せられるようになりました。

まず、グリーンカードの健康診断に関してですが、アメリカ国内で申請を行う場合、I-485という書類を、移民局への提出時あるいは面接時に提出します。I-485は、アメリカ国内でグリーンカードの申請を行う際に全ての人が提出する書類で、例えば、アメリカ市民との結婚を通して申請する場合には最初の申請時に、それ以外の場合の多くは、手続きの最終段階において提出します。なお、日本から申請する場合は、日本のアメリカ大使館指定の医療機関で健康診断を受けることになります。

この健康診断で対象とされている疾病は、申請者がグリーンカードを取得した後に、接触する集団または地域社会の中において広まる危険性、すなわち感染性のあるものとされています。よく持病は健康診断で問題にならないかという質問を受けるのですが、極端な例で言えば、がんであっても感染性がないため、健康診断では問題となりません。また、仮に、この健康診断で問題が見つかった場合でも、その後、例えば、担当の医師の下、感染を防ぐ対策を講じることにより、グリーンカードを取得できる方法はあるので、時間は掛かってしまいますが、この時点で申請を断念することはお勧めしません。

新型コロナウイルスを除いて、現在までにワクチン接種の対象とされている疾病を、以下に挙げてみました。

  • ジフテリア
  • 破傷風
  • 百日咳
  • 急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん:ポリオ)
  • 麻疹(ましん:はしか)
  • おたふく風邪
  • 風疹(三日はしか)
  • ロタウイルス(発展途上国において多く、特に乳幼児の重症急性胃腸炎の主要な原因病原体)
  • ヒブ感染症(Hib:ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型)
  • A・B型肝炎
  • 髄膜炎菌感染症(髄膜炎菌が血液や髄液に侵入することによって敗血症や髄膜炎を引き起こす疾病)
  • 水痘(水ぼうそう)
  • 肺炎
  • インフルエンザ

移民局および国務省は、今回、新型コロナウイルスが、上記の感染性のガイドライン(42 USA 264)に該当するため、「新型コロナウイルスワクチン」を、この健康診断で要求されるワクチンの一つとして加えると判断しました。ここでは、新型コロナウイルスのワクチンが全て完了(例えば、ファイザー社やモデルナ社のように、2回接種しなければいけない場合は、2回とも完了している)していることが求められます。また、新型コロナウイルスの検査での陰性証明があったとしても、当該申請者が、グリーンカード取得時において感染していない証明にはならないとして、陰性証明のみでは充分ではないとしています。また、過去に感染したことがあり、体内に抗体があることが証明される場合であっても認められないとされています。

なお、この新型コロナウイルスのワクチン接種の例外とされるのは、以下の3つです。

1)年齢:12歳未満でワクチンが受けられない場合
2)アレルギー反応などがある場合
アレルギー反応、あるいその他の身体的理由により、ワクチンを受けるのが妥当でないと判断される場合。ワクチンの1回目の接種で極度の反応が見られ、2回目を接種するのが妥当でないと判断された場合などもこの例外に含まれるとされています。このアレルギー反応がどこまで、また、どのような形で認められるかのガイドラインは、現在の所(2021年9月13日現在)発表されていませんが、今後、詳しいガイドラインおよび手続き方法などが発表されるものと予想されます。
3)ワクチン接種自体が不可能な場合
ワクチンの供給が間に合っていない地域(国)からの申請の場合は免除されるとされていますが、当然、日本は含まれていません。上記以外にも宗教的な理由などにより、免除される場合はありますが、その場合は、個別に免除申請を行う必要があります。

もし、あなたが、これからグリーンカードの申請を開始する、あるいは現在申請中、具体的には、I-485をこれから申請する段階、または申請しているけれど健康診断をまだ受けていない状態の場合で、あなたが新型コロナウイルスのワクチンを接種したくないなら、9月末までに健康診断を完了(担当医師が健康診断にサインをする日付で決まります)すれば、今後の移民局の対応にもよるので、確実なことは言えませんが、新型コロナウイルスのワクチンを接種しなくても良い可能性があります。

グリーンカード申請の際の健康診断は、従来までは、問題がない限り約1週間程度で終えることができましたが、10月以降は、新型コロナウイルスのワクチン、および従来までのワクチンの全てを終えるのに、従来まで以上の時間が掛かる可能性が高いため、充分な余裕を持って準備することをお勧めします。

注意事項 : 上記の内容は、執筆時(2021年9月13日時点)での情報です。内容は変わる可能性がありますので、随時、最新情報を基に判断・行動するようにお願い致します。

ปรับใหม่ (Updated) 2021/ 9/ 14

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taki@takilawoffice.com

Columnist's Profile

CEO/Attorney
瀧 恵之瀧法律事務所 Taki Law Offices, A Professional Corporation

新潟大学法学部卒業。日本の法律事務所に勤務の後、インディアナ大学大学院卒業。20年以上に渡り、移民法の分野で活躍。常にクライアントの立場に立った柔軟なアドバイスが特徴。

瀧法律事務所 Taki Law Offices, A Professional Corporation

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