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みなさんこんにちは。岡山市感染症エクスプレス令和5年12月1日号です。
　このメールマガジンでは岡山市の感染症発生動向調査（週報）の速報やトピックについて発信します。

■感染症発生動向調査　週報（速報）
　咽頭結膜熱の定点あたりの報告数が増加傾向であり、岡山県下で注意喚起の通知が発出されました。また、インフルエンザの増加傾向が続いていることから、岡山県は本日、「インフルエンザ警報」を発令しました。引き続き感染対策に留意してください。

◇第47週（11/20〜11/26）で定点あたりの患者報告数が多かった疾患
１)インフルエンザ　607件　定点あたり　27.59（前週　519件　定点あたり　23.59）
２)感染性胃腸炎　98件　定点あたり　7.00（前週　98件　定点あたり　7.00）
３)咽頭結膜熱　66件　定点あたり　4.71（前週　58件　定点あたり　4.14）

◇第47週（11/20〜11/26）の定点あたりの患者報告数と前週との比較では
※前週を（　）で表記
新型コロナウイルス　　　1.14（1.14）　　〔→〕
インフルエンザ　　　　　27.59（23.59）　〔↑〕
RSウイルス感染症　　 　 0.07（0.07）　　〔→〕
咽頭結膜熱　　　　　　　4.71（4.14）　　〔↑〕
溶連菌感染症　　　　　　3.00（2.50）　　〔↑〕
感染性胃腸炎　　　　　　7.00（7.00）　　〔→〕
水痘　　　　　　　　　　0.21（0.07）　　〔↑〕
手足口病　　　　 　 　　0.71（1.00）　　〔↓〕
伝染性紅斑　　　　　　　0.00（0.00）　　〔→〕
突発性発疹　　　　　　　0.21（0.36）　　〔↓〕
ヘルパンギーナ　　　　　0.14（0.07）　　〔↑〕
流行性耳下腺炎　　　　　0.07（0.21）　　〔↓〕
急性出血性結膜炎　　　　0.00（0.00）　　〔→〕
流行性角結膜炎　　　　　0.60（0.60）　　〔→〕
となっています。

※この週報は速報性を重視していますので、今後の調査などの結果に応じて、若干の変更が生じることがあります。


◇例年や前週までの感染症動向については下記のホームページをご参照ください。
　〇岡山市ホームページ「感染症発生動向（岡山市感染症情報センター）」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?02cUIObf7m

◇感染症発生動向調査週報とは
『感染症の予防および感染症の患者に対する医療に関する法律』で規定された感染症のうち、インフルエンザや感染性胃腸炎などの定点把握対象疾患は、選出した医療機関（定点医療機関という）のみから報告され、患者数を調査集計することにより感染症の流行状況をモニタリングしています。
　定点把握対象疾患のうち、内科・小児科・眼科定点疾患は、市内の定点医療機関から毎週報告を受けており、1週間の患者報告数を定点医療機関の数で割ったものを定点あたりの報告数として集計しています。

【今週のトピック】咽頭結膜熱の患者が増加中！
咽頭結膜熱は通称プール熱とも呼ばれる、発熱や目、喉の炎症を引き起こす感染症です。通常は夏季に流行しますが、今年は10月半ばから患者数が急増し、定点当たり報告数が国の警報基準値の「３」を超えたことから、岡山県は11月24日に咽頭結膜熱の注意喚起を行いました。咽頭結膜熱の原因となるアデノウイルスには、アルコール消毒が効きにくいという特徴があるため、予防には、石鹸と流水による手洗いやうがいが有効です。基本的な感染対策を改めて心がけましょう。
　〇岡山県ホームページ「咽頭結膜熱（プール熱）患者が増えています（注意喚起）」　
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?12cUIObf7m

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　〇岡山市ホームページ「岡山市感染症エクスプレス　バックナンバー」はこちら
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