Recent
Back Issues
在シカゴ日本国総領事館からのお知らせ
在シカゴ日本国総領事館からの新着情報、重要なお知らせを常時お届けしています。
海外安全対策情報
シカゴ市警察の発表によると、犯罪発生件数は2023年をピークとして減少はしているものの、未だ高い水準で推移しています。下記《シカゴ市警察からの犯罪被害に遭わないためのアドバイス》をご参考に、日頃からの防犯には十分ご注意ください。
| 罪種 | 2025年 | 2024年 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 殺人 | 177件 | 258件 | -31% |
| 不同意性交等 | 811件 | 812件 | 0% |
| 強盗 | 2804件 | 4251件 | -34% |
| 重傷害 | 2531件 | 2980件 | -15% |
| 侵入窃盗 | 2731件 | 3506件 | -22% |
| 窃盗 | 25942件 | 26980件 | -4% |
| 自動車窃盗等 | 7495件 | 10527件 | -29% |
| 総数 | 42491件 | 49314件 | -14% |
| 発砲件数 | 623件 | 1029件 | -39% |
シカゴ市と同様に各州の主要都市(ウィスコンシン州ミルウォーキー、ミズーリ州セントルイス、スプリングフィールド、カンザスシティ、イリノイ州ロックフォード等他多数)でも、危険とされる地域への立ち入りは控えるようにして下さい。また、安全とされる地域においても、深夜の外出を控え、人通りの少ない場所や灯りの少ない薄暗い場所を避け、交通量の多い大通りを選んで移動するなど犯罪に巻き込まれないための自衛策が必要です。
万が一の場合には、家族や知人との間で安否を確認し合える体制を話し合っておくなど、日頃から不測の事態に備えることが肝要です。
● 電話や電子メールによる詐欺
治安機関や金融機関の職員を語り、現金を騙しとろうとする詐欺事件が発生しています。警察等の治安機関や社会保障局といった組織が電話で現金の支払い要求をすることは有り得ません。そのような電話は詐欺である可能性が極めて高く、安易に個人情報等を教えないようご注意ください。また、クレジットカード情報やアカウント情報等といった重要な個人情報を盗み出すフィッシング詐欺事案も発生していますので、ご注意ください。
詳細については、当館ホームページをご覧ください。
【注意喚起】電話や電子メールによる詐欺被害にあわないために
https://www.chicago.us.emb-japan.go.jp/files/100176976.pdf
シカゴ市警が発表している、シカゴ中心部で発生している犯罪の特徴は以下の通りです。
- レストランやカフェで食事中、スマートフォンをテーブルに置いたままトイレに行き、その間にスマートフォンを盗まれる。
- 見知らぬ人に話しかけられ、答えている間に他の仲間がスリを行う(主に若い男性が使う手口)
- 人が多いエレベーターや回転扉で自分の降りる階や順番に気を取られている間にスリの被害に遭う。
- トイレの個室を使用中、個室内のフックに掛けたバッグ等を個室外側から手を入れられて盗まれる。
- ライドシェアを装い、夜間酔っ払いに近づいて乗車させ、クレジットカード等を盗む(使われる車は偽造したライドシェアのステッカーが貼られたりして本物と間違いやすくなっている)
- 多数の若者が、街を徘徊しながら歩行者を襲撃して金品を奪う。
《シカゴ市警察からの犯罪被害に遭わないためのアドバイス》
【公共交通機関内で…】
- 電車のドアの脇には座らない。ドアが閉まる間際に携帯電話その他の貴重品を奪われる可能性あり。
- 電車に乗る際には先頭車両、バスに乗る際には運転手の近くに可能な限り乗車。
- タクシーに乗った際には、友人や家族に電話をかけ、タクシーに乗ったこと、これから帰ることなどを伝える。(かけるふりをするだけでも防犯効果がある。)
- 電車、バス、タクシー内では、隙を見せないよう、絶対に眠らない。
【町中で…】
- 意図的に車両をぶつけてきて、被害者が降車したところを狙う犯罪あり。車から降りたところで強盗やカージャックに遭う可能性あり。走行中に後ろから追突されたら、状況によっては、車を停止させずにそのまま走り続け、すぐに911に通報する。
- ズボンの後ろのポケットには貴重品を入れず、常に空っぽにしておく。
- 歩行中にヘッドフォンなどで音楽は聴かない。スマートフォンを見ながら歩行することも避ける。常に周囲に注意を払う。
- 夜間の路地のような安全とは言えない場所の一人歩きはできる限り避ける。
- 物を売りに来た振りをして貴重品を盗む手口あり、貴重品は常に手元に置いておく。またレストランなどでテーブルの上に携帯電話などを置きっ放し、出しっ放しにしない。
- ファストフード店のドライブスルー・カウンターなどで、店員がクレジットカード情報を詐取(スキミング)する事例があるので、商品購入の際にカードから出来る限り目を離さない。
【自宅で…】
- 見知らぬ者を自宅内に入れない。水道、電気工事などを装い、家に上がり込むケースが多い。頼んだ憶えのないものは断る。
- 貴重品のシリアル番号、型式、写真などは事前に保管しておく。これらがないと、警察としても事後の捜査は不可能。パスポートも同様に、関連情報をパスポートとは別に保管しておく。
- 防犯にはきちんとした機材を自宅に設置しておく。防犯カメラは4Kのものを設置する。それ以外の仕様では犯人の特定は難しい。できれば画像を30日間保存可能なものを選ぶ。
- 届いた手紙はすみやかに受け取り、郵便ポストに長期間放置することはないようにする。留守にする場合は郵便を止めるか、信用できる近隣住民に回収をお願いする。
- 旅行前や旅行中に、SNSに旅行先の様子などを載せない。留守であることを広く宣伝しているようなもので、犯罪リスクを高める。
当館管内において、2023年5月に在留邦人の方が当事者になるケース(スーパーで買い物中に日本人であることを揶揄する人物から、頭部を平手打ちされ所持品を奪われた事例等)を確認しており、今後も根拠のない情報に基づいた個人的偏見によるヘイトクライムやハラスメントがアジア系住民に向けられる可能性があることから、未然に危険を回避し、ご自身の安全を守る行動を取るよう、十分注意してください。
一般的な安全対策と同様、以下の点に注意し、ご自身の安全を守る行動を優先するように心掛けてください。
- 暴力被害に遭う恐れを少しでも感じた場合には、すみやかに現場から離れる。
- 見知らぬ者から注意を引くような言動をされても、相手にしない。
- 車両から声かけや嫌がらせを受けた場合は、車両と反対方向に立ち去る。
- 身の危険を感じたら、大声で周囲に助けを求める。
- 深夜の一人歩き等危険を招きやすい行動は可能な限り避け、なるべく複数名で行動する。
- 相手を不必要に刺激しない。
- 万が一、ヘイトクライム等の被害に遭った場合には、警察(911 番)に通報して頂くとともに、当館にもご連絡をお願いいたします。
《シカゴ市ヘイトクライム通報窓口》
Chicago Commission on Human Relations (CCHR)
312-744-4874 312-744-2571
https://www.chicago.gov/city/en/depts/cchr/supp_info/assistance_for_hatecrimevictims.html
《当館管轄10州のヘイトクライム通報窓口》
https://www.chicago.us.emb-japan.go.jp/files/100605100.pdfUpdated on 2025/ 7/ 1
Information

- 在シカゴ日本国総領事館(Consulate General of Japan in Chicago)
Consulate General of Japan in Chicago
- TEL:
- 312-280-0400
