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台湾から日本に来て最初は川崎に住みました。その時、アクアラインを渡って来た木更津のゆったりした雰囲気に恋をして（笑）。すぐに引っ越して来たのですが、そんな理由で住み始めたのでまわりに知人もおらず、最初は寂しい日々でした。 なにか地域と関わりを持つきっかけを探していたらたまたまびびなびのフリーペーパーを見つけて、ここで働きながら地域のことを知って、私のような移住者を手助けできたらな、と思ったんです。

ゴミ出しですね（笑）。分別の方法が当時の私には難しすぎて、最初のゴミの日は「ゴミ出しのガイドブック」を徹夜で読みました。あとは外食文化ですね。台湾は深夜までやっている屋台があるのですが日本にはない。寂しかったですが、確実に食生活は健康的になりました（笑）。

私は営業をやっていて、市役所や商店などをまわっています。役所では今後の計画などを聞けたりするので楽しいです。市民のことを考えて働いている役所の人々は単純にかっこいいなと思ったりします。商店の人たちはとても優しくて、私が台湾出身と知ると「行ったことあるよ」とか「あっちに友達がいるよ」とか教えてくれます。仲の良い人たちは私の名前の子晴（シセイ）を日本語読みで「こはるちゃん」って呼んでくれます。 皆さんのおかげでだんだんと地域に溶け込めるようになってきたので、私はびびなびを介して恩返しをできればと思っています。 びびなびは無料でも有料でも皆さんがアピールできる場所があります。どんどん活用していただいて、ビジネスや趣味など生活を充実させてもらえればと思います。たまに営業でお会いした人が「うちは宣伝しなくていいですよ」っておっしゃるんですが、どんな小さな情報でも発信していただきたいです。自分では気づいていない価値を見る側が発見してくれることもありますし、小さくてもたくさんの情報が集まっていることにびびなびの真価はあると思うんです。

今はネットの情報が充実していますが、紙の広告に馴染みのある人のためにこのフリーペーパーも残していければと思います。また、私のような移住者や海外から遊びに来る人にもフレンドリーなサービスを展開していければと思います。つい最近ですが、びびなびのホームページは日本語、英語、中国語で自動翻訳されるようになりました。私が関わったお店の情報を、台湾の友人がチェックできたりするのはうれしいです。びびなびが地域の人の暮らしを便利にすると同時に、世界にこのエリアの魅力を伝えていけるといいですね。