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海外で働く人にインタビュー
「海外で働く人にインタビュー」では、海外で働く人に就職活動の体験談やお仕事のご経験についてご質問させていただいております。他の業種や職種のお仕事、他の求職者の就職活動体験にご興味ありませんか?びびなびは各種就活イベントや求人情報、本コラムなどを通して、海外で活躍したい方々を応援しています。
李 美華さん(MIHWA International Ballet LLC)
- Q
- 簡単な自己紹介をお願いします。

- A
-
東京都出身。12歳から本格的にクラシックバレエを始め、高校卒業後にオーストリアのBallet Conservatorium St. Polten へ入学。現地ではM. Fichtenbaum氏らに師事し、マラーホフ氏や中村祥子さん、ウィーン国立やベルリン国立バレエのダンサーたちと共演しました。また、パリ・オペ座バレエ学校のワークショップでE. Platel氏に師事、アメリカのThe Washington School of Balletへ留学後、Columbia Classical BalletとFestival Ballet Theatreに入団し、プロとして活動しました。現役時代はABTなどのプリンシパルとも共演を重ねています。
帰国後は「MIHWA International Ballet」を設立し、ザ・リッツ・カールトン東京をはじめ都内各所で初心者からプロまで幅広く指導。現在はニューヨークへ拠点を移し、現地での指導を行う傍ら、海外バレエ留学アドバイザーとして日本や韓国の子どもたちのサポートに力を注いでいます。
- Q
- どんなお仕事をされていますか?
- A
-
ニューヨークの現地コミュニティに密着した「クラシックバレエ指導」を中心に活動しています。現在は日本人のアフタースクールでのバレエクラスや韓国コミュニティ内での指導、大人からプロを目指すダンサーを対象としたプライベートレッスンを行っています。世界基準の「ワガノワ・メソッド」をベースに、言葉や文化の壁を越えて現地で直接教えています。
また、この指導を通じて「さらに世界へ羽ばたきたい」と願う子どもたちに向けて、これまでの私の欧米でのプロ経験や、ニューヨークの最前線で得ているリアルタイムの情報を活かした「海外バレエ留学・オーディションのアドバイザー」としてのトータルサポートも行っています。
- Q
- どんな人と一緒にお仕事されていますか?
- A
-
ニューヨークの多国籍な環境で暮らす「生徒たちとそのご家族」、そして「現地の教育・バレエ関係者」です。最も多く時間を共にするのは、日々のクラスに通ってくれる子どもたちです。日本人のアフタースクールに通うお子さんや韓国コミュニティの生徒、彼らを支える親御さんと一緒に、日々スタジオで楽しく、時には真剣にレッスンを行っています。
また、アフタースクールの先生方や、指導の質を高く保つために連携しているニューヨーク現地の現役・元プリンシパルダンサー、世界的なバレエ学校の指導者たちも大切な仕事仲間です。素晴らしいプロフェッショナルたちと切磋琢磨しながら、地域に根ざした指導を行っています。
- Q
- あなたの就職活動体験を教えてください。
- A
-
バレエの世界における「就職活動」とは過酷な「オーディション」であり、自分の才能と諦めずに戦い続ける日々でした。オーストリアのバレエ学校を卒業した私は、あまりのホームシックから一度日本へ帰国してしまいました。先が見えず悩んでいた時、恩師から「アメリカに挑戦してみたら?」とアドバイスをいただき渡米しました。
しかし、そこからは「落ちる、落ちる」の連続。最終的には100個以上のオーディションを受けました。「もう自分には才能がない、諦めよう」と心が折れかかっていた最後の最後に、私を拾ってくれた場所があったのです。あの喜びは今でも忘れられません。本当に大変なオーディション活動でしたが、あの時100回落ちても諦めなかった経験が、私のキャリアの大きな土台となっています。
- Q
- ニューヨークで働く良い点を教えてください。
- A
-
世界中から一流の人や情報が集まる活気あるエネルギーを、日々肌で感じながら仕事ができる点です。劇場はもちろん、日々のスタジオでも世界最高峰のダンサーや指導者たちがごく身近に存在し、常に新鮮で質の高い刺激に触れることができます。
また、多様性に富んだ環境で指導ができることも魅力です。日本人のアフタースクールや韓国コミュニティなど、異なる文化を持つ子どもたちと向き合うことで、私自身も新しい柔軟な指導法を日々学んでいます。言葉の壁を越え、バレエという共通言語を通じて子どもたちが成長していく姿を間近で見守れることは、何にも代えがたいやりがいです。
- Q
- 子供の頃の夢、もしくは今の仕事ではなかったら何になりたかったですか?
- A
-
私がバレエを始めたのは12歳からで、決して早いスタートではありませんでしたが、またたく間にその世界観に魅了されてしまいました。それからは学校でも家でも四六時中、頭の中はバレエのことばかり!その強い情熱が原動力となり、やがて「将来は絶対に海外の舞台に立ちたい」という明確な夢へと変わっていきました。
もしバレエの道に進んでいなければ、何をしていたか想像もつかないほど、私にとってバレエは人生そのものです。少し遅いスタートだったからこそ人一倍の情熱を持てましたし、その時の強い想いがあったからこそ、現在のニューヨークでの活動や子どもたちの留学サポートに繋がっているのだと感じています。
- Q
- 求職者へのメッセージ
- A
-
実は私自身、指導者としてまたアメリカへ戻ってきてから、まだ年月が経っていません。いざ海外へ飛び出してみると、言葉の壁や慣れない環境の中で生活や仕事を立ち上げていくのは本当に大変なことだと、今まさに現在進行形で実感しています。特に日本とアメリカでは文化も仕事の進め方も異なることが多く、これまでの経験に甘んじることなく、アメリカの環境に合ったやり方を今も日々模索している最中です。過去の留学生活でも、ついていくのに必死で、帰りたくて号泣した日が何度もありました。
ですが振り返ってみると、厳しい環境を必死に生き抜いた経験すべてが、日本では得られない素晴らしい価値となり、私を心から誇らしく思わせてくれています。再びアメリカに戻り、新しい文化の中で模索を続ける私も、日々挑戦を続けている一人です。しかし、現地で「本物」に触れ、違いを受け入れながら必死に壁を乗り越えた経験は、あなたを何倍も大きく成長させてくれます。私と一緒に、この地で勇気を持って一歩を踏み出してみませんか?世界での活躍を目指す皆さんの挑戦を、心より応援しています!


上記は記事更新日時点の情報をもとに執筆されています。
最新情報は異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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