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みなさんこんにちは。岡山市感染症エクスプレス令和5年12月15日号です。
　このメールマガジンでは岡山市の感染症発生動向調査（週報）の速報やトピックについて発信します。

■感染症発生動向調査　週報（速報）
　今週もインフルエンザの定点あたりの報告数が増加傾向です。12月1日には岡山県下で「インフルエンザ警報」が発令され、たいへん注意を要する状況です。

◇第49週（12/4〜12/10）で定点あたりの患者報告数が多かった疾患
１)インフルエンザ　843件　定点あたり 38.32（前週　780件　定点あたり 35.45）
２)感染性胃腸炎　111件　定点あたり 7.93（前週　106件　定点あたり 7.57）
３)咽頭結膜熱　62件　定点あたり 4.43（前週　50件　定点あたり 3.57）

◇第49週（12/4〜12/10）の定点あたりの患者報告数と前週との比較では
※前週を（　）で表記
新型コロナウイルス　　　1.27（1.05）　 〔↑〕
インフルエンザ　　　　　38.32（35.45） 〔↑〕
RSウイルス感染症　　 　0.00（0.00）　 〔→〕
咽頭結膜熱　　　　　　　4.43（3.57）　 〔↑〕
溶連菌感染症　　　　　　3.50（4.07）　 〔↓〕
感染性胃腸炎　　　　　　7.93（7.57）　 〔↑〕
水痘　　　　　　　　　　0.14（0.71）　 〔↓〕
手足口病　　　　 　 　　0.36（0.29）　 〔↑〕
伝染性紅斑　　　　　　　0.00（0.00）　 〔→〕
突発性発疹　　　　　　　0.36（0.29）　 〔↑〕
ヘルパンギーナ　　　　　0.07（0.00）　 〔↑〕
流行性耳下腺炎　　　　　0.07（0.14）　 〔↓〕
急性出血性結膜炎　　　　0.00（0.20）　 〔↓〕
流行性角結膜炎　　　　　2.40（1.20） 　〔↑〕
となっています。

◇例年や前週までの感染症動向については下記のホームページをご参照ください。
〇岡山市ホームページ「感染症発生動向（岡山市感染症情報センター）」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?02cUIOrh6n


※この週報は速報性を重視していますので、今後の調査などの結果に応じて、若干の変更が生じることがあります。

◇感染症発生動向調査週報とは
『感染症の予防および感染症の患者に対する医療に関する法律』で規定された感染症のうち、インフルエンザや感染性胃腸炎などの定点把握対象疾患は、選出した医療機関（定点医療機関という）のみから報告され、患者数を調査集計することにより感染症の流行状況をモニタリングしています。
　定点把握対象疾患のうち、内科・小児科・眼科定点疾患は、市内の定点医療機関から毎週報告を受けており、1週間の患者報告数を定点医療機関の数で割ったものを定点あたりの報告数として集計しています。

【今週のトピック】ノロウイルス感染症ってなに？
ノロウイルス感染症は、ウイルスに直接・間接的に汚染された物品や食品（主に二枚貝など）を通じて感染する感染症です。主な症状は、嘔吐・下痢などの急性胃腸炎症状ですが、発熱や頭痛、咽頭痛を伴うこともあります。症状が消失した後も３〜7日間ほど感染者の便中にウイルスが排出されるため、二次感染に注意が必要です。
〇岡山市ホームページ「ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎に注意しましょう。」はこちら
https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?12cUIOrh6n

■感染症エクスプレスのバックナンバーについて
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　〇岡山市ホームページ「岡山市感染症エクスプレス　バックナンバー」はこちら
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