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みなさんこんにちは。岡山市感染症エクスプレス令和5年11月17日号です。
　このメールマガジンでは岡山市の感染症発生動向調査（週報）の速報やトピックについて発信します。

■感染症発生動向調査　週報（速報）
　岡山市内におけるインフルエンザの定点当たり報告数は、全国同様前週より減少しましたが、以前高い水準ではありますので、インフルエンザへの注意が引き続き重要です。

◇第45週（11/6〜11/12）で定点あたりの患者報告数が多かった疾患
１)インフルエンザ　457件　定点あたり 20.77（前週 550件　定点あたり 25.00）
２)感染性胃腸炎　65件　定点あたり 4.64（前週 47件　定点あたり 3.36）
３)咽頭結膜熱　62件　定点あたり 4.43（前週 42件　定点あたり 3.00）

◇第45週（11/6〜11/12）の定点あたりの患者報告数と前週との比較では
※前週を（　）で表記
新型コロナウイルス　　　0.59（1.09）　 〔↓〕
インフルエンザ　　　　　20.77（25.00） 〔↓〕
RSウイルス感染症　　 　0.00（0.07）　 〔↓〕
咽頭結膜熱　　　　　　　4.43（3.00）　 〔↑〕
溶連菌感染症　　　　　　2.21（3.29）　 〔↓〕
感染性胃腸炎　　　　　　4.64（3.36）　 〔↑〕
水痘　　　　　　　　　　0.50（0.29）　 〔↑〕
手足口病　　　　 　 　　1.21（1.07）　 〔↑〕
伝染性紅斑　　　　　　　0.00（0.00）　 〔→〕
突発性発疹　　　　　　　0.57（0.43）　 〔↑〕
ヘルパンギーナ　　　　　0.14（0.07）　 〔↑〕
流行性耳下腺炎　　　　　0.29（0.00）　 〔↑〕
急性出血性結膜炎　　　　0.00（0.00）　 〔→〕
流行性角結膜炎　　　　　0.40（1.40）　 〔↓〕
となっています。

※この週報は速報性を重視していますので、今後の調査などの結果に応じて、若干の変更が生じることがあります。


◇例年や前週までの感染症動向については下記のホームページをご参照ください。
〇岡山市ホームページ「感染症発生動向（岡山市感染症情報センター）」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?02cUINUf7m

◇感染症発生動向調査週報とは
『感染症の予防および感染症の患者に対する医療に関する法律』で規定された感染症のうち、インフルエンザや感染性胃腸炎などの定点把握対象疾患は、選出した医療機関（定点医療機関という）のみから報告され、患者数を調査集計することにより感染症の流行状況をモニタリングしています。
　定点把握対象疾患のうち、内科・小児科・眼科定点疾患は、市内の定点医療機関から毎週報告を受けており、1週間の患者報告数を定点医療機関の数で割ったものを定点あたりの報告数として集計しています。

【今週のトピック】梅毒とは　〜現在、感染者数が急増しています！〜
　梅毒とは、梅毒トレポネーマという病原体により引き起こされる性感染症で、性器や口の中に小豆から指先くらいのしこりができたり、痛み、かゆみのない発疹が手のひらや体中に広がることがあります。また、これらの症状が消えても感染力が残っているのが特徴です。梅毒は全国的に感染者数が急増していますが、岡山市内においても同様で、すでに前年度の感染者数を超えて、ここ十数年での最多を記録しています。梅毒などの性感染症は早期発見及び治療が重要ですので、不安な症状がある場合は医療機関を受診しましょう。
　〇厚生労働省ホームページ「梅毒」
https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?12cUINUf7m

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