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2025年もひと月が過ぎようとしています。年初に「新年の抱負」を立てた人も多いのではないでしょうか？目標達成に向けて行動を継続している人もいれば、三日坊主で終わった人もいるでしょう。途中で挫折してしまった人は、意志の弱さを嘆き、自責の念でいっぱいになっているかもしれません。今回のコラムでは「目標を立てること」の意義、そして達成につながる考え方や行動についてご説明します。

大なり小なり、何か目標を立てるということは、個人の成長に向けた重要な一歩です。決意すること自体も素晴らしいことですが、達成するためにはどんなアプローチをするかがカギとなります。目標が大きければ大きいほど、それを達成するためには小さなステップを踏んでいくことが大切です。というのも、私たちの脳は、あまりに大きな変化を一度に受け入れることが難しいため、最初は「小さな一歩から始める」ことが重要だと言われています。少しずつ積み重ねていくことが、最終的には大きな目標を達成するためのコツなのです。

そのためには、目標を立てたら、まずそれを細分化することがとても大切です。例えば、「お金持ちになる」という大きな目標を掲げたとします。これだけではざっくりとした考え（思考）に過ぎませんが、例えば「1日10セント貯金する」というように、一気に達成しようとするのではなく、達成可能かつ具体的な数字を挙げます。そしてそれを実行しましょう。余裕ができれば「1日20セント貯金」「1日1ドル分貯金」と軌道修正してもよいでしょう。ポイントは自分が無理なくできることを設定し、行動に移すことです。

また、感謝の気持ちを持つことも、目標を達成するためにはとても大事です。今日からできることで言えば、その日1日を振り返り感謝できることを見つけるようにすると良いでしょう。例えば、「今日もおいしい夕食が食べられた」「天気が良かった」など、些細なことで構いませんので見つけて感謝すると、穏やかな気持ちになり心が安定してきます。その上で、実際に誰かに感謝の言葉を伝えてみましょう。普段当たり前だと思っていることに対して、感謝の気持ちを持ったり表現したりするのは、意外にも難しいもの。家族や友人に、どんな小さなことでもよいので感謝の言葉を伝えてみましょう。

そして、何よりも自分に感謝することも忘れてはなりません。「ラッキーだな」「素敵な人に出会えた」など、自分の周りにある良いものを意識し、それに対して感謝することで、心の中にポジティブなエネルギーが生まれます。いつもの日常にも感謝の機会はたくさんあります。例を挙げると、いつも通っている道ではなく違う道を選んで通った結果、いつもの道で事故が発生していたことに後で気付いたとします。単なる偶然かもしれませんが、自分の選択が良い方向に導いてくれたということをうれしく思い、自然と感謝の気持ちがわきあがりませんか？これは自分の考えや行動に対する信頼感や肯定感を育むことにもなります。

また、感謝の気持ちを持ちながら眠りにつくことは、ポジティブな潜在意識を育てるためにも非常に効果的です。就寝前後や寝ている間に、私たちの潜在意識は最も活発に働きます。そのため、寝る前にポジティブなことを考え、感謝の気持ちを持つことが、翌日のエネルギーに大きな影響を与えます。もし、ネガティブなことを考えてしまった場合でも大丈夫。ネガティブな考えを受け入れつつも、すぐにポジティブな方向に考えを切り替えることを意識しましょう。不安や最悪な事態を考えることが習慣になっている場合、それは心の状態が影響していることが多いです。そんな時は、なぜ自分にはそのような考えが浮かぶのかを深く考えてみることが大切です。場合によっては、専門的なサポートを受けることも必要かもしれませんが、まずは自分の内面に興味を持ち、心の変化を意識的に見守ることが、心の健康にもつながります。

どんな小さな、他人から見たらくだらないと思われるような目標でも、それはあなたにとって自己成長への第一歩です。まずは、目標を立て、達成に向けて実際に行動できるように細分化し、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。そして、周囲の人や物、状況、環境、何より自分に感謝の気持ちを持ちながら、ポジティブなエネルギーに包まれた生活を送ることが目標を達成する近道となります。