カリフォルニア州公認心理カウンセラー (Licensed Marriage and Family Therapist)
荒川龍也 Tatsuya Arakawa Therapy tatsuya.arakawa.lmft@gmail.com

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アメリカに住む日本人独特の生きづらさ

백넘버

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不安・心配の対処法~ポジティブ思考に騙されるな!
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アメリカに住む日本人独特の生きづらさ

【ココロの健康のために】CA州公認心理カウンセラーが伝える正しい心理学

落ち込みたくない、心配しすぎたくない、子育てで悩みたくない。そんなあなたに、「うつ病と不安、子どもとその家族」専門のCA州公認心理カウンセラーが、心に関しての正しい知識や対処法をお教え致します。

2021년 4월 21일 갱신

제8회 : 「先送り」のメカニズムとその対処法

こんにちは。カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。

今回は、たびたびご相談頂く「先送り」のメカニズムと、その対処法についてお話し致します。

先送りとは、やらなくてはいけないと分かっているのに、ほかのことに手を付けてしまい、締め切りギリギリまでやらず、直前になって終わらせることです。誰もが一度はやってしまったことがあるのではないでしょうか。試験勉強しなくてはいけないのに卒業アルバムを見てしまう、または掃除を始めてしまうなどは、お決まりでしょう。実は、年齢関係なく子どもも大人もこの先送りで悩みます。よく、タイムマネジメントができていないからだとシンプルに考えられがちですが、実はそうではありません。

仕組み

そもそも、なぜ先送りをしてしまうのかを説明しましょう。いくつかセオリーがありますが、今回はその中のいくつかをご紹介します。

ネガティブな感情を避けたい

どんなことするにしろ、人間は感情を感じます。その感情がポジティブであろうがネガティブであろうが、人間は感情と共に生きています。先送りはそのネガティブな感情を避けるための行動です。例えば、どうしてもやりたいことであれば、否が応でもそれをやろうとします。やりたいことをやると「喜び」や「幸せ」など、ポジティブな感情を感じられるからです。反対に、例えば、今まで全くやったことのない宿題や仕事を与えられれば、「うまくできるだろうか?」という不安や「自分には絶対できない」と思い込んでしまい悲しくなります。これらネガティブな感情と向き合うことがあまりにも辛すぎると、先送りにつながってしまいます。

自己防衛

人間誰しも、価値のある人間だと思われたいものです。しかし、自らの価値を他人からの評価に頼りすぎると、自己価値=自らの能力=自らのパフォーマンスという式ができあがってしまい、先送りの原因になります。素晴らしいパフォーマンスを披露しなければ、自らは能力があり価値がある人間だと思われない。しかし、素晴らしいパフォーマンスを必ず披露できるという保証もない。よって、締め切りのギリギリまで何もせず、残り数時間で終わらせることで、たとえ思い通りのパフォーマンスができなかったとしても、「それは時間が足りなかったから。決して自分の価値を下げる証明にはならない」と言えます。つまり、自分を守るために先送りをするのです(出典:Voge, 2017)。

ADHD(注意欠如・多動性障害)の可能性

そもそも、ADHDだから物事に集中して取り組むことができない可能性も否定できません。なぜなら、先送り自体がADHDの症状の一つだからです。

心の病と先送りの関係

先送り自体は誰でもすることですが、先送りをすることが習慣化してしまうとそれは問題です。子どもの場合、宿題をギリギリまでやらず、締め切りの数時間前から始めるというのがよくあるパターンです。これが習慣化してしまっている子どもは、不安障害やうつ病の可能性があります。もしくは、それらも含めた心の病を発症しかねません。これは大人の場合も同様です。また、締め切り間際になって手を付け始めるが故に、睡眠時間を削ったり、最悪の場合全く寝ずにタスクを終わらせたりする人も多く見受けられます。この場合、睡眠障害を引き起こしてしまいかねません。最後に、先送りを習慣化してしまうと、当然のことながらタスクの質は落ち、子どもの場合は学校の成績に、大人の場合は家庭や会社でのパフォーマンスなどにネガティブな影響を及ぼしてしまい、結果として自信喪失につながりがちです。

対処法

次に、先送りの対処法について具体的に説明します。

まずは認めること

先送りの一番の問題としては、先送りをしていることを自分で気づくことができない点です。また、例え気付いたとしてもそれを認めることが難しいことです。どんな問題も、まずは気付きそれを認めることができないと、そもそも対処しようがありません。

ネガティブな感情でもいい

もし、ネガティブな感情を避けるために先送りをしてしまっているのだとしたら、その感情と向き合ってあげることが大事です。以前にも書きましたが、日本はメンタルヘルスの理解やシステムがアメリカのそれらと比べて非常に遅れているため、どんな人でも適当にメンタルヘルスに関して発言できてしまう国です。その結果、間違った情報が常識になっていることが多々あります。その一つとして、ポジティブ思考が全ての問題を解決するかのように諭されてしまっていますが、これは間違っています。人間、起きている間、ず~っとポジティブ思考でい続けることは不可能です。よって、ネガティブ思考になってもネガティブな感情を抱いてもいいのです。やりたくないものはやりたくないのです。それでもその感情にどっぷりつかりすぎてしまうと結局先送りしてしまいます。このための対処法に関しては、第1回コラム「不安・心配の対処法~!ポジティブ思考に騙されるな!」をご覧ください。この対処法は、ほかのネガティブな感情にも有効です。

原点回帰

そのタスクをこなさなくてはいけない元々の理由を考えてみることも大事です。その一つのタスクをこなすことで、小さな目標を達成することができる。そしてそれらの積み重ねが、原点である大きな目標につながっていく。この原点を思い出すことでモチベーションを保つきっかけになるかもしれません。

自己価値≠自らの能力

もしあなたが、「自らの価値は自らの能力によって判断される」ことを恐れていると気付けたのなら、それは事実ではないと認識してあげることが大事です。人は成績や学歴や収入で決まるのではありません。優しさや思慮深さなど、その人の人間性が重要なのです (出典:Voge, 2017)。

ADHDの場合

もし、ADHDの場合は、専門家の手助けが必須と考えて頂いた方が良いでしょう。ご自分もしくはお子さんがADHDかどうかを判断してもらうために、まずは専門家(心理カウンセラーや精神科医)に相談してください。くれぐれもインターネットなどで調べて自己診断しないように気を付けましょう。

本当にやらなくてはいけないことなのか

先送りの相談をされる人の中には、あまりにも「タスクをこなすことに喜びを感じ過ぎ」ていたり「やらなくてはいけないことを忘れるのが嫌だから」などの理由で、非常に多くのタスクをこなすよう心掛け過ぎている人がいらっしゃいます。その結果として、一日に自分のキャパシティー以上のタスクをこなすよう計画し、結果として全てこなせず先送りになってしまっています。このような場合、タスクの優先順位を見極め、今日本当にやらなくてはいけないことのみに集中することが大事です。

以上、先送りのメカニズムとその対処法でした。
ご質問などがありましたら、お気軽にご連絡ください。

《出典》
  1. Voge, N. (2017). “self worth theory: the hidden key to understanding and overcoming procrastination [video].” TED x Princeton U. https://www.youtube.com/watch?v=52lZmIafep4

2021년 4월 21일 갱신

アダルトチルドレンの方のためのオンラインコースのご案内

アダルトチルドレンからの脱却には正しい知識を得て、心理カウンセリングを受ける事が一番の近道です。しかし、費用などのさまざまな理由で心理カウンセリングを受けられない方が大変多いことに気付きました。そして、残念ながらそういう方はインターネットで対処法などを探すのですが、日本の精神医療の大幅な遅れが原因で正しい情報ではなく間違った情報を得てしまい、それがさらにアダルトチルドレンの状態を悪化していることにも気付きました。

このような方のために、心理カウンセラーとして自分に何ができるかを考えオンラインコースを作成いたしました。こちらが詳細になります。

オンラインコースでは、心理学先進国である米国の大学院を卒業した心理カウンセラーから、正しい心理学の情報によるアダルトチルドレンからの脱却法を学んで頂くことで、生きづらさの緩和が期待できます。ご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

ご質問等があれば、メール(tatsuya.arakawa.lmft@gmail.com)、
もしくは下記フォームよりお気軽にご連絡ください。30分間の無料コンサルテーションも提供しています。

荒川龍也 LMFT (#82425)
カリフォルニア州公認心理カウンセラー

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Columnist's Profile

カリフォルニア州公認心理カウンセラー (Licensed Marriage and Family Therapist)荒川龍也(Tatsuya Arakawa Therapy)

富山生まれ、名古屋育ち。小学校高学年頃からいじめなどが原因で心の病を患う。中学時には教師からの体罰に苦しみ、いじめが原因で不登校に。16歳で高校中退。2年間のカウンセリングを受けた後、夜間高校に入学。老人ホームでのボランティアで人の話を聞くことで聞く事の喜びを学ぶ。すぐに学校を辞めてしまう生徒が多い夜間高校で、話を聞くことにより下級生の高校中退を何度も防ぐことができ、話を聞くことの力を知る。この頃アメリカに短期留学し、魅了される。愛知県の大学院教授にアメリカは日本より100年心理学が進んでいるといわれ、心理カウンセラーを目指して渡米。カリフォルニア州立フラトン校大学院カウンセリング専攻卒業。大学院卒業後、3000時間のインターン時間を終え、国家試験を二つ合格し、現在のカリフォルニア州公認心理カウンセラーの資格を取得。子どもとその家族、重度の精神障害者とその家族、薬物中毒のクライアント等、多岐にわたり経験を積む。現在はトーランスで開業し、カウンセリングを提供。専門は、子どもとその家族、不安とうつ病。

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