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「リスクに効く薬」保険のプロがあなたの不安を解消します。
生活にはリスクが付き物。特にアメリカでは、小さな事でも訴訟に発展する場合があります。でも保険の知識さえあれば、対処できる事も多くあるのです!このコラムでは、皆さんの不安に効く保険の処方箋を提供します。
Vol.2 : どうする!? 事故処理
交通事故にあってしまった場合は誰もがパニック状態になってしまいます。 スムーズに事故処理をする為に、予めどうするべきかを把握しておく事は重要です。 今回は事故処理についてのQ&Aです。 読者の皆さんは準備OKですか?
- Q ...
- アメリカで事故をした場合には警察が来てくれないと聞きました。 自分でどうやって事故処理をすればいいのでしょう?
- A ...
-
小さな事故、怪我人がいない事故の場合は警察が来てくれない事が多いようです。警察を呼んでも、小さな事故の場合は「自分達でやりなさい」と言い残して去っていく場合もあります。交通量が多く事故の多発するアメリカでは仕方が無いのかも知れませんね。
では、自分達で事故処理する場合の手順をお知らせします。
- まず第一に車を安全な場所に止める。
- 怪我人がいる場合はすぐに911に連絡します。
- 怪我人がいない場合でも相手が酒気帯び運転と思われる場合は911に連絡して下さい。
- 情報交換 (下記に詳しく説明) *1
- 事故状況を簡単に絵に書いておく (同上) *2
- 相手側に過失を認めないようにして下さい。口論する事も避けてください。
- 車が安全に運転出来ない状態であれば、けん引サービスを呼んでください。
- 保険会社又は代理店にすぐに報告して下さい。
- *1 : 情報交換ですが、下記の情報を取って下さい。
-
- 相手の名前、住所、電話番号(自宅、会社、携帯)
- 同乗者の名前、住所、電話番号
- 車の所有者の名前、住所、電話番号
- 相手の車の車種、プレートナンバー
- 相手の保険会社名、ポリシーナンバー
- 目撃者の名前、電話番号
- *2 : 事故現場の状況を簡単に絵にしておくと役立ちます。
-
- 自分の走っていた道の名前、交差する道の名前
- 自分の車、相手の車の当たった場所をメモ
- 信号の有無、ストップサインの有無
使い捨てカメラを車に携帯しておくと便利です。事故現場、車の損傷部分の写真があると後で大変役立ちます。夜の事故に備えてフラッシュ付きの使い捨てカメラが便利です。
*** 事故情報書き込み用紙プレゼント ***事故の際に相手の情報などを書き込む用紙を差し上げます。 この用紙さえあれば大切な情報を聞き忘れる心配もありません。 ダイワ保険のお客様で無い方にも差し上げますので、希望の方は下記までEmail下さい。
claim@daiwains.com 件名に「事故情報書き込み用紙希望」とお書き下さい。
- Q ...
- 相手に当てられて車の修理をしたいのですが、相手の保険会社が全然連絡してくれません。 どうすればよいでしょうか?
- A ...
-
これもよくある質問です。解決策がいくつかありますので紹介します。
- 1) 車輌保険(Collision)に加入している場合
-
車輌保険に加入されているなら、相手の対応を待たずに自分の車輌保険を使って車の修理が出来ます。 この保険は過失に関係無く適用出来ますので、相手が悪い事故の時でも使えます。 「保険を使うと値上がりする」と思っている人も多いですが、保険が値上がりするかどうかは、「過失があるかどうか」で決まります。 自分に過失が無い事故であれば車輌保険を使っても値上がりしません。 車輌保険を使う場合には、Deductible(免責)を自分で負担する必要がありますが、この免責額も後から取り戻す事が出来ます。
- 2) 事故の担当者が分からない場合
-
相手の保険会社に電話をして、クレーム番号を伝えれば誰が担当しているかすぐにわかります。 クレーム番号が分からない場合は、相手の名前から検索してくれます。 万が一相手の保険会社にまだ事故報告がされていない場合には、新規に事故報告を入れる事も出来ます。
- 3) 担当者が分かっていて、連絡をくれない場合
-
まずは留守電にメッセージを残し、クレーム番号と自分の電話番号を残す。 それでも連絡がこない場合には、スーパバイザーを呼び出し連絡が取れない事を告げて下さい。 できれば担当者のEmailアドレスを取るようにしてください。Emailだと返答が早い場合もあります。
- 4) それでも連絡がこない場合、又は対応が遅すぎる場合
-
保険局(Department of Insurance)に事情をレポートするのも方法です。 レポートを受けると保険局は保険会社に事実関係を問い合わし、問題解決の手伝いをしてくれます。
困った時には自分側のエージェントにも相談すると良いでしょう。
事故の相手との情報交換で気をつけて頂きたい事があります。 相手の情報は免許証、レジストレーション、保険のIDなどを自分で見て書き写すようにして下さい。 過去にあった失敗例を紹介しよう。
- 相手から虚偽の情報をもらい、連絡がつかずに相手から請求できなかった。
- 「加害者が連絡をすべき」と思っている人が過去にも多くいました。相手から連絡すると言われ自分の情報を与えたが、相手から一切情報を取らず、結局連絡も来ない。当然請求も出来なかった。
- 家に忘れたから取りに帰ると言われ、そのまま逃げられた。
これらの失敗をしない為にも、まずは相手のプレートナンバーを書き留めておこう。 相手からもらった情報が嘘だったとしても、プレートナンバーがあれば相手を捜し当てる事が出来ます。 そして、相手の情報、保険の情報は実際に免許証や保険IDを見ながら書き写す事をお忘れなく!
- 今回の保険用語 : 「Rental Reimbursement」
-
事故で車を修理する際にレンタカーが必要です。 Rental Reimbursementカバーに加入しているとレンタカーの費用を払い戻してくれます。 一日毎の上限と日数の制限があります。 $30/30 daysと書かれている場合、一日$30まで、最高30日間と言う意味です。 但し、この保険ではガソリン代やレンタカーの保険代はカバーされません。 事故によって最初から運転不可能な場合は事故日から修理が終わるまでの期間カバーされますが、運転可能だった場合は、修理期間中のみしかカバーされませんのでご注意下さい(事故日から修理が始まる日までのレンタカー代はカバーされません)。 この保険はそんなに高い金額ではありませんので、是非加入をお勧めします。
Updated on 2008/ 6/ 1
Columnist's Profile
- ダイワ保険代理店(Daiwa Insurance Marketing, Inc.)
個人用、企業用など全ての保険を取り扱う総合保険代理店。多数の保険会社の商品を扱い顧客のニーズにあった商品を迅速、丁寧に提供する。全ての保険を取り扱う為、ダイワ一社で全て任せることが出来るのが特徴。
Daiwa Insurance Marketing, Inc.
- TEL:
- 310-540-8595
- FAX:
- 310-540-6554
- EMAIL:
- info@daiwains.com
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