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さて、どこをどうやって除菌するべきなのでしょうか。まずは、主に操作上で常に手を触れる場所－ハンドル、シフトノブ、スイッチ類、オーディオ、タッチパネルなどを中心に、手の届くところは全て綺麗にしましょう。

除菌作業を行う前に、まずバケツに水で薄めた食器洗い用洗剤とタオルを用意します。水と洗剤の割合は、混ぜ合わせた際に適度に泡立てばOKです。洗剤は入れ過ぎないように量を調整してください。タオルをバケツに浸し、一度固く絞った後、車内のホコリや汚れなどを落としていきます。

長年拭き取りをしていないハンドルやシフトノブなどは、驚くほど汚れがこびりついているはずですので、特に念入りに拭き取りましょう。ほら、タオルが真っ黒に！雑菌の住み家になっているかもしれませんね。それだけ手垢や汚れが付着しているのです。一通り、洗剤で拭き終わったら、最後にバケツの水を綺麗にしてタオルをすすぎ、さらにもう一度すすいだタオルで残った洗剤を拭き取ってください。

さて、ホコリや汚れの除去が終わったら、次に市販の除菌シートで表面を拭きます。ハンドルからダッシュボード全般、センターコンソール、肘掛、ドアパネルなど手の届く場所はまんべんなく拭いてください。

その際、除菌効果成分を含んだ市販の除菌シートを使いますが、市販の製品が手に入りづらい昨今では、自作の消毒除菌スプレーを作成する人も増えています（厚生労働省の公式サイトでは、接触感染を予防するために効果がある殺菌方法として、消毒用アルコールは70％程度が望ましいと紹介しています。70％の方が100％アルコールよりも揮発（きはつ）しにくく、除菌作用が長く続くことが確認されています）。除菌スプレーを使う場合は、ガーゼなどにスプレーを吹きかけて使用してください。今後は、除菌スプレーを常時車に積んで置くのが常識になるかもしれませんね。