비비나비

通常、人は自分の体に注意を向けることはほとんどありません。しいて言えば、大病やケガをしたときくらいでしょうか。まずは、あなたの体について理解を深めてみましょう。　

あなたはどれだけあなたの体のことを知っていますか？身長、体重、痣、クセなど、表面的なものはすぐに分かりますね。では、体質はどうでしょうか。例えばアルコールの耐性はどれくらいですか？酵素の量はどのくらいですか？アレルギー反応はありますか？遺伝的な問題はありますか？既往歴（家族歴）は知っていますか？必要であれば、ご両親に聞いて情報を集めましょう。

あなたの体をよく知ることで、心の問題を解決する具体的な対策や方法を導き出すこともあります。

あなたの心を知ることも大切です。気持ち（あなたの想い）はどうなっているか、感情（喜怒哀楽）はどうか、思考（考え方）はどうか。私たちのような心理療法士が行うサイコロジカルセラピー（エモーショナルセラピー）は、まさにここに焦点を当てて多くの時間を割いていきます。

気持ち、感情、思考にフォーカスして、客観的にモニターしていくと言えば分かりやすいでしょうか。つまり、自分を観察すること。感情の渦に飲み込まれていると分からないあなたの気持ちも、俯瞰的に見るだけで浮かび上がってきます。見る、聞く、触るなど五感をフルに使って観察してみましょう。具体的な観察方法については、次回でご紹介しようと思います。

進学や就職、引越しなど環境が変わるきっかけで、心を病んでしまうこともあります。それだけ環境は人間にとって大切です。環境の変化は、場所や物が変わるだけではありません。当然人間関係も変わってきますよね。

あなたを取り巻く環境を知ってみましょう。身近な人や場所から想像してみると分かりやすいと思います。あなたと家族、友人、職場の上司など。生活環境はどうでしょう。近所、コミュニティー、気候など。では、社会環境はどうですか？コロナ禍、政治、国、引いては宇宙まで。皆あなたとつながっています。そして想像以上に、それらによって影響を受けていることを実感すると思います。

スピリチュアルと聞くと、胡散臭いと思う人も少なからずいるでしょう。この「スピリチュアル」は宗教的な意味ではなく、もう少し大きな定義で捉えてみましょう。もともと、日本人は自然や動物たちとつながってきました。これは、アニミズムと呼ばれる考え方で、川、山、海、生き物とつながり、生きるためのメッセ―ジを受け取ってきたのです。スピリチュアルという言葉に懐疑的な人は、まず自然や動物に触れあってみるとよいと思います。人は、何かを信じることで強くなります。あなたにとって目で見ることはできないけれど、魂や心で感じる大切な何かとつながってみてください。