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私たちの身体は、物理的な肉体（フィジカルボディ）だけでなく、「オーラ」と呼ばれる目には見えないエネルギーの層に包まれています（人間のエネルギーシステムについては、第43回「心と体はつながっている～エネルギーと意識の視点から」。このオーラは、感情や健康状態、精神のバランスなどによって色や濃さが変化し、その人の“今の状態”を映し出すエネルギーフィールドです。一方、「周波数（バイブレーション）」とは、思考や感情、潜在意識が発するエネルギーの振動のことです。テレビやラジオ、電子レンジなどと同様に、目には見えないけれど、確かに働き、周囲に影響を与えています。周波数とオーラの違いですが、周波数は「その人の感情や思考が生み出すエネルギーの質・波の動き」、オーラは「その周波数を反映して現れる色や雰囲気のようなもの」です。つまり、周波数がオーラに影響を与えるという関係です。愛や感謝といった高い周波数は、オーラに明るさや調和をもたらし、怒りや悲しみといった低い周波数は、オーラを重たく濁らせることがあります。

周波数は、人間の「潜在意識」と深くつながっていることをご存じでしょうか。人は誰しも、過去の経験や思い込みによって「思考のクセ」や「感じ方の傾向」を持っています。これは無意識のうちに作られたもので、「潜在意識」と呼ばれる心の深い層に刻まれています。たとえば、幼少期に否定や暴力を受けて育った人は、「自分はダメだ」「愛されない」といったネガティブな思い込みを持ちやすく、それが低い周波数を生み、似たような人間関係や体験を引き寄せることもあります。DVを受けた人が、後に他者を傷つけてしまうケースなどは、無意識にその周波数に引き寄せられているとも言えます。

このようなループから抜け出すには、まず「自分の周波数に気づくこと」が大切です。そして意識的に、愛・感謝・赦しといった高い周波数に近づいていくことが、オーラの質を変えていく第一歩となります。周波数の整え方には、以下のような方法があります。

いずれも、日本古来の風習で、場や心の周波数を整えるために行われてきた行動です。柏手は、神社などで手を打って音を鳴らすことで、自分の存在を神様に知らせ、空間を清めるとされています。お祓いは、神職によって行われる儀式で、悪い気や災いを取り除き、心身や場所を清めるためのものです。これらの行為は、見えないエネルギーに働きかけ、周波数を整える方法として今も大切にされています。

「ソルフェジオ周波数」と呼ばれ、古代から癒しや調和のために使われてきた特定の周波数です。心身のバランスを整える効果があります。

思考を静め、より高い周波数の状態に導くことができます。

周波数は、私たちの思考や感情から発せられる見えないエネルギーの波であり、それがオーラとして表れます。周波数が高いほど、オーラは明るく軽やかに、低いと濁って重くなる傾向があります。潜在意識に刻まれた過去の体験が、無意識にその周波数を作り出していることもあります。だからこそ、「気づき」と「赦し」を通して自分自身を整え、周波数を高めていくことが、人生の質そのものを変えていく鍵になります。音や言葉、感情の使い方ひとつで、私たちのエネルギーは変わるのです。目に見えないけれど確かな「周波数」と「オーラ」に目を向け、自分自身との調和を取り戻していきましょう。