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Joseph L Pittera Law Office of Joseph L. Pittera yumi.jpitteralaw@gmail.com

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離婚の「引き金」を知る 「子育て方針の違い」

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離婚の基礎知識 ~これは絶対に知っていないと損をする!
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離婚裁判で知っておきたいこと ミディエーターでは難しい?「利益相反」問題解決
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離婚裁判で知っておきたいこと 「離婚申請 ~ケース② 配偶者からの暴力~」
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離婚裁判で知っておきたいこと 「離婚理由を問わないアメリカの制度 ~ノーフォルト・ディボース~」
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離婚裁判で知っておきたいこと 「離婚手続きを始める“正しいタイミング”とは」
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離婚の「引き金」を知る 「①夫婦の考え方・生き方の違い」
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離婚の「引き金」を知る 「子育て方針の違い」

ジョセフピテラ弁護士の『家族や離婚にかかわるトラブル』かけこみ寺

家族や離婚にかかわるトラブルで悩むすべての方の力に。1994年以来の長年の経験と実績をもつジョセフピテラ弁護士監修で離婚や家族のトラブル、及びそれらにかかわる刑事事件を絡めながら問題解決に役立つ情報をお届します。さまざまな情報が飛び交うこの時代で正しい情報・知識を発信し迅速な問題解決につながるようお手伝い致します。

Updated on 2026/ 1/ 23

Vol.39 : 離婚の「引き金」を知る 「子育て方針の違い」

子育ての考え方がすれ違うとき

第38回「離婚の『引き金』を知る ①夫婦の考え方・生き方の違い」では、結婚後の価値観の変化が離婚のきっかけとなるとご説明しました。今回は、国際結婚・海外在住夫婦にとっても非常に大きなテーマである「子育ての考え方」に焦点を当てたいと思います。

これまで多くの離婚に関する相談を受けてきましたが、子育てに対する価値観の違いが、結果的に離婚という選択につながってしまうケースは決して少なくありません。それは単なる意見の食い違いではなく、夫婦それぞれの人生観や育ってきた背景が、子どもの教育方針という形で表面化するからです。

教育と住環境の価値観の違い

例えば、夫婦それぞれが「自分が受けられなかった教育を、子どもには与えたい」と考えていても、公立校か私立校か、塾に行かせるかなど多くの選択肢の中から、話し合いをしながら決めていく必要があります。住環境においてもそれは同様で、「安全で環境の良いエリアで子どもを育てたい」という思いは、親ならごく自然な感情ですが、賃貸か購入か、コンドミニアム(マンション)か戸建てか、どの地域に住むかなど、夫婦で決定しなければならないことがたくさんあります。そして、経済的な問題が発生する可能性も高いです。私立校の学費も決して安くはありません。そして良い学区や治安の良い地域は家賃や住宅価格が高いと予想できます。最初は2人で納得して始めた選択でも、時間がたつにつれて家計が苦しくなり、夫婦の間に溝が生まれてしまうことがあるのです。

日本語教育と将来への不安

アメリカに住んでいる夫婦の場合、大きな問題になりやすいのが、日本語教育です。将来、日本へ帰国する可能性を考えたとき、「子どもが日本語を話せないと困るのではないか」「祖父母と会話ができなくなるのではないか」という不安から、日本語補習校に通わせたいと考える親は多いです。一方で、日本語補習校などの学費や送迎の負担、そして宿題などによる子どもの負荷を理由に反対する配偶者もいます。この日本語教育をめぐる問題が、夫婦間で深刻な対立に発展するケースも少なくありません。

感情的になる前に、専門家の力を借りる

また、子どもの登校拒否や引きこもりといった問題が重なると、「どちらの育て方が悪かったのか」と責任のなすり合いになり、感情的な衝突が止まらなくなることもあります。子どもの心身のケアとして、医療やメンタルヘルスの専門家の支援が必要になる場合もあります。しかし、生活自体が立ち行かなくなり、話し合いができないまま離婚に至るケースが後を絶ちません。

夫婦は感情的になりやすく、また立場上、どうしても「利益相反(Conflict of Interest)」に関連することがほとんどです。離婚における利益相反とは、夫婦それぞれの利益が対立している状態です(詳細は「第28回:離婚裁判で知っておきたいこと ミディエーターでは難しい?『利益相反』問題解決」「第29回: 離婚裁判で知っておきたいこと 『利益相反』問題勃発。迅速な行動と決断を」)。だからこそ、早い段階で弁護士などの専門家に相談することが重要です。まずは、自分の状況を正直に正確に伝えることが大切だと私は考えています。「お金がかかるから学校に行かせない」「ホームスクーリングと言いながら、実際には子どもが家でゲームばかりしている」こうした本末転倒な状況に陥る前に、冷静な判断を支えてくれる第三者の存在が不可欠なのです。

次回は、国際結婚が破綻する際に引き金になりやすい「カルチャーショックと適応力の差」について、詳しく解説していきます。

当事務所では、離婚に関するご相談を受け付けています。日本語でお気軽にお問い合わせください。

※ケースは個々によって異なるため、必ず専門弁護士にご相談ください。

Updated on 2026/ 1/ 23

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Columnist's Profile

弁護士Joseph L Pittera(Law Office of Joseph L. Pittera)

1994年より法律全般に携わり、特に親権・養育費・DV問題、離婚に伴う財産分与など家族や離婚にかかわる家族法に関して豊富で幅広い経験を持つ。それだけでなく、刑法、破産法、会社法などの様々なケースを取り扱ってきた。他の弁護士事務所ではあきらめられてしまったような複雑なケースも最後まで根気よく対応している。

24時間日本語無料法律相談も行っているのでいつでも日本語で相談できる。

※本コラムはJoseph L. Pittera弁護士による法律アドバイスを日本人パラリーガルが翻訳・編集したものです。

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