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- Vol.12 :
- 東日本大震災への義援金に関する報告と地震対策の再確認
- Vol.13 :
- 東日本大震災義援金に関する最新レポートと津波についての注意事項
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赤十字ベイエリアチャプターからのお知らせ
赤十字では、地震を含めた災害から自分の身を守るために知っておくべきことや、準備しておかなければいけないことを詳しくご案内しています。この機会にもう一度ご自身の防災対策を見直しましょう。
Vol.13 : 東日本大震災義援金に関する最新レポートと津波についての注意事項
コラムの読者の方々の中にも、直接的、間接的に赤十字を通して日本へ義援金を送られている方がいらっしゃると思います。 皆様から送られた義援金は日本の復興プランに有効に活用されております。 この場をお借りして皆様に心からお礼を申し上げます。 誠にありがとうございます。
今回のコラムでは、前回に引き続き5月13日に発表された日本への義援金に関する最新レポートをご案内させていただきます。 地震発生から2ヶ月以上経った現在でも、安定しない生活を送る人々は日常への復帰を求めて日々奮闘しています。 そうした人々のために集まった義援金を、日本赤十字がどのような計画で効果的に利用していくのかを、前回のコラムと同様今回のレポートでも明らかにしていきます。 後半では、「津波の安全対策」についてご案内します。
アメリカ赤十字は東日本大震災の被災者支援のため、さらに3000万ドルを日本赤十字に寄付することを発表し、これにより日本赤十字への義援金は1億6000万ドルを超えることになる。
日本赤十字は、アメリカ赤十字を含む国際支援パートナーからの義援金を元に計画される、3億5000万ドル長期復興計画 ($350 million long-term recovery plan) を発表した。 アメリカ赤十字は、自らの日本赤十字の寄付金がこの計画の半分以上の活動を支援することができると予測している。
5月9日から11日にかけて、アメリカ赤十字を含む世界中の赤十字(Red Cross)と赤新月社(Red Crescent)のパートナーたちが東京に集まり、これまでの災害への対応を見直し、長期復興支援計画について話し合った。
「会議では、避難生活の向上、救助隊や公共医療サービスの復旧、そしてお年寄りや幼い子供たちのケアに対して相当額の投資が必要であることを明らかにした。 日本赤十字がこの計画を進めて行く限り、前代未聞の日々増している生存者たちのニーズに応えるため、アメリカ赤十字は資金援助を継続して行く。」とアメリカ赤十字社災害マネージメント専門家のAlex Mahoneyは言及した。
国際支援パートナーの約3分の2の義援金が、避難所や政府が建設した仮設住宅で生活している人々の生活向上のために充てられている。 日本赤十字は、水、シャワー、およびキッチン設備の供給を避難センターで行っている。 さらに義援金は、72,000世帯の仮説住宅に対し、各家6つの家庭電化製品を設置することに充てられた。 これにより、推定28万人が通常生活に復帰できることになり、復興の第一歩を遂げることになる。
これに加え、石巻市の仮説病院の再建設、唯一残っている救命救急施設の強化、災害医療のスペシャリストを養成する看護学校の将来的建設に、日本赤十字は支援していく。
さらに、日本赤十字の計画は以下のとおりである。
- 子どもの社会福祉サポート : 老人ホーム、交通手段、サマーキャンプ奨学金など
- 日本赤十字の災害対応能力の改善 : 電話通信、浄水、物資貯蔵、簡易シャワーと食糧調理設備など
- 緊急医療、心理カウンセリング、心のサポートサービス
- 毛布や衣類などの救援物資の調達と配給
アメリカ赤十字や他国際支援パートナーによる義援金に加え、日本国民から集められた全ての義援金は補助金プログラムに充てられることを日本赤十字は発表した。 4月半ばには、津波により家屋、家族、生計の手段を失った生存者へ補助金分配を行なう12の地方自治体へ、日本赤十字は第1回目の分配としておおよそ8億ドルをにを送った。
5月9日の時点で、アメリカ赤十字は東日本大震災のために、2億1650万ドル以上の義援金を集めた。 この内450万ドル以上は、テキストメッセージによる寄付されたものある。
こうした誠意が継続される限り、また更に義援金が集まる限り、アメリカ赤十字は日本赤十字の復興計画の支援のために義援金を送って行きたい、と考えている。
津波とは海底の下で起こる大規模な地震や大規模なプレートの移動によって引き起こされる、連続的な大きな波のことをさします。 波が浅水に流れ込んだ時、その波は数フィート、時には何十フィートまで上がり、破壊的な威力で海岸に押し寄せます。 カリフォルニア州も津波が起こりやすい地域に入っています。 激しい地震発生後数分で津波が発生するということも認識しておく必要があります。
- ●下記の津波の危険信号に気を配りましょう
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- 沿岸近くで20秒以上続く巨大な地震
- 急速に上昇または減少した沿岸の異常水位
- ●津波に関する情報源について
-
- The International Tsunami Warning System は、太平洋で起こるマグニチュード6.5以上の全ての地震発生後の波を監視しています。波が観測された場合、海抜の低い地域に必要に応じて避難勧告を出し、地方自治体に津波警報を出します。
- ●自宅や学校、職場やその他頻繁に訪れる場所が津波危険区域であるかどうかを調べましょう。
-
- 自宅や学校、職場周辺の海抜および海岸やその他危険な水域からの距離、避難経路の確認をする。
- できる限り海岸線から遠く離れた高い場所を選ぶ。
- 電話回線、通学路の渋滞に備えて、子供を学校やその他の場所に迎えに行く必要があるかどうかを確認する。
- 避難訓練を行う。
- 耐震強化構造のホテルでは、三階以上に上がることで安全に避難できる。
- ●沿岸地域にいる場合、20秒以上続く揺れを感じたら…
-
- しゃがんで(Drop)、頭を守り(Cover)、揺れが収まるまで待機しましょう(Hold On)。地震から身を守ることを最優先する。
- 揺れが収まったら、家族を集め、即座に海岸から遠く離れた高い場所に移動する。津波は数分以内に襲ってきます。
- 断絶した電線を避け、余震の最中に重いものが落ちてくる可能性のある、建物や橋から遠く離れる。
- ●津波注意報発令時にすべきこと
-
- NOAA Weather Radio や、Coast Guard emergency frequency station、地元のラジオ局やテレビ局から、最新の緊急速報を入手する。
- 家族の位置を特定し、避難経路をもう一度確認する。
- ●津波警報発令中にすべきこと
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- 公式の津波警報を聞いた場合、または津波の予兆を発見した場合は、緊急避難グッズを持って即座に避難する。
- ペットを一緒に連れていく。あなたにとっての危険な状況の場合は、ペットにとっても同じです。
- できるだけ内陸の高い場所に逃げる。津波が見える場合、あなたは津波から大変近く、逃げることができない位置にいることを意味します。
- ●津波後に何をすべきか?
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- 地元のラジオやテレビで、引き続き最新の情報を入手する。
- まず自分が怪我をしていないかを確認し、誰かが救助を求めている場合、救命用具を持った救助隊を呼ぶ。
- 幼児や高齢者、移動手段のない人々、障害者、または緊急時に多くの助けを必要とするような大家族など、特別な援助を必要とする人々を助ける。
- 周りに水が溜まっている建物など、被災地を避ける。緊急対応業務の妨げとなり、浸水の余波から、あなたにとってもさらに危険を招く場合があります。
- 緊急時のみ電話を使用する。
- 地方公共団体が公式に安全と発表するまでは自宅には戻らないようにし、建物や自宅に再度入る場合は細心の注意を払う。一歩ごとに、注意深く進む。
- 怪我を避けるため、保護服を着用し、注意しながら清掃する。
- 動物たちを監視し、あなたの注意のもとで管理する。
Updated on 2011/ 5/ 2
赤十字や防災対策についてもっと詳しく知りたい方は是非下記のリンクをご覧ください。
"Get Prepared"のセクションに行っていただくと、日本語のパンフレットなどがご覧いただけるようになっています。
American Red Cross Bay Area Chapter Website
http://www.redcrossbayarea.org
Columnist's Profile
- American Red Cross Bay Area赤十字ベイエリアチャプター(American Red Cross Bay Area)
赤十字は人道支援を目的とする非政府組織団体(NGO)です。
人々を緊急時から守り、災害時に備えての対策を地域に広める活動をしています。
American Red Cross Bay Area
- TEL:
- 1-888-443-5722
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