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私共のコンサルテーションを受けるお客様の中には、過去に大変辛い恋愛や、結婚生活を送ってきた男性や女性がいらっしゃいます。 そういう方には、「今度こそ良い方に巡り会って欲しい！」と心から思います。 実際に、その方の過去の経験や相手の性格をふまえ、この人であれば大事にしてくれそうと思える方をマッチングし、ご紹介を進めますが、 「過去につきあっていた方と比べて (劣っていると思ってしまい) ちょっと…」 と言う方が多くいらっしゃいます。

また、勇気を出して、会ってみても、
「彼 (元夫、元彼) はこうじゃなかった…」
「彼女 (元妻、元彼女) はもっと外見が綺麗だったし」

というフィードバックがあったりします。

「もったいない！！！」 と私たちは思います。

「過去の亡霊」 につきまとわれていては、前に進めません。 「その人とはうまくいかなかったから、ここにいらしたのではないですか？」 と、お話しさせていただくことも何度かあります。

それから、「上のリーグ」 (英語の言い回しでは 「リーグ」 と言います) の女性や男性と結婚したい！ と考えている方。 勿論、目指すのは良いことです。 しかし、「その上のリーグ」と言うのは、誰にとっての上なのでしょうか。 果たしてその方と結婚することが、あなたの幸せなのでしょうか？ 雑誌等の刷り込みで、そういう方が良いと思い込んでいるのではないでしょうか？ と、思ってしまうことも、私たちは多々あります。 それよりも、もっと毎日穏やかに心安らかに暮らせる方がよかったりもするのでは、と思うことも。

お仕事が忙しすぎる方も、なかなか難しいと思います。
以前いらっしゃった男性メンバーは、毎月のほとんどを海外で過ごされるという仕事の都合上、リレーションシップを積み上げていくことが困難でいらっしゃいました。 収入も多くジェントルマンで素敵な方でしたので、女性の方がいつも一目惚れしてしまうのですが、おつきあいが始まると、女性側が 「寂しすぎて、無理かもしれません」 と、お別れになってしまうパターンが何度かありました。

そこで、「私は時間があるから大丈夫。 彼にあわせるわ」 と言う方をご紹介しても、今度は彼の方がその方とは恋に落ちなかったりと、マッチングも思うように進まず… 結局、彼に合うパーフェクトな女性をご紹介することが出来ず、大変残念に思っていたのを今でも覚えています。

時間を捻出したいと考えながらも、「一人暮らしが長いのでそれほど不便ではない。 むしろ、相手の方が自分に合わせてくれると良いのに。」 とお考えであればあるほど、難しいですね。 「そうはいっていても、雷に撃たれるような恋に落ちたら、仕事が手につかなくなるだろう。 そうしたら休みを取ればいいや」と言う方もいらっしゃいます。 そうは思っていてもなかなか起こりえないことです。

「多少の心の隙間」 と、「時間の余裕」 が無いと恋に落ちるチャンス自体が少なくなります。 少しでも時間を作って、婚活、あるいは相手にあわせることも大事です。

最後に、結婚や恋愛のイメージが湧いていない方。

異性とのおつきあい経験が無かったり、あるいは、いつも2～3ヶ月のおつきあい期間の恋愛を繰り返している方などは、実際に長いおつきあいと、その生活感においてのイメージが全く沸いていない方が多くいらっしゃいます。 そうすると、実際に結婚したらどうなるか？ と言う実質的なことがわからないため、やみくもに王子様の出現を待っていて婚期を逃す、ということもありえます。

まずは、

• 自分がどのような結婚生活をしたいと考えるのか、
• 自分に対して、どのような対応を相手に取って欲しいのか

その優先順位を考えていくことから、始めていただくことが大事です。

そして、未婚の方は特に、「実際に結婚した後の生活をしっかり想像できているかどうか？」 ということも大きなポイントです。

• 夢やイメージばかり追いかけていないか？
• 現実的な側面にもちゃんと目をむけられているか？

婚活中の方は、自分自身に問いかけてみてはいかがでしょうか？

私たちもコンサルテーションの際に、そのようなお話をさせていただくことがあるのですが、「どうしてもこの部分が譲れない！」 と言う条件があまりにも多くある方の場合、残念ながらご紹介が難しいということで、泣く泣くお断りすることもあります。

もちろん、私達マッチメーカーも、良い方をご紹介し皆様に幸せになっていただきたいのは大前提であるのですが、「最初からこの条件では、おそらく私たちがご紹介する方がどんな方であれ、気に入っては貰えないのだろうなあ」 と考えた場合、お断りする方がその人の為でもあると考えます。

私たちも、人様のお嬢様や息子様をご紹介するという責任があるので、安易に 「ご紹介出来ます」 「ご結婚きっと出来ますよ」 という無責任なことは言いたくないからです。