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市長の日記「広報の在り方、決算審査 ほか」

大雨による市内各所の被災個所への対応について、3日に技術系職員を擁する各部(経済部、建設部、上下水道局など)が協議。特に対応すべき案件の多い経済部農政課に対し、都市部や上下水道局から経験のある職員が応援に入ることで、復旧を急ぎ進めていくこととなりました。
 市役所内では平素より技術系職員の不足感が強く、各部とも業務のやりくりに苦労している中なのですが、この緊急事態の中で、お互いの窮状を理解し力を合わせていこうとする職員たちの動きを、たいへん心強く思います。加えて、神奈川県土地改良事業団体連合会など外部の専門家の皆さんからも支援も頂けるとのこと。ありがたいです。

 3日、午前中に広報企画委員会を開催。小田原市の広報活動の基本方針や、今年度に広報すべき重点テーマなどについて、理事者(市長、副市長、教育長、理事など)と議論し確認する場です。市としてどのようなスタンスで広報活動に取り組むのか、どの媒体にどのような役割を持たせるのか、各政策分野で特に市民に伝えるべき事業や取り組みは何かなど、闊達な意見交換ができました。
 市の広報体制については、広報おだわらの紙面の使い方、民間広報媒体の使い方、報道各社との関係性などにおいて様々な問題が指摘されてきました。そうしたことの適正化はすでに進みつつありますが、今後さらに方針等を明確にして体制を整えていくことになります。

 午後、監査委員の皆さんから、令和5年度の決算審査等に関する意見書の概要について説明を受けました。監査委員は、税理士の近藤さん、市議会から加藤議員、一昨日議会で選任されたばかりの元市理事・山崎さんの3名。
 詳細は割愛しますが、全般として財政の健全性は保たれているものの、経常収支比率や財政力指数の推移から、今後の財政運営には十分注意が必要とのこと。競輪や天守閣会計などでは収入の向上などがみられる反面、国民健康保険などについては厳しい状況であること、開設後10年を迎える地下街の運営についての改革など、複数の重要なご指摘も。今後、公共施設や各種社会インフラの老朽化対策などが目白押しとなること、人口減少や高齢化社会に伴う影響が避けがたいことなどからも、中長期も見据えた健全な財政運営に十分な配慮が必要で
す。

 夕刻、「ヤッホー国府津村役場」の皆さんが訪問してくださいました。「国府津のことを好きな人が集い、国府津の自然やまち並み、名産品や商店街、人のつながりなどを生かしながら、国府津を楽しくする活動」を2021年度から行っている皆さんで、まち歩きツアーや「みかんまつり」の企画、桜の花摘み体験、活動の広報、山の再生などを、国府津内外に住んで暮らしや仕事を営む皆さんが主体的に取り組んでおられます。
 この日も、会長の古谷友子さん(レディスファッション店を経営)をはじめ、駅前のパン屋さん、商店会の魚屋さん、お茶屋さん、保育園、ライター、デザイナー、子育て中のお母さんなど、元気な皆さんから笑顔いっぱいの活動報告を頂きました。
 地域に暮らす皆さんが、自分たちの街をフィールドに、街の魅力を育て、人がつながり、子どもからお年寄りまでが楽しく元気に暮らせ、お互いを支えたり励ましたりできるまちの姿として、「ヤッホー」の皆さんは素晴らしいお手本を示してくれています。秋のイベントには私も参加予定、楽しみです!

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  • Posted : 2024/09/04
  • Published : 2024/09/04
  • Changed : 2024/09/04
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