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須坂市メールマガジン「虹のほほえメール」第1057号

■須坂市メールマガジン「虹のほほえメール」第1057号(2025年1月30日)

■□■もくじ■□■

【1】市長のコラム
【2】須坂市からのお知らせ
【3】イベント情報
【4】つぶやき

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【1】市長のコラム
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「最長で詩情豊かな千曲川との共生」

須高郷土史研究会は2024年4月に創立50周年を迎え、これを記念して2024年12月に「紙で残す私の1枚」が発行されました。私も寄稿いたしました。

「最長で詩情豊かな千曲川との共生」

2022年11月に発行された「昭和の記録・私の思い出≪続編≫」でも千曲川について触れました。それほど千曲川に対する強い思いが、私にはあります。それは、様々な思い出とともに、千曲川(新潟県からは信濃川)が全長367キロメートルと日本一長い河川であることが、身近にあることが子ども心に嬉しかったことがあります。尊敬申し上げている須坂市ご出身の企業創業者の方が、会社名に「千曲不動産」という名称を付けられました。千曲川に関する思いがあったことと推察しております。

この原稿を書く前に、千曲川に行きました。子どもの頃に遊びに行ったことのある島があればと思っていましたが、須坂市側は、本流となっていました。千曲川は、本流が長野市側になったり、須坂市側になったりと変わります。

子どもの頃は、子どもだけで千曲川に行き、島で遊んだり、木杭を渡ったり、木登りをしていました。今考えると危険であったと思われるでしょう。ただ、このことが、自然への怖さと親しみを育てたと思います。こんな自分の経験から、孫二人を千曲川に遊びに連れて行った際は、島などでとても喜んで遊んでいました。

また、我が家は、祖父が千曲川漁業協同組合員であったことと農家には珍しい趣味人(遊び人)で、手漕ぎの川舟、大きな網や猟銃を持っていましたので、島で地引網をしたり、舟に乗せてもらいました。また、千曲川川岸は鳥類が多いので絶好の狩猟場でもありましたし、流し針、ウナギ胴(竹などで編んだ筒状の漁具)などでウナギなどを獲っていました。当時の千曲川はきれいでしたので、それを食べていました。以前、日本人の主要な動物性蛋白源は、魚介類といわれましたが、千曲川近辺では、まさに、川魚でした。小千曲という支川がありますが、子どもの頃は水量が多く、池のようになっており、魚が沢山いて、遊漁券がないと釣りができないので別名
「禁漁区」といわれていました。私は、小川で魚を掴めることが得意で沢山獲れるので釣りはしませんでしたが、禁漁区で魚釣りをしたという話を、他の町の人からよくお聞きしました。千曲川堤防は、乳牛の実質的な牧草地になっていました。私は、小学校から帰ったあと、時々、牛を自宅に連れて帰ることがありました。牛は、性格がおとなしく、賢いので、子どもにもこのようなことができました。

また、千曲川河川敷の土壌は極めて肥沃で、適度に粘土質を含んだきめが細かい砂壌土であるため、長芋、里芋、ゴボウ、リンゴ、桃、野菜など農産物の生産には最適です。さらに、障害物となる石がないため、芋類がまっすぐ伸びます。県外の有名な里芋を食べた際、粘り気のなさに驚きました。須坂市の千曲川河川敷の長芋、里芋は、同じ千曲川河川敷の「信州の伝統野菜・飯山市坂井芋(里芋の地域名)」や松代の長芋と同様に高い品質と感じます。

私は、1949年(昭和24年)4月30日に、上高井郡豊洲村大字相之島で生まれました。そして同年9月1日に長野県を襲ったキティ台風により村山・相之島地区の千曲川堤防が破堤しました。さらに、9月23日にも強い前線により増水害の被害にあいました。私は、もちろん記憶にありませんが、自宅の壁には、長い間、浸水した痕跡が残っていました。

千曲川に加えて天井川「百々川」の脅威(千曲川河川事務所 千曲川・犀川直轄改修100周年記念事業)
https://www.hrr.mlit.go.jp/chikuma/100th/repair/panel06.html

また、生まれた年に水害にあったということ、その後の1959年(昭和34)の伊勢湾台風などの被害により、私の人生観には水害の影響が強く影響しています。長野県庁に就職した際に最初に配属された土木部道路維持課管理係は、災害による通行止め等を担当していましたし、災害後の災害査定では一事務員として災害現場に随行させていただきました。
市長就任後は、2004年(平成16年)10月の台風23号災害、2006年(平成18年)7月の豪雨災害、令和元年東日本台風(2019年)などがありましたので、防災対策は、市政の一番の重要施策と考えております。
令和元年東日本台風により、甚大な被害が発生した信濃川水系において、国、県、市町村が連携し「信濃川水系緊急治水対策プロジェクト」を進めています。

信濃川水系(千曲川)緊急治水対策プロジェクト(千曲川河川事務所)
https://chikuma-kinkyu.com/

国、県、市町村が連携し、1.堤防強化等の河川における対策、2.排水機場の整備等流域における対策、3.住民等まちづくり、ソフト対策を実施していくことで、「信濃川本川の越水防止」を目指しています。

なお、北相之島町及び相之島町では、長野県内では先駆的なコミュニティタイムラインを策定しました。(この原稿作成後、2024年に村山町でも策定しました。)これらについて、特に、国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所及び長野県建設部須坂建設事務所には、住民目線にたって指導、事業を行っていただいております。心から感謝を申し上げます。

千曲川北信地域の長野市、須坂市、小布施町、中野市、飯山市の5市町では、広域観光ルートの構築、地域の歴史・文化の伝承、未来へ繋げる関係人口の育成等により、広域観光の推進と地域活性化に取り組んでいます。この取組の充実を図るため、5市町をつなぐ千曲川を活用し、各市町の水辺拠点で親水護岸、管理用通路等を整備するほか、現在行われている水辺アクティビティやスポーツイベントでの広域な連携、さらに、アウトドア民間事業者や鉄道事業者とのタイアップによる広域観光ルートの構築を目指しています。この一環として、千曲川河川事務所は、須坂市福島町を始め各市町でカヌーポートを整備されています。

飯山市公式サイト|千曲川北信5市町かわまちづくり
https://www.city.iiyama.nagano.jp/soshiki/dourokasen/kanri/kawamachi/top

母なる千曲川が、子々孫々にわたって、より安全で、より多くの方に親しまれる河川になることを願っております。

須高郷土史研究会
https://sukoukyoudoshi.wixsite.com/sukou

「紙で残す私の1枚」は、市立須坂図書館で借りることができます。

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【2】須坂市からのお知らせ
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◆図書館の平日の開館時間が変わります

2025年4月1日から、平日の開館時間を変更します。
【現在の開館時間】平日:午前9時〜午後7時
【2025年4月1日以降】平日:午前9時30分〜午後7時
土曜・日曜・祝日は、これまでどおり午前9時から午後5時までの開館です。

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【3】イベント情報
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◆「100年後に残したい須坂」写真展

市制施行70周年記念事業で皆さんからご応募いたただいた写真を一挙展示します。
撮影者の思いや、現像した写真ならではの繊細な色や細部をご覧ください。

期間:2月1日(土)〜28日(金)午前10時〜午後4時
会場:臥竜山公会堂内「ギャラリー臥竜公園」
入場:無料

https://www.city.suzaka.nagano.jp/soshiki/1020/4/eventinfo/6375.html
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◆男女共同参画いきいきフォーラム

開催日:2月1日(土)午後1時30分〜
会場:メセナホール小ホール
無料託児あり(事前予約が必要)

事例発表:キラキラぱ〜くの活動発表
講演:「知っていて損はない! あなたの身近な法制度 〜ご相談・ご支援の現場からのメッセージ」
講師:弁護士、元長野県男女共同参画審議会委員 有吉美知子さん

https://www.city.suzaka.nagano.jp/soshiki/4030/6238.html
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◆アシストスーツ体験会

長時間の立ち仕事、前かがみでの作業、腕上げ作業、上向き作業など、体の負担軽減を目的として開発されている多種多様なアシストスーツの体験会。

開催日:2月5日(水)午後1時30分〜4時
会場:シルキーホール 第1ホール
対象:どなたでも(要申込)

https://www.city.suzaka.nagano.jp/mokuteki/shigoto/3/6146.html
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◆蔵の町並みキャンパス2024年度成果発表会

日時:2月8日(土)午後1時〜4時30分
会場:シルキービル3階
内容:学生による発表と作品展示
駐車場は長電須坂駅パーキングをご利用ください。帰宅時に受付で無料券をお渡しします。

https://www.city.suzaka.nagano.jp/soshiki/1020/4/eventinfo/5305.html
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◆助け合い推進大会

開催日:2月15日(土)午前10時〜午後0時15分
会場:メセナホール小ホール

講演:「須坂流 オレたちはどう生きるか!〜新時代の生き方・死に方講座〜」
講師:医師 奥知久さん

問い合わせ:026-214-2994(須坂市社会福祉協議会)
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◆大人も子どもも楽しめる「botaマルシェ」

ハンドメイド作品やワークショップ、フード、スザカイザーも登場。

開催日:2月15日(土)午前10時〜午後3時
会場:bota

https://suzaka-bota.jp/news/1504
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◆長野ガロンズホーム試合

開催日:2月15日(土)午後2時〜、16日(日)正午〜
会場:市民体育館
対戦相手:レーヴィス栃木

https://garons.jp/
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◆三十段飾り 千体のひな祭り開催中

期間:5月18日(日)まで
会場:世界の民俗人形博物館、須坂版画美術館、歴史的建物園
入館料:600円

https://www.culture-suzaka.or.jp/hinamatsuri/index2025.html
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担当のつぶやき
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鬼は外、福は内。
節分のたびに追い出される鬼ですが、追い出された後はどうしているのでしょう?戻ってきて、家族に交じってシレっとお茶を飲んでいたりして。

もし鬼が見えたとしたら、「あっ鬼!また来てんのか!」「入ってくるなって言ってるだろう」「勝手に冷蔵庫を開けるんじゃない!」「出ていけー!おーい、豆もってこい、豆」
・・・なんて、コントのような光景が、日本中で年に何度も繰り広げられるのかも。ちょっと見てみたい気もします。

今年の節分は2月2日です、お間違えのないように。

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最後までお読みいただきありがとうございました☆
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編集・発行:須坂市政策推進課
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  • Fecha registrada : 2025/01/29
  • Fecha de Publicación : 2025/01/29
  • Fecha de cambio : 2025/01/29
  • Vista de Página. : 
Acceso Web No.2503515