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須坂市メールマガジン「虹のほほえメール」第1034号

■須坂市メールマガジン「虹のほほえメール」第1034号(2024年8月15日)

みなさん、こんにちは。
須坂市制70周年記念事業で行っている「100年後に残したい須坂」、多くの写真が集まっています。こんな須坂もあったんだ!と、驚きと発見と懐かしさがこみ上げる非常にイイ企画になっています(手前味噌で恐縮です)。投稿いただいた写真には優劣をつけず、すべてホームページに掲載していますので、ぜひご覧ください。

「100年後に残したい須坂」フォトギャラリー
https://www.city.suzaka.nagano.jp/soshiki/1020/4/eventinfo/5286.html

11月30日まで募集しています。みなさんの投稿もお待ちしています。

それでは、今週の虹のほほえメール、ご覧ください。

■□■もくじ■□■

【1】須坂市からのお知らせ
【2】市長のコラム

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【1】須坂市からのお知らせ
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◆【お宝募集延長!】出張!なんでも鑑定団in須坂市

ジャンル、年代は問いません。本物でなくても大丈夫です。鑑定お申込みをお待ちしています!

募集期間:8月23日(金)必着
申込方法:お宝の全体像や細部がわかる写真を3枚ご用意いただき、市役所政策推進課へご持参ください。
申込書と写真を須坂市役所政策推進課へ郵送でもOKです。

https://www.city.suzaka.nagano.jp/soshiki/1020/4/eventinfo/5503.html
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◆サタデー・ナイト・ズー

動物園の開園時間を夜9時まで延長します。夜の動物たちをご覧ください。
子ども向けイベントも多数ご用意しています。

開催日:8月15日(木)・17日(土)・24日(土)・31日(土)
券売:正面口のみ(午後8時30分までにご入園ください)

https://www.city.suzaka.nagano.jp/suzaka_zoo/
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◆総合防災訓練にご参加ください

日時:8月25日(日) 午前7時〜9時
会場:北部体育館・東中学校・高甫小学校
豪雨災害を想定し、避難行動を重点に各会場を避難所と想定して訓練を行います。
3つの会場のうち、お住まいの場所の近くの会場へお越しください。

https://www.city.suzaka.nagano.jp/soshiki/1010/8/5482.html
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◆「信州須坂の町並み」原画展

期間:10月27日(日)まで
会場:笠鉾会館ドリームホール

前期展:8月25日まで
中期展:8月27日〜9月23日
後期展:9月25日〜10月27日

入館料:200円
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日の火曜が休館)

https://www.city.suzaka.nagano.jp/kasaboko/
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◆信州岩波講座2024 聴講券発売中

講座1:8月24日(土)午後2時開講
基調講演:東京大学社会科学研究所教授 宇野重規さん
対談:ジャーナリスト国谷裕子さん/宇野重規さん

講座2:9月7日(土)午後2時開講
講演1:評論家 荻上チキさん「一人のワガママは、みんなの困りごとに通ず〜ソーシャルアクションの作り方」
講演2:NO YOUTH NO JAPAN代表 能條桃子さん「わたしたちの生きたい社会はわたしたちがつくる」

講座3:9月14日(土)午後2時開講
映画上映:「荒野に希望の灯をともす」(短縮版50分)
講演:「中村哲医師の遺産〜志を継ぐために〜」
講師:医師・ペシャワール会会長 村上優さん/ドキュメンタリー映画監督 谷津賢二さん

各講座聴講券:前売り1,000円 当日1,200円 学生以下は無料
手話通訳:2週間前までに事務局へお申し込みください。

https://iwanami.suzaka.jp/
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【2】市長のコラム
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長野県連合婦人会主催「2024年世界をひとつに 平和のつどい」

2024年8月9日(金)、メセナホールで、一般社団法人長野県連合婦人会主催「2024年世界をひとつに 平和のつどい」が開催されました。女性による平和運動を継続し「平和な地球を子どもたちに残そう」という願いをこめて開催されるつどいです。
私は、次のような祝辞を申し上げました。
(記録の意味もあり実際の祝辞より長文になっています。)

長野県連合婦人会のみなさまにおかれましては、日頃より地域の婦人会活動、社会貢献活動等にご尽力いただいていることに心より敬意と感謝を申し上げます。
本日、8月9日は長崎に原爆が投下された日です。この日に「2024年世界をひとつに 平和のつどい」が須坂市で開催され、平和について考える機会を設けていただけることに、地元として心から感謝とご歓迎を申し上げます。

中学生の頃、尊敬する叔父から、長崎で被爆した永井隆医師の著書「長崎の鐘」や「この子を残して」などの本をいただき、読んだことを思い出しました。

長崎市永井隆記念館
https://nagaitakashi.nagasakipeace.jp/japanese/

本日は講師として、オール沖縄会議共同代表で、パリテ・カフェ沖縄共同代表の糸数慶子さんにお越しいただいています。パリテ・カフェの「パリテ」とは、同等、同一を意味するフランス語だそうです。

沖縄といえば、2023年3月に長野県と沖縄県は観光交流連携協定を締結しました。現在、須坂市の旧小田切家住宅では、沖縄県長野県観光交流協定記念展示「琉球の歴史と伝統工芸」を開催しています。琉球の伝統工芸である紅型(びんがた)と琉球の歴史と風習を語る創作人形を展示しています。NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で使用された婚礼衣装「夫婦鶴に松竹梅」、2023年に内閣総理大臣賞を受賞した「雲に椿牡丹」なども展示されていますので、お出かけいただければ幸いです。

旧小田切家住宅 沖縄県長野県交流協定記念展示「琉球の歴史と伝統工芸」(8月25日まで開催)
https://www.culture-suzaka.or.jp/otagiri/exhibition/

また、2023年2月2日に沖縄県平和祈念公園で開催された「信濃の塔追悼式・慰霊祭」に参加した際、「ふじ学徒隊」の子孫の方と隣席になりました。私はこの時初めて小池勇助軍医と「ふじ学徒隊」を知りました。
ふじ学徒隊の小池勇助は現在の佐久市の生まれで、戦中に軍医として沖縄に出征し、女子学徒隊(ふじ学徒隊)の隊長となった方です。学徒隊解散の最後の訓示で、自決を覚悟する女子学徒たちに「必ず生き残って家族のもとに帰りなさい。絶対に死んではならない」と諭したそうです。そして「悲惨な戦争の最後を銃後の国民に語り伝えてくれ」と呼びかけ、一人ひとりと握手を交わし、女学生たちを集団自決させなかったそうです。

女子学徒の命を救った軍医 小池勇介(佐久市)
https://www.city.saku.nagano.jp/bunka/bunka/bunkajigyou/senjinkento.files/file2780.pdf

本日の会場であるメセナホールのロビーに、縦2.7メートル、横1.6メートルの白黒写真パネルが展示されています。1945年8月6日に広島に原爆が投下され、そのわずか約一か月後、爆心地から近い場所に咲いたカンナの花の写真です。75年間は草木も生えないといわれた広島で咲いたカンナの花は、人々に生きる希望を与えました。その写真パネル(「焦土に咲いたカンナの花」)は広島平和記念資料館に展示されていましたが、広島平和記念資料館のリニューアルに伴い、ご縁があり2017年に須坂市に寄贈いただき、現在メセナホールに展示されています。(リニューアル後の広島平和記念資料館の地下ホール入口には、縮小されたカンナの写真パネルが展示されています。)
本日ロビーでは、カンナの写真パネルと並んで映画ポスターによる「問いかける映画〜第二次世界大戦・太平洋戦争とは〜」展を開催しています。合わせてご覧ください。(このポスターは小林創さんから寄贈いただいたものです)

かんなちゃん紹介PDF(須坂市)
https://www.city.suzaka.nagano.jp/material/files/group/19/20171017_kannachan.pdf

司会の方が、私の祝辞終了後「焦土に咲いたカンナの花」とコメントをされ、カンナの写真についてご存知であったことに嬉しさと感謝の念を感じました。

1985年(昭和60年)、須坂市は日本国憲法に掲げられた平和主義の理念を市民生活の中に生かすことが地方自治の基本理念の一つであるとの思いの下、核兵器の廃絶を全世界に向けて訴え、美しい自然と輝かしい伝統を子々孫々に継承するため「非核平和都市」宣言を行いました。
そして、非核平和宣言10周年ならびに戦後50年の節目にあたる1995年から毎年、須坂市独自事業として「中学生平和学習事業」を行ってきました。市内の4つの中学の代表生徒が広島の平和記念式典に参加し、記念資料館の見学や被ばく体験者のお話を聞くなどし、戦争の悲惨さと平和について認識する大切な学習となっています。今年度も8月5日から1泊2日で8名の生徒が訪問しました。広報須坂8月号には、昨年参加した生徒の感想文を掲載しています。

広報須坂
https://www.city.suzaka.nagano.jp/gyosei/kochokoho_johokokai/1/3763.html

戦後79年が経ちますが、世界では未だに、国家間の対立や地域紛争、領土問題、宗教間の対立によるテロ行為など、平和に関し危惧しなければならないことが絶えません。私たち一人一人が自らのこととしてとらえ、どうしていくか考えることが大切です。
平和の大切さ、真実というバトンを子どもたちに渡すのは私たち大人の責務であります。この活動がますます発展し広がっていくことを祈念申し上げ、歓迎のあいさつとさせていただきます。

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最後までお読みいただき
 ありがとうございました☆

編集・発行:須坂市政策推進課
https://www.city.suzaka.nagano.jp
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  • 登録日 : 2024/08/14
  • 掲載日 : 2024/08/14
  • 変更日 : 2024/08/14
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