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市長の日記「Lエール、防災訓練、スケッター ほか」

12日も終日様々な公務が続きました。  
 午前中は、「小田原Lエール」の認定式。市内で女性活躍を推進し女性が働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組む企業等を、一定の基準に基づき認定する本市独自の制度として、令和2年度に創設。毎年新たな認定と、取り組みのレベル向上に伴う更新認定を重ね、今年度まで105社が認定を受けるに至りました。この日、元気な女性たちが大勢集まった晴れやかな認定式となり、新規申請と更新申請の企業の皆さんに私から認定証を交付。皆さんの取り組みに敬意を表し、益々の女性活躍推進の取り組みをお願いしました。

 その後、庁議室にて(株)プラスロボの鈴木社長と連携協定の締結式。超高齢化が進み介護事業所では専門人材の深刻な人材不足に悩んでいますが、その解決の一助として始まっているのが、同社が進めている「スケッター」という仕組み。介護事業所の中の業務のうち、介護の専門技術がなくてもできる、例えば食事の準備や片付け、利用者さんとのレクリエーションなどを、周辺住民も含めた人たちに担ってもらうことで、介護専任スタッフの負担を減らし、現場の人材不足を解消するもので、まさに「助っ人」を集める仕組みです。
 市高齢介護課の若手職員の着眼で実現した連携協定で、県内では小田原が初めて取り組むことになります。

 午後一番で、家電量販店の(株)ノジマさんより、電化製品の寄付を頂きました。平成20年度以降ほぼ毎年行って頂いており、今回が16回目。災害時に活用できる大型蓄電池、iPad、単4電池といった災害対策を強く意識したご寄贈で、たいへん有難いです。大型蓄電池は前回のご寄付と合わせて、これで25か所の広域避難所すべてに配置ができることになります。

 続いて、市災害対策本部運営訓練。先日2日には市内全域でいっせい総合防災訓練を行いましたが、今回は市役所に設置される災害対策本部の設営と、災害発生後の被害状況に対応する各部局の動き方や情報連携などの実戦を想定した訓練。災害対策本部が実際に設置されることになる市庁舎7階の大会議室に幹部職員らが陣取り、市内各地での災害発生状況などへの対応策を練り、それらを本部会議で共有する一連の流れのシミュレーションでもあります。
 これを行うことにより、実際にどのような被害状況と対応の必要性が発生するのか、かなりの棚卸になったと感じます。もちろん、本番ではこんなに整然とはできず災害対策本部そのものが戦場のようになるので、参加した職員たちにはそれに向けた準備をしっかりするよう伝えました。

 夕刻は、富士見地区へ。市内全ての自治会連合会エリアにて実施する「市民と市長との地域活動懇談会」が、この富士見地区を皮切りにこれから始まっていきます。市がこれから進めようとしている地域コミュニティ政策の方針と具体的な施策の説明を私からさせて頂いた上で、各地域の現状や取り組み、課題感や市行政への要望などをできるだけ聞かせて頂き、地域コミュニティのより良い未来に向けた取り組みへとつなげようとするものです。
 昨夜の富士見地区は、自治会総連合会長の関野さんの地元でもあり、26地区の第1回目ということもあって、50名を超える大勢の皆さんにご参加頂きました。深刻な担い手不足、自治会加入者の減少、高齢化が進む地域の現状、若い世代が活躍している様子などを改めて共有した、有意義な会となりました。

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  • 登録日 : 2024/11/13
  • 掲載日 : 2024/11/13
  • 変更日 : 2024/11/13
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