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メルマガCha!Cha!Cha! 2023年12月号

メルマガCha!Cha!Cha! 2023年12月号
◆◇◆今月号目次============
1.こんな人みつけた!
「葛飾区民結婚式のコーディネーター」
田中 保範(たなか やすのり)さん
2.企画特集
「人形町・七福神」
3.講座・イベント・ボランティア等募集情報
●地域包括ケア担当課よりお知らせ●
●健康づくり課よりお知らせ●
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1.こんな人みつけた!
「葛飾区民結婚式のコーディネーター」
田中 保範(たなか やすのり)さん

 「広報かつしか」令和5年9月15日号に、センセーショナルな記事を見つけました。曰く『費用無料 結婚式を挙げたい方!大募集!〜結婚式を挙げたかったけれど、挙げられなかった夫婦のために結婚式を行います〜』 えぇ!なんじゃこれって?記者は思わず絶句、でもすぐに立ち直りました、うん面白い!
 どんなことにも興味を持つ記者は、早速、申込み・問い合わせ先の「葛飾区民結婚式実行委員会」の総務で、西水元で美容室を経営する穂戸田 章さんをお訪ねしました。
 これって何ですか?の問いに、穂戸田さんから「区内には、いろいろな事情で結婚式を挙げられなかったご夫婦がたくさんおられます。そのような方が結婚式を挙げるお手伝いをさせていただいています。今年は第9回目で、12月12日(火)かつしかシンフォニーヒルズ別館で行われます。私ども葛飾区美容組合2組合主催による青木区長を立会人とした人前結婚式です。記者さんがインタビューをされるなら、『東京都美容生活衛生同業組合葛飾北支部・田中保範支部長と同葛飾支部・勝野新吾支部長』を紹介します」とお仕事中にも関わらず、穏やかな口調でお話されました。
 11月も後半に入り、あの長かった猛暑の夏が過ぎ、秋を通り過ぎ一気に冬に突入したとある夕刻、新柴又駅で降りた記者は木枯らしの吹く中、肩をすぼめながら「さくらみち集い交流館」に辿り着きました。既に来られていた田中支部長と「寒い中ご苦労様です」「よろしくお願いします」と、まずはエールの交換です。インタビューには、勝野支部長にも同席いただきました。
 今月の“こんな人みつけた!”は、「葛飾区民結婚式のコーディネーター」で、柴又在住の田中保範(たなかやすのり)さんです。

■早速ですが、頂いたお名刺にある東京都美容生活衛生同業組合葛飾支部、同葛飾北支部とは?

 区内約600軒の美容室は、葛飾保健所(立石)と葛飾北保健所(金町)の2ヶ所の保健所の指導監督を受けて来ましたが、平成11(1999)年に、〈健康プラザかつしか〉内に発足した葛飾保健所に統合され、美容室は生活衛生課環境衛生担当係の管理下になりましたが、その美容室で構成される組合は、従来どおり葛飾北支部、葛飾支部として運営されています。
■結婚式を主催する「葛飾区民結婚式実行委員会」とはどのような活動をされているのですか?

 私たちの組合は、日頃お世話になっている区民に感謝するという趣旨で、葛飾区と美容組合の協働事業として「葛飾美容まつり」というイベントを開催してきました。特に小学生を対象とした「美容体験教室」は好評で、更にその一環として美容師の最たる技術をアピールできる表現の方法として「結婚式のお支度」を知っていただければ…、との声が組合員から上がり、「理由があって結婚式を挙げられなかった区民のために挙式をプレゼントしよう」という「区民結婚式」の企画となりました。もともと私たち美容師は結婚式などの衣装の着付けなどのお世話をしてきた経緯があるお陰で、そのノウハウも生かせられています。
 そこで、「葛飾区民結婚式実行委員会」を立ち上げ、区との協働事業として8年前から、1年に2組の「理由があって結婚式を挙げられなかったご夫婦」の結婚式の支援を始めました。昨年までで16組の結婚式のお手伝いをしました(田中さん、嬉しげに目を細めましたよ、横にいらっしゃる勝野さんも大きく頷きましたね)。
■「葛飾区民結婚式実行委員会」のメンバーは何名くらいいらっしゃるのですか?

 現在、葛飾・葛飾北支部の両支部合わせて14名です。(今年度のスケジュールを示され)これは、「2023年第九回葛飾区民結婚式の流れ」で、委員会のメンバーは、司会役を先頭に、音響役員、ドア・アテンド役員、ドア係…、開始から退場、拍手で見送りまで、分刻みのスケジュールをこなします。
 メンバーは、失敗は絶対に許されないという想いで最後まで、一瞬たりとも気を許せません。それだけにご両家が退場された後の彼らの顔は素晴しいですよ。式を挙げられたお二人とそのご家族の笑顔に負けない彼らの笑顔を見て、私も勝野さんも「やってよかった」と思う瞬間です。
 巷間、年間2組と言わずもっと広げたら…と言われる方もいます。また、今まで100組の申込みがありました。でも、ボランティアの私たちには現状で精いっぱいです。
 私たちは、多くのボランティアの方たちに支えていただいています。例えば、衣装などは貸衣装屋さんから、クリーニング代程度で提供していただいています。また、私たち美容組合員で、着付け・ヘアメイクのお支度をいたします。結婚式での本格的なお支度の素晴らしさを広く知ってもらいたいとの私たちの強い思いの表れでもあります。更に公務でご多忙を極める青木区長に立会人の労を取っていただいています。このイベントは、私たちの誇れる一大事業なのです。
■今年で9回目となりますが、「広報かつしか」によりますと、応募は10月20日(金)必着とのことでしたが、今年の応募状況は如何でしたか?抽選結果はどうでしたか?

 今年度の応募は、数組でしたが、既に2組のご夫婦が決まりました。でも、選考方法は抽選ではありません。応募時にお二人の入籍年月日、なれそめと挙式ができなかった理由などを申告いただき、更に事前の面談では「挙式ができなかった理由」を第一番に聞かせていただいた上で決定します。
■既に式を挙げられたご夫婦の「挙式できなかった理由」などお聞かせいただけますか?

 それはもう、いろいろ事情がありますね。結婚した当初、一方の方の身体の都合、例えば難病やがんを発症していた、あるいはご主人様に離婚歴があったり、奥様は未婚で子どもさんを育てる母だったり、いろいろな理由で式を挙げる決断ができなかった…。一度機会を失ってしまうと、式を挙げる想いはどんどん遠ざかってしまった…。応募者の年代は30歳代〜50歳代の方が主で、その方たちの遠ざかった結婚式の“夢”の実現を後押ししてあげることが私たちの“夢”でもあるのです。
■式を挙げられた方たちから、その後報告などありますか?

 ありますよ!例えば、当時のお礼を述べた後「また今年もあるのですね、広報かつしかで見ました」というお便りが来ました。また「子供が授かりました」とのお便りも…。その方たちの挙式の時の笑顔が脳裏にはっきりとよみがえりました。いつも思います、「やってよかった!やめられない!」
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 田中さんは昭和24(1949)年、長野市松代生まれの74歳。な・なんと、記者と同郷!「長野県の県歌 信濃の国」ご存知ですよね?との記者の問いに即座に「知りません!」何でですか?(プンプン!)「3歳で信州を離れ、葛飾は新宿に移り住み70年、葛飾の住民です」ありゃりゃ!?
 田中さんは、区内で美容室を経営する傍ら「東京美容国民健康保険組合常務理事」「葛飾区環境衛生協会会長」をはじめ区内外で美容関係の要職を兼務されています。
 これからのこと…記者の問いに、「組合は若手も育ってきています。私たちの仕事は、行政とのかかわりが多くを占めます。行政と一緒にやっていくことが重要です。若手にこのことを伝え、覚えていってほしいですね。一方、美容の技術は80歳を過ぎても、90歳近くになっても味がある仕事ができるのです。帯ひとつ締めるのにも味がでます」と意気軒高!横に控える若手、葛飾支部長で63歳の勝野さんを見やる目は柔和ですが光っていました。
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■ようやく落ち着いてはきましたが、2年半にわたったコロナ禍での結婚式は如何でしたか?

 コロナ禍でも休みませんでした。会場を広い「テクノプラザかつしか」に移して、換気、手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスを徹底した感染防止対策のもとで実施しました。お陰様で、クラスターなどの発生はありませんでした。

インタビューを終えて〜
 「私たちの活動を続けることで、この葛飾の街を活性化し、この街に住む区民の方たちの『葛飾に住んでよかった』との想いが根付けば、その中の幾人かでも私たちのお客様になってくださると私は信じています」うーーーんこの人は、信念の人なんだ!
 因みに田中さんのご趣味をお聞かせいただけますか?の問いに「ありません!しいて言えば、(名刺の裏にたくさん書かれた肩書を示し)美容業界の発展、活性化に関わることです。私の元気の源かも知れません」やっぱりこの人は、信念の人なんだ!
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 葛飾区民結婚式に行ってきましたよ!
 12月12日(火)午後2時より、シンフォニーヒルズ別館「レインボーホール」にて2組のご夫婦が結婚式を挙げられました。70余年生きて来た記者にとって「人前結婚式」って初めての体験でした。読んで字の如く、両親や親族、友人など列席者に結婚を誓い、誓いの証人になってもらう挙式スタイルです。
 ひな壇には、立会人の青木区長を真ん中に、一方に洋装のご夫妻が、片方に和装のご夫妻が並び、誓いの言葉、指輪交換と式は進み約35分の結婚式は滞りなく終了しました。
 田中さん、勝野さん両支部長を始め、美容組合のスタッフの方たちの会場の隅々まで眼を配るその立ち居振る舞いに「さすが美容師さん!」と感激しました。“式の証人”となった参列された方々の溢れんばかりの笑顔・笑顔・笑顔…。「やって良かった」美容組合の方たちの声が聞こえたような気がしました。
 思いがけず飛び入りの”証人”となった記者、ご両家の退場を見届け「おめでとうございます。お幸せに」「素晴らしかったです!」と心の中で祝辞を述べ、静かに会場を後にしました。うん来て良かった!
インタビュアー:太田敬(葛飾アクティブ.COM)

■田中さんのお話の内容に関するお問合せ:
NPO法人 葛飾アクティブ.COM
事務所:葛飾区青戸5-33-1
電話・FAX:03-5680-2964
(月曜日〜金曜日、午前10時〜午後4時)
(担当 太田敬)
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2.企画特集
「人形町・七福神」

いよいよ師走も大詰め
とはいえ、季節外れの温かさで、なかなか年の瀬の雰囲気になれないという声もちらほら

まだ忙しくてお正月の準備も手につかないという方も多いかと思いますが、今月のテーマはお正月のお出かけに一案、人形町・七福神を取り上げます

水天宮に関してはあまり説明が要らないくらい、安産祈願で有名な神社ですよね

成り立ちは、九州久留米藩の有馬公が文政元年(1818年)久留米から分霊して屋敷内にお祀りしたのが始まりです。つまり有馬公の家の中にある神社だったわけですが、当時から安産の信仰を集めて、お賽銭を塀越しに投げ入れる町民も多くいたため、一般の町民にも参拝が許されました。このエピソードから「情け有馬の水天宮」と当時の江戸っ子から言い習わされました

お像は運慶作と伝えられる「弁財天」が祀られています。普通、手には琵琶を抱えていますが、水天宮の弁財天は剣や矢を持っています

水天宮はお正月の初詣も賑やか。近くの神社もよいですが、たまには足を延ばして水天宮で初詣もよいかもしれません

地図を見てみると人形町駅をぐるりと囲む形で七福神をお祀りしている神社があります
まず都営新宿線浜町駅を出てすぐ、笠間稲荷神社があります。笠間藩主牧野貞直が常陸笠間神社の御分霊を屋敷に奉斎したことが始まりです。寿老人がお祀りされています

浜町周辺は江戸時代、大名屋敷が多くあった場所です。だからこそ、東京のど真ん中にありながら地方色豊かな神様にお目見えすることができるのですね

笠間稲荷神社から時計回りに毘沙門天を祀る末廣神社、大国神を祀る松島神社(大鳥神社)、現在工事中の水天宮、布袋尊を祀る茶の木神社、福禄寿・弁財天を祀る小網神社、恵比寿神を祀る宝田恵比寿神社などがあります

特に宝田恵比寿神社に祀られている恵比寿神は必見。運慶または左甚五郎の作で、徳川家康公が大江戸繁昌を祈念して寄進したと伝えられています。この神社で10月に行われる「べったら市」は「べったりと運がつく」と江戸元禄時代から商家に人気で、現在も毎年たくさんの人出があります

人形町という名前は、江戸開府後、この地に中村座、市村座という大きな歌舞伎座があったこと、またその周辺には人形浄瑠璃や見世物小屋がたくさんあり、人形師がたくさん住んでいたことが由来とされています

さて、人形町といえば東野圭吾さんの「麒麟の翼」という小説、皆さんお読みになりましたか?数年前に映画化もされた作品です。魅力ある登場人物、ちりばめられる伏線、殺人事件が題材ではありますが、推理小説という枠を超えた本当に素晴らしい小説でした
この小説の舞台が人形町。そこかしこに観光スポットやお店が印象的に登場します。人形町を歩くなら、まず、この小説を読んでからがお勧めです

朝は魚河岸、昼は歌舞伎、夜は吉原に人々が繰り出し、「朝昼晩三千両のおち処」と唄われたそうです
三千両も浪費したくはありませんが、江戸時代から今日まで、明治座もあるし素敵なお店もたくさんあるし、一日お散歩して飽きない人気スポットですね

今は外国人の観光客の方もたくさん

地下鉄から地上に出れば、そこは江戸人形町への入り口
お正月ですし、箪笥から着物でも引っ張り出して、江戸散歩と洒落こみませんか?

(文 高橋 久子)
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3.講座・イベント・ボランティア等募集情報
 早いもので2023年も残り僅かとなりました。年末は大掃除やお正月料理作りと、何かとせわしない時期です。皆さまにとって今年一年はどんな年でしたでしょうか。地域包括ケア担当課では、来年も皆さまの介護予防や健康づくり、仲間づくり、生きがいづくりのお手伝いができるよう、いろいろな講座を企画してまいります。たくさんの方にご参加いただけたら幸いです。
 2024年も皆さまにとってより良い一年となりますよう、地域包括ケア担当課職員一同心よりお祈り申し上げます。

●地域包括ケア担当課よりお知らせ●
◎年末年始の休館日は2023年12月28日(木)より2024年1月4日(木)となっております。
◎令和5年10月6日(金)より休止している男女浴室について、現在、設備の点検や原因の究明を行っておりますが、時間を要しております。再開につきましては、決定次第ご案内いたします。
◎令和5年11月18日(土)より2階の空調設備に不具合が生じ、代替機で対応しております。ご利用の皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
◎地域包括ケア担当課の講座は、広報かつしか12月25日号で「郷愁の作曲家たち」の募集記事が掲載されました。皆様のご応募をお待ちしています。
◎「うんどう教室」は青戸平和公園・東金町四丁目平成公園は2024年1月9日(火)より、高砂北公園・お花茶屋公園・間栗公園は1月10日(水)より始まります。「ふれあい銭湯」も喜久の湯の1月9日(火)を皮切りに、他8か所の銭湯も順次始まります。「健美操」は1月15日が年明け最初の回となります。それぞれの詳しい日程表は1階のラックなどにご用意していますのでご自由にお持ちください。
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●健康づくり課よりお知らせ●
 年末年始は毎年、お餅による窒息事故が特に多く発生しています。お口の体操を継続して、飲み込む力をつけましょう。
 葛飾区歌を使った「かつしか笑顔いきいきお口の体操」を動画にて配信中です。「葛飾区 お口の体操」で検索すると、区公式ホームページにつながります。
 お食事前のお口の体操を習慣にしましょう。
▽葛飾区公式ホームページhttps://www.city.katsushika.lg.jp/
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◎配信停止やメールアドレスの再登録はこちらからお願いします。
このメールに直接返信することはできません。
▽配信終了の手続きは下記ホームページでお願いします。
▽メールアドレスの変更の場合は、一度配信解除の手続きをして、改めてお申し込みください。お申し込みは、次の葛飾区公式ホームページからお願いします。
https://www.city.katsushika.lg.jp/
▽葛飾区公式ホームページから
「区政情報」>「広報・広聴」>「メール配信サービス」>『シニア向け活動情報マガジン「Cha!Cha!Cha!」』の順で検索してください。
◎この情報配信サービスに掲載されている情報についてのご質問は、それぞれの問い合わせ先にお願いします。
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発行元:葛飾区地域包括ケア担当課
    シニア活動支援センター
    (電話03-5698-6201)
編 集:葛飾アクティブ.COM
連絡先:葛飾区シニアIT・活動情報サロン
    (電話03-3692-3180)
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  • 登録日 : 2023/12/25
  • 掲載日 : 2023/12/25
  • 変更日 : 2023/12/25
  • 総閲覧数 : 23 人
Web Access No.1551657