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岡山市感染症エクスプレス

みなさんこんにちは。岡山市感染症エクスプレス令和6年5月8日号です。
このメールマガジンでは岡山市の感染症発生動向調査(週報)の速報について発信します。


■感染症発生動向調査 週報(速報)
令和6年第17週(4月22日から4月28日)の岡山市の感染症発生動向
〇A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
・第17週の報告は68件(定点あたり4.86)で、第16週の報告は64件(定点あたり4.57)からわずかに増加しました。
・2023年9月頃より増加し、2018年以降最も報告数が多い状況が継続していますが、第9週をピークに減少傾向でしたが、再び増加しています。
・扁桃の炎症を伴う咽頭痛に、前頸部の有痛性リンパ節腫大をともなうことが多いです。
・抗生物質による治療が推奨されています。
〇インフルエンザ
・第17週の報告は14件(定点あたり0.64)で、第16週の報告は19件(定点あたり0.86)からわずかに減少しました。
・2024年第6週(定点あたり27.95)をピークに減少が続き、大きな流行はみられません。
・全国平均は定点あたり1.07(前週1.85)、岡山県平均は定点あたり0.40(前週0.55)と減少しました。
〇新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・第17週の報告は31件(定点あたり1.41)で、第16週の報告は50件(定点あたり2.27)から減少しました。
・2024年第5週(定点あたり12.77)をピークに減少傾向が続き、第17週はピーク時の1割まで減少しています。
・全国平均は定点あたり3.22(前週3.64)、岡山県平均は定点あたり3.08(前週4.33)と減少しました。
〇感染性胃腸炎
・第17週の報告は78件(定点あたり5.57)で、第16週の報告は72件(定点あたり5.14)からわずかに増加しました。
・手洗いを習慣づけ、感染防止に努めましょう。
・冬季に入り増加傾向であるものの、2013年、2014年、2016年冬季のような激増は今年も起きていません。例年(新型コロナウイルス感染症の影響で報告数が少なかった2020年〜2022年を除く)より低い水準で増減しています。


◇第17週(4/22〜4/28)の定点あたりの患者報告数と前週との比較では
※前週を( )で表記
新型コロナウイルス   1.41(2.27)
インフルエンザ     0.64(0.86)
RSウイルス感染症    0.71(0.57)
咽頭結膜熱       0.64(0.50)
溶連菌感染症      4.86(4.57)
感染性胃腸炎      5.57(5.14)
水痘          0.07(0.07)
手足口病         0.86(0.36)
伝染性紅斑       0.00(0.00)
突発性発疹       0.64(0.43)
ヘルパンギーナ     0.07(0.00)
流行性耳下腺炎     0.07(0.00)
急性出血性結膜炎    0.00(0.00)
流行性角結膜炎     0.00(0.00)
となっています。


◇例年や前週までの感染症動向については下記のホームページをご参照ください。
〇岡山市ホームページ「感染症発生動向(岡山市感染症情報センター)」はこちら
 https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?02cYUU6gWc

※この週報は速報性を重視していますので、今後の調査などの結果に応じて、若干の変更が生じることがあります。


◇感染症発生動向調査週報について詳細は下記のホームページをご確認ください。
国立感染症研究所ホームページ「感染症発生動向調査 週報(IDWR)」はこちら
https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?12cYUU6gWc


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