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メルマガCha!Cha!Cha! 2023年8月号

◆◇◆今月号目次============
1.こんな人みつけた!
「元気配達ボランティア」の
小川 正春(おがわ まさはる)さん
2.企画特集
「エアコン」
3.講座・イベント・ボランティア等募集情報
●地域包括ケア担当課よりお知らせ●
●健康づくり課よりお知らせ●
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1.こんな人みつけた!
「元気配達ボランティア」の
小川 正春(おがわ まさはる)さん

 7月のとある日、「みのり会」主催の講演会に誘われ、亀有地区センターの会場に顔を出しました。当日の演題、「日本経済を創った男 渋沢栄一」に興味をそそられたこともありますが、以前「メルマガ」でインタビューさせていただいた講師の榊原金市さんと、主催者の新井紀夫さんお二人との再会が楽しみだったのです。他にもやはり「メルマガ」に登場した “あの成井さん”、旧知のスタッフの方たちと久々に旧交を温める中で、「すごい人がいるよ!」とお名前が出たのが小川正春さんでした。
 その“すごさ”が知りたくなって、インタビューの申し入れに快諾いただき、お会いすることになりました。
 青戸の喫茶店でお会いした時、記者は思わず「うっそう?!」…。82歳とお聞きし、思い浮かべていた風貌とあまりに異なっていたからです。半袖シャツにきゅっと締めたネクタイ…。う〜〜〜ん、思わず絶句。Tシャツによれよれパンツの記者は「穴があったら入りたいよ〜〜〜!」の心境。でもTVなんかで見るプロの記者さんたちはこんな服装だよな、と思い直し、まっいいか!!
 今月の“こんな人みつけた!”は、「元気配達ボランティア」で奥戸在住の小川正春(おがわまさはる)さんです。

■3月に堀切で開催された「第9回かつしか ふれあいRUNフェスタ2023」で完走されたとか…。

 「走ることは私の生きがいなのです。これが私の走っている姿です」(小川さんは少し照れながら)走っている “雄姿”を写真で見せてくださり、〈10km男子80歳代の部 1位 記録55分56秒〉と記された賞状も見せてくださいました。種目順位は584名中254位でした。80歳代の参加者は5名でしたが、1位は名誉です。天にも昇る気持ちになりました!日頃あらゆる場所で身体を“鍛錬”している私にとってこの結果は励みになります。来年は、自己記録の更新を目標にしています。
■小川さんの夢は広がりますね。RUNフェスタ2023はコロナ禍で4年ぶりの開催だったようですね。
 
 そうなんです!久々にコースを走って爽快でしたね。昨年開催された「第8回RUNフェスタ2022」は、指定期間に累計でどれだけの距離を走行、歩行したかを競う、スマートフォンアプリを活用したOn Line形式の大会で、私は、3月18日(金)0時00分〜3月28日(月)の23時59分までの11日間で、123.3kmを13時間00分37秒かけて走破して51位でした。因みに全国から989名が参加し、記録は、50歳代で5位、60〜80歳代で1位でした(お顔が輝いてきたぞ!)。自宅の周辺の中川放水路の遊歩道を本奥戸橋から平和橋間、1周3.4kmを雨の日も風の日も毎日11.2kmを走りました。(小川さん、ここで思わず胸を張りましたね!)。
■小川さんより4歳年下の記者は(昔は“いだてん男”と言われたのだけれど…)、数歩走ったらふらふら…。何が、どこが違うのでしょうね?

 私は現役のころから、仕事の関係もありましたが、日常とにかく動く、走り回る生活をしてきました。私の職場は新聞社の物流部門で、刷り上がった新聞を配送先ごとに区分けし、トラックに載せて発送するという時間との競争で、とにかく忙しく、自然と走っていたものです。知らないうちに身体を鍛えていたのでしょうね。また親からもらった強靭な身体があったからなのかも知れません。(静かに遠くを見つめ、何度も頷くそぶりを見せた後)60歳で定年後、関連の会社で広告のチラシ、パンフレットなどの発送・配達の仕事に従事し、現役時代の延長のような仕事でやはり忙しく走り回ったものです(笑)。
 定年後の第二の仕事も69歳で終止符を打ち、これからは自分の今までの経験を活かして、大きなことを言うようですが、生まれ育った葛飾の地で何か恩返しが出来ないか、私自身の生きがいを見つけたい、との思いに至りました。お陰様で70歳近くになっても体力の衰えは感じませんでした。その活動の場を「シルバー人材センター」に求めました。
■シルバー人材センターには、私の知人も多く所属していますよ。

 シルバー人材センターでは私の経験してきたことを発揮できる業務を選んでいただいています。私はシルバー人材センターの派遣会員として主な“仕事”は、地元の大手スーパーの店員と「広報かつしか」(以下「広報」)の配達担当です。
 スーパーの店員としては、接客とカゴ及び自転車の整理整頓を行っています。お客様に対する目配り、気配り、心配りが大切で、シルバー人材センターでは年間15回×2時間の「接遇研修」を今も受講しています。
区発行の「広報」は毎月5日、15日、25日の月3回発行されます。自宅は「広報」の指定連絡所になっていて、私は配達員18名のグループのリーダーとして、11,000部を地域の全戸に正確に配達するよう指導・確認し、欠員・欠配がある場合はそれを補っています。
 「広報」は連絡所に発行の二日前に届きます。その日は朝5時半から配達員と仕分け作業です。「広報」には区の大切なお知らせが載っています。また、あまり外に出ないシニアが、シニア向けの情報を知る大切な手掛かりの一つでもあります。こういう方々に少しでもお役に立てれば…、との思いで心を込めて配達をしています。「広報」以外にも、「区議会だより」「選挙公報」「ミル」の配達もあります。時間と正確さとの闘いは続きます。
■私たちNPOが実施するイベントの参加者から、毎回アンケートを回収するのですが、「このイベントを何で知りましたか?」の項では70〜80%の方は「広報」と回答しますね。

 励みになりますね!グループ員にも伝えます。
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 小川さんは 昭和16(1941)年、葛飾区奥戸生まれの82歳。奥戸で生まれ奥戸で育ち、小学校は奥戸小、中学校は奥戸中と根っからの“奥戸っ子”です。葛飾はお好きですか?との問いに即座に「奥戸は昔の自然、歴史が残っていること、下町人情に厚いところ、そんなところが好きです。この自然・歴史を子々孫々に残していくことが今私の携わっている『文化財保護推進委員』の仕事でもあります」。何かをいとおしむ様に語る小川さん。
 「親父が人力車の車夫で、新橋を中心に、芸者さんを乗せていました。夜中の仕事で、週に一遍、人力車を家に持って帰り、ピカピカに磨いていたことを覚えています。仕事に対する誇りというものも知りました。“親父の背中を見て育つ”とはよく言ったものです、私も知らぬ間に頭も身体も使う仕事に就いて、お陰様で身体も丈夫で、毎日楽しく充実した生活を送っています」。
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■今、おっしゃった「文化財保護推進委員」とは?

 私は現在、区からボランティアで「文化財保護推進委員」を委託されています。葛飾区には多くの文化財があります。寺社の所有は勿論ですが、個人の所有も多いのです。これらの埋もれている文化財を後世に伝えていくのが推進委員の仕事です。一例を挙げますと、奥戸にある「森市(もりいち)地蔵」は、森市という行者が村人の繁栄を祈願し「入定」したと言われる塚で、このいわれを小学校3年生の「地域連携授業」で“講義”したこともあります。地域の歴史、言い伝えは伝承していきたいですね。
■小川さんにとって“人生100年”、決して短くはないこれからの人生、夢…?新たに挑戦したい目標などお聞かせいただけますか?

 平凡ながら健康長寿が目標です。この歳になると知力・体力の衰えを感じます。でも、それをカバーするのは気力です。強い気持ちを維持するには、他人(ひと)とのコミュニケーションで頭を使い、運動で体を鍛えることです。そのため今でも好きなランニングを続けています。ラン中(ランニング中毒)なんて言われているのですよ(笑)。11年前から始めたスーパー勤務は、頭脳・身体のトレーニングの場です。「広報」は仲間とのコミュニケーションの場です。多くの人たちとの出会いが脳の活性化(脳トレ)に繋がっています。なんだかんだ1日2万歩は歩いています。因みに祖母は98歳まで生き、天寿を全うしました。

インタビューを終えて〜
 スリムな身体、背筋が真っすぐ伸びて、とにかく姿勢がいい。声に張りがあり、私の顔をじっと見つめる目は優しいが眼光は鋭い。記者も負けずに(内心はたじたじしながらも)平然とインタビューに入ったもんね。70名近くのシニアにインタビューしていれば、度胸は座っているもんね!
 でも1時間近くお話を聞いていて、その見かけの若さだけでなく、物腰と頭脳の柔らかさ、そして「RUNフェスタ」で走る姿に強い意思を感じ、苦労を苦労と思わせないその静かな語り口についつい引き込まれてしまい、すっかり“小川ファン”なっていました。
 突然小川さん、「余分なことですが」と茶目っ気に口を開き、「私の誕生日は1月17日です。あの尾崎紅葉の〈金色夜叉〉で、間寛一の許嫁の宮へのセリフ、『今月今夜のこの月を…』は1月17日の月なのです(笑)ご存知でしたか?」い〜え、私は存じません!(笑)
 「私は特別ボランティアなどと云うおこがましいことはしていません」と何度もおしゃいましたが、小川さんが毎日シニアに元気を振り撒いていることこそ素晴らしいボランティア活動ではありませんか!まさに小川さんは「元気配達ボランティア」です。
 「いつまでもお元気で!」とエールを交換して喫茶店の玄関までお見送りし、猛暑の舗道に立つ小川さんに「お気をつけて」と声をかけたその時、記者と小川さんの周りを一陣の涼風が吹き抜けて行きました。うん、今日もいい話を聞かせていただいた、元気がでたぞ!でも…、暑いなぁ!

インタビュアー:太田敬(葛飾アクティブ.COM)

■小川さんのお話の内容に関するお問合せ:
NPO法人 葛飾アクティブ.COM
事務所:葛飾区青戸5-33-1
電話・FAX:03-5680-2964
(月曜日〜金曜日、午前10時〜午後4時)
(担当 太田敬)
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2.企画特集
「エアコン」

未曽有の猛暑が続いています

暑いの「暑」という漢字は「日」という漢字の下に「者」という字
「日」はもちろん太陽の象形文字
「者」は、「台の上に芝を集めて、積んで火を焚く」 の象形文字「煮」から転じた漢字です
つまり「暑」は上から太陽がギラギラ、下から火を焚いてメラメラ、という状態
これは暑いですよね

漢字の成り立ちを知って、余計に暑くなったところで
今月の特集は「エアコン」です

この夏なくてはならないエアコンの仕組みを知っていますか
エアコンは室内機と室外機から成り立っています

室外機と室内機の金属のギザギザ(アルミフィンといいます)の間を、液体の状態の「冷媒ガス」が循環しており
冷媒ガスで冷やされた金属のギザギザの間を室内の空気が通るときに冷やされて冷たい空気として吹き出てくるのです

では室内の空気を冷やして生ぬるくなってしまった冷媒ガスはその後どうなるのか

室外機の、あの扇風機みたいなもので部屋中を冷やすぐらいの冷媒ガスを再び冷やすことなんてできるのかしらん

実はそこには冷媒ガスの気体・液体変化が関係しています

水を例にとると
水は熱を加える(=熱を水に取り込む)と水蒸気になります
水蒸気は冷やす(=熱を水から奪う)と水になります

これを冷媒ガスに応用すると
液体状の冷媒ガスはアルミフィンを通っている間に熱を加えられて気体状になります
気体状になった冷媒ガスは、室外機で圧縮されて(=冷やされて)また液体状になります

暖房のモードでは、ほぼこの逆と考えていただければOK

この作用を「ヒートポンプ」といいます
熱の移動によって冷やしたり温めたりする機械では、他に冷蔵庫もそうです

室外機のファンが扇風機のように冷媒ガスを冷やしているわけではなく
また、室外機から空気を取り込んでそれを冷たくして室内に送っているわけでもない

「ヒートポンプ」は原料につかう熱量(電気や灯油など)よりも大きい熱を動かすことができるので
エネルギーの節約という観点からもエアコンは優れものなのです

よく「エアコンが苦手」という方がいます
エアコンの冷えによって頭痛や関節痛、倦怠感がおこりそれが長く続いてしまった、という経験をお持ちの方も多いのでは

哺乳類である人間は恒温動物なので、皮膚上の温度を大体36.5℃にしておく必要があります
暑さ寒さを感じると、皮膚の細胞からカリウムイオンが放出されて、脳へと伝わり「寒い!」「暑い!」となります

でも急激な寒さでないと、例えば部屋にいる半分くらいの人が心地よいと感じるくらいの寒さだと、
脳への刺激が鈍くなって気づいたときには芯まで冷えた状態に

熱中症対策でもそうですが、暑い寒いを感じたときは対策するにはもう遅いのです
今優先すべきは熱中症対策です
エアコンはつけて、そして苦手な方は掛け物を一枚羽織り、風の直撃を避けるなどしましょう

エアコンの室外機と室内機のように人間の皮膚感覚と脳は一体的に動いています
どちらかが壊れれば動きません
両方にメンテナンスが必要なのです

ツクツクボウシも鳴き始めました
暑い盛りももう少し
なんとか乗り切りましょう!

(文 高橋 久子)
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3.講座・イベント・ボランティア等募集情報
 8月も残りあと数日となりますが、日差しの暑さはまだまだ続きそうです。熱中症対策は引き続き行いましょう。
 また、夏野菜を取り入れた食事も健康維持にとって栄養面で効果的です。旬の野菜は栄養成分が豊富でうま味が濃いのが特徴で、その時期に体が必要とする成分がたっぷりと含まれているので、積極的に摂るようにしましょう。季節の野菜は鮮度も良く価格も安く手に入り易いので、毎日の食事にも取り入れ易いのです。
 食中毒のリスクが高い季節でもありますので、食材の保存や調理器具の衛生管理にも気をつけましょう。
 太陽の光を浴びると、自分ではあまり感じないけれど思った以上に体は疲れています。1日分の蓄積された疲労や消耗した体力を元に戻すためには、十分な睡眠、栄養のある食事が大事です。また、適度な運動やストレッチを取り入れて、筋力や体の柔軟性を付けておくことも大切です。

●地域包括ケア担当課よりお知らせ●
 9月14日木曜日、シニア週間行事をシニア活動支援センターで開催します。作品の展示、簡単な体力テスト、Gバンド演奏会や葛飾元気野菜の販売などを行います。会場となる部屋や時間などの詳細は、パンフレットをご覧ください。パンフレットはシニア活動支援センター1階窓口にも設置していますので、ご自由にお持ちください。
 9月30日までの酷暑厳しい期間は、9時の開館時間の10分前より1階ロビーを開放しております。但し2階利用の受付は9時からとなります。ただし、大声での会話はお控えください。
◎地域包括ケア担当課ではたくさんの講座を予定しています。広報かつしか、区の公式ホームページなどでも募集記事を紹介していきますが、シニア活動支援センターの窓口にも9月〜10月の広報かつしかに掲載予定の講座をまとめた講座情報をご用意しています。
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●健康づくり課よりお知らせ●
歯周病は知らぬ間にあなたのお口に忍び寄っています
〜セルフチェックしてみましょう〜
□歯みがき時など歯肉から出血しやすい
□歯肉が赤く、腫れている
□口臭があると人に言われる
□起床時、口の中がネバネバする
□歯がグラグラする
※1つでも当てはまると歯周病の恐れがあります。まずは歯科健診を受けましょう。
 令和5年度の成人歯科健診は9月30日までです。今年度から対象者が拡大され、30歳・35歳も追加になりました。対象者の方には令和5年5月下旬に受診券を郵送しました。
 詳細は葛飾区ホームページhttp://www.city.katsushika.lg.jp/より「成人歯科健診」と検索してください。
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◎配信停止やメールアドレスの再登録はこちらからお願いします。
このメールに直接返信することはできません。
▽配信終了の手続きは下記ホームページでお願いします。
▽メールアドレスの変更の場合は、一度配信解除の手続きをして、改めてお申し込みください。お申し込みは、次の葛飾区公式ホームページからお願いします。
https://www.city.katsushika.lg.jp/
▽葛飾区公式ホームページから
「区政情報」>「広報・広聴」>「メール配信サービス」>『シニア向け活動情報マガジン「Cha!Cha!Cha!」』の順で検索してください。
◎この情報配信サービスに掲載されている情報についてのご質問は、それぞれの問い合わせ先にお願いします。
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発行元:葛飾区地域包括ケア担当課
    シニア活動支援センター
    (電話03-5698-6201)
編 集:葛飾アクティブ.COM
連絡先:葛飾区シニアIT・活動情報サロン
    (電話03-3692-3180)
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  • 登録日 : 2023/08/25
  • 掲載日 : 2023/08/25
  • 変更日 : 2023/08/25
  • 総閲覧数 : 65 人
Web Access No.1318703