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みなさんこんにちは。岡山市感染症エクスプレス令和5年11月2日号です。
　このメールマガジンでは岡山市の感染症発生動向調査（週報）の速報やトピックについて発信します。

■感染症発生動向調査　週報（速報）
　前週に引き続き、インフルエンザの定点あたりの感染者数が増加傾向であり、第43週は今シーズンの最多を記録しました。全国的にも増加傾向であり、引き続き注意が必要です。

◇第43週（10/23〜10/29）で定点あたりの患者報告数が多かった疾患
１)インフルエンザ　315件　定点あたり 14.32（前週　184件　定点あたり 8.36）
２)感染性胃腸炎　63件　定点あたり 4.50（前週　49件　定点あたり 3.50）
３)咽頭結膜熱　35件　定点あたり 2.50（前週　15件　定点あたり 1.07）

◇第43週（10/23〜10/29）の定点あたりの患者報告数と前週との比較では
※前週を（　）で表記
新型コロナウイルス　　　1.73（1.45）　〔↑〕
インフルエンザ　　　　　14.32（8.36） 〔↑〕
RSウイルス感染症　　 　 0.00（0.07）　〔↓〕
咽頭結膜熱　　　　　　　2.50（1.07）　〔↑〕
溶連菌感染症　　　　　　2.43（2.21）　〔↑〕
感染性胃腸炎　　　　　　4.50（3.50）　〔↑〕
水痘　　　　　　　　　　0.00（0.21）　〔↓〕
手足口病　　　　 　 　　0.93（0.71）　〔↑〕
伝染性紅斑　　　　　　　0.07（0.00）　〔↑〕
突発性発疹　　　　　　　0.14（0.14）　〔→〕
ヘルパンギーナ　　　　　0.07（0.29）　〔↓〕
流行性耳下腺炎　　　　　0.07（0.14）　〔↓〕
急性出血性結膜炎　　　　0.00（0.00）　〔→〕
流行性角結膜炎　　　　　1.80（0.20）　〔↑〕
となっています。

※この週報は速報性を重視していますので、今後の調査などの結果に応じて、若干の変更が生じることがあります。



◇例年や前週までの感染症動向については下記のホームページをご参照ください。
〇岡山市ホームページ「感染症発生動向（岡山市感染症情報センター）」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?02cUINNf6l

◇感染症発生動向調査週報とは
『感染症の予防および感染症の患者に対する医療に関する法律』で規定された感染症のうち、インフルエンザや感染性胃腸炎などの定点把握対象疾患は、選出した医療機関（定点医療機関という）のみから報告され、患者数を調査集計することにより感染症の流行状況をモニタリングしています。
　定点把握対象疾患のうち、内科・小児科・眼科定点疾患は、市内の定点医療機関から毎週報告を受けており、1週間の患者報告数を定点医療機関の数で割ったものを定点あたりの報告数として集計しています。

【今週のトピック】AMR対策推進月間〜薬剤耐性について知ってください〜
　毎年11月は薬剤耐性（AMR）の対策推進月間です。抗菌薬（抗生物質）の不適切な使用により薬が効かない菌を生み出す可能性があります。また、薬剤耐性菌が増えると、これまで抗菌薬を飲めば治っていた感染症が治りにくくなり、他の病気の治療にも影響が出ることがあります。「適切な薬剤」を「必要な場合に限り」、「適切な量と期間」服用しましょう。

　〇厚生労働省ホームページ「薬剤耐性（AMR）対策について」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?12cUINNf6l
　〇厚生労働省委託事業「AMR臨床リファレンスセンター」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?22cUINNf6l

■感染症エクスプレスのバックナンバーについて
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　〇岡山市ホームページ「岡山市感染症エクスプレス　バックナンバー」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?32cUINNf6l

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