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阿蘇山:火山の状況に関する解説情報(第030号)

5月31日16時0分
福岡管区気象台

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月29日から31日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせします。

阿蘇山では、火山性微動の振幅は概ね小さい状態で推移していますが、本日(31日)00時頃から05時頃にかけて一時的にやや大きくなりました。
 
 中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上700mまで上がりました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 5月以降、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は500トンから1600トンで推移しています。
 
 地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 阿蘇山では、15日以降、火山性微動の振幅に時々増大がみられ、火山活動に高まりが認められます。
 中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

火山の状況に関する解説情報(詳細)
https://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html

  • Posted : 2024/05/31
  • Published : 2024/05/31
  • Changed : 2024/05/31
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