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みなさんこんにちは。岡山市感染症エクスプレス令和5年12月22日号です。
　このメールマガジンでは岡山市の感染症発生動向調査（週報）の速報やトピックについて発信します。

■感染症発生動向調査　週報（速報）
　今週は前週と比較してインフルエンザの定点報告数が前週より減少しましたが、いまだ予断を許さない感染状況です。また、新型コロナウイルス感染症が全国的に増加傾向です。年末年始は接触機会が増えることから、手洗いうがいなどの基本的な感染対策に気をつけてお過ごしください。
次号は、来年1月4日に配信予定です。

◇第50週（12/11〜12/17）で定点あたりの患者報告数が多かった疾患
１)インフルエンザ　647件　定点あたり 29.41（前週　843件　定点あたり 38.32）
２)感染性胃腸炎　137件　定点あたり 9.79（前週　111件　定点あたり 7.93）
３)咽頭結膜熱　49件　定点あたり 3.50（前週　62件　定点あたり 4.43）

◇第50週（12/11〜12/17）の定点あたりの患者報告数と前週との比較では
※前週を（　）で表記
新型コロナウイルス　　　1.45（1.27）　 〔↑〕
インフルエンザ　　　　　29.41（38.32） 〔↓〕
RSウイルス感染症　　 　0.07（0.00）　 〔↑〕
咽頭結膜熱　　　　　　　3.50（4.43）　 〔↓〕
溶連菌感染症　　　　　　2.50（3.50）　 〔↓〕
感染性胃腸炎　　　　　　9.79（7.93）　 〔↑〕
水痘　　　　　　　　　　0.14（0.14）　 〔→〕
手足口病　　　　 　 　　0.14（0.36）　 〔↓〕
伝染性紅斑　　　　　　　0.00（0.00）　 〔→〕
突発性発疹　　　　　　　0.14（0.36）　 〔↓〕
ヘルパンギーナ　　　　　0.00（0.07）　 〔↓〕
流行性耳下腺炎　　　　　0.14（0.07）　 〔↑〕
急性出血性結膜炎　　　　0.00（0.00）　 〔→〕
流行性角結膜炎　　　　　1.20（2.40） 　〔↓〕
となっています。

◇例年や前週までの感染症動向については下記のホームページをご参照ください。
〇岡山市ホームページ「感染症発生動向（岡山市感染症情報センター）」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?02cUIOBfap
※この週報は速報性を重視していますので、今後の調査などの結果に応じて、若干の変更が生じることがあります。

◇感染症発生動向調査週報とは
『感染症の予防および感染症の患者に対する医療に関する法律』で規定された感染症のうち、インフルエンザや感染性胃腸炎などの定点把握対象疾患は、選出した医療機関（定点医療機関という）のみから報告され、患者数を調査集計することにより感染症の流行状況をモニタリングしています。
　定点把握対象疾患のうち、内科・小児科・眼科定点疾患は、市内の定点医療機関から毎週報告を受けており、1週間の患者報告数を定点医療機関の数で割ったものを定点あたりの報告数として集計しています。

【今週のトピック】ノロウイルスの消毒方法について
ノロウイルスはウイルスの構造上アルコール消毒が効きにくいという特徴があり、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効とされています。家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤を希釈して消毒液を作る際は、適切な濃度で作ることが重要です。例えば、濃度５％の原液を用いる場合、嘔吐物などで直接汚染された場所の消毒には原液10mlに対して水0.5?、食器や調理器具などの日常的な消毒には原液10mlに対して水2.5?で希釈するのが標準的です。
なお、消毒液は直射日光や時間経過の影響により濃度が低くなります。原液は遮光容器で暗い場所に保管し、消毒液の作り置きはせず、使用のたびに作るようにしましょう。その他、使用上の注意を守った取り扱いをしましょう。
〇岡山市ホームページ「ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎に注意しましょう」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?12cUIOBfap

■感染症エクスプレスのバックナンバーについて
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　〇岡山市ホームページ「岡山市感染症エクスプレス　バックナンバー」はこちら
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