アメリカで快適な車生活を送るための基礎知識

「地域密着」がモットー、23年の「カリフォルニア正規ディーラー」としての経験を活かし、購入から、免許取得、保険加入、メンテナンス、売却、事故対応、などアメリカ生活に欠かせない「車」に関する情報、“基礎”から“裏ワザ”までお届けします。

2019年 3月 15日更新

第1回 : ロサンゼルスの車事情

ロサンゼルスは「車社会」です。日本のように電車やバスなどの交通機関は都市部以外発達しておらず、フリーウェイが網の目のように広がり、どこへ行くのも車での移動が早くて便利です。生活が比較的狭いエリアで済ませられる日本に対し、「生活移動範囲の広さ」もロサンゼルスの大きな特徴で、特に郊外に行けば行くほどその傾向は強まり、車はなくてはならないものになります。徒歩や自転車で近所にお買い物へ、という日本ではよくある光景がここでは珍しく、どこへ行くにも移動手段は車が主流です。最近ではUberやカーシェア・サービスの普及が著しく、これらのサービスをうまく活用すれば、この「車社会」に対応できるようになりました。時代は変わりましたね。

ロサンゼルス車事情のもう一つの側面として、日米の車文化の違いがあります。「自動車大国、先進国」であるアメリカでは、車が生活に密着し、免許取得可能な16歳の頃から車に触れる機会が多々あり、修理やメンテナンスなども自己管理で行いますから、車検制度に守られた日本の車文化とは大きく異なります。特にカリフォルニア州ロサンゼルスでは、昔、僕たちが映画で観たあの世界、10代の若者達がフルサイズのアメ車を自分達でカスタムや修理をし、車を楽しむ姿が身近にあります。

「車の整備、メンテナンスは自己管理で」となると、中には壊れなければメンテナンスは行われず、そのまま販売市場に流れる車も多くあります。車検制度によって、ある程度コンディションが均一に維持管理される日本とは車事情が異なりますので、中古車選びはより慎重に行わなくてはいけません。

ロサンゼルスの中古車購入手続きは、いたってシンプル。お支払いを済ませれば、購入された車に即日乗って帰ることができます。これはDMV、日本でいう陸運支局の自動車登録の方法の違いによるもので、日本では購入者名義に登録完了後はじめて納車可能で、ディーラー手続きでも1週間ほど、個人手続きですとさらに時間がかかりますし、車庫証明(自動車の駐車スペース証明)も必要ですが、ロサンゼルスではディーラー購入なら、その場で運転に必要な仮の登録証を発行、個人間購入なら車の権利書の受け渡しのみで運転可能になります。運転免許取得前でも車の購入が可能ですので、渡米後すぐに車を購入し、レンタカーやUberなどの経費節約をされたい方は、日本での国際免許取得をお勧めします。

シンプルに購入できてしまうからこそ、中古車の品質確認は慎重に行いたいもの。事故歴の有無、前オーナー数、整備履歴といった車の履歴、権利書の有無など、中古車を購入する上で最低限確認したい点ですが、「ディーラー」か「個人」から購入するかでそれぞれの注意点、メリット/デメリットがあります。

では、実際どのような点に気を付けたらいいのか?次回「ロサンゼルスで中古車購入」でさらに詳しくご説明します。

2019年 3月 15日更新

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