僕は、野球選手を目指してアメリカに来ました。AOI COLLEGEのクラスには、中国人やブラジル人など、ほかの国の留学生がたくさんいるけど、みんなものすごく積極的なのでびっくりしました。改めて、日本人は恥ずかしがり屋で消極的だと気付きました。
中学2年生の時、メジャーリーグ選手に憧れて、よく彼らのスタイルを真似していました。中でも、好きだったのはアーロム・バルディリス選手。横浜DeNAベイスターズ時代に三塁手を務めた選手で、僕も当時サードだったので親近感もあったと思います。思い返すと、アメリカに興味を持つようになったのもその頃かな。
高校生になってからは、映画『ワイルド・スピード』『ミッシング・ID』『コン・エアー』などを見て、アメリカ映画は面白い、登場人物の振る舞いもかっこいい、アメリカ人みたいになりたい、英語を話したいと思うようになりました。その頃2歳年下のガールフレンドもできて、彼女の夢が「世界中のディズニーランドを回りたい」なので、僕は英語を話せるようになって、彼女を世界中のディズニーランドに連れて行ってあげたいと思っています。
アメリカに来て驚いたのは、人がすごく親切だし、やっぱり映画で見たようにかっこいいこと!それから、日本では、基本的に知らない人に挨拶はしないけれど、アメリカでは目が合っただけでスマイル!車の中でも目が合っただけで“Hello”といってくれるので、すごくフレンドリーだと思います。食べ物では、ハンバーガーやピザがとにかくおいしい!ただ、ほかの食べ物は正直日本の方がおいしいけど(笑)。
天候が良いのも魅力です!特にカリフォルニアは天気が良くて、雨があまり降らないから計画も立てやすいです。それから、日本の公園は子どもが中心だけど、こちらの公園は、大人も多いですよね。年齢を問わず利用できて、気軽に運動できる設備が整っているのもすごい。バスケットコート、テニス用の壁、散歩道や、ビーチバレーコートなどがあって、しかも無料で使えるのがうれしいです。
また、個人的な感想ですが、アメリカ人は早起きで健康的だと思います。ジョギングやストレッチをしたり、ストイックに鍛えたりしている人が多い印象です。先週末もビーチに行ったら、お店の中にエクササイズルームがあり、ラダーでアジリティーサーキットを作って走り込みをしている人がいました。運動が習慣化しているせいなのか、体のラインのきれいな人が多いような気がします。それと姿勢が良いのも印象的です。日本は痩せている人は多いけど、床に座る習慣もあるからか、骨盤が後ろに傾斜して姿勢があまり良くないです。でもアメリカでは、有酸素運動だけでなく筋肉を付けるためにトレーニングしている人がたくさんいると思います。服装も、着やすさを重視している感じ。シンプルでカジュアルなのに、おしゃれに着こなしている人をよく見かけます。日本のおしゃれは、「ガマン」というか、たとえば、寒いのに足を出して無理したりする。それから堅苦しいという感じもしますね。
今住んでいるアーバイン市は、まるで映画のセットのような街並み。道路に植えられている木の間隔も均等で、町のどこを見てもきれいです。レトロな店もあり、手書きのような字体の看板を掲げていたりして、全てがおしゃれだと思う。
これからオレゴン州に移りますが、消費税が0%と聞いて驚いています。日本では今後消費税が20%になると言われているし、国会で平然と寝ている人に税金をいっぱい払いたくないです(笑)。日本は旅行で行くには楽しそうだけど、アメリカの方が暮らしやすいかも。将来はやっぱりアメリカに住みたいです!