前の画像へ
次の画像へ

2023年10月18日~2023年10月24日 / New York City (Diamond District), New York / その他

拡大
終了しました
会場 日本クラブ会館7階 日本ギャラリー(145 W 57th St, 7th Floor, New York, NY 10019)
住所 145 West 57th Street, New York City (Diamond District), New York, 10019 USA
日程 2023年10月18日~2023年10月24日
時間
[時間詳細]

10:00 am - 6:00 pm (月-金) / 10:00 am – 5:00 pm (土) / 日休

[アクセス]

Fトレインの57th Street駅から徒歩5分
N・Q・Rトレインの57th Street駅から徒歩3分
A・B・C・D・1トレインのColumbus Circle駅から徒歩7分
B・D・E トレインの7th Avenue駅から徒歩10分

[会場詳細]

地図: https://goo.gl/maps/ChcpgDcR6CjSDemH8

Web Access No.1401441

日本ギャラリー 「土肥信一 + 平岩共代 展」

10月19日より、日本クラブ7階の日本ギャラリーでは、ニューヨーク在住の洋画家・土肥信一氏と東京・品川区在住の金属造形作家・平岩共代氏による二人展を開催いたします。
日本ギャラリーでは、ニューヨーク在住の洋画家・土肥信一氏と東京・品川在住の金属造形作家の平岩共代氏による二人展を開催いたします。

土肥氏は、1955年に金沢工芸美術大学を卒業後、東京で作家活動をされましたが、1960年に現代絵画に魅せられ渡米。1966年2月から10ヶ月間に亘り米国内を巡回する個展を開催しました。1968年にメトロポリタン美術館でコンサバターとして就業し、古美術保存、修復に従事するとともに、日本国内外で作家活動を続け、今日に至っています。2004年には、日米友好150周年記念外務大臣賞受賞、2011年には文化活動寄与に対して、旭日双光章を受賞されました。
本展では、「9.11からコロナ禍まで」 をテーマに制作した作品を展示いたします。「大国アメリカを直撃した大参事事件から早くも20数年が去り、又、一時は世界中を揺るがしたコロナ禍もすぼむ今、『哀れ人の世、然れど人の世』に敢えて作品発表の趣旨を当てました。ロシアのウクライナ侵攻に加えて、地球上の記録的な自然災害にも拘わらず、人々は愛の絆をもって努力惜しまず、日夜平和を求め希望の灯りを燃やし続けています。特に、吾人生に末永く記憶に残るであろう『9.11』の惨事による出来事は個人的にも例えようもない極めて深い感傷的な関与に進展しました。本展覧会に展示する作品は捲り去った暦の覚え描きを顧みるような小品で纏めたものです」と土肥氏は言います。

一方、平岩共代氏は、東京藝術大学美術学部大学院美術教育研究生を修了後、金属を主体とした立体作品やオーナメント、ジュエリー、インスタレーションを制作しています。2006年には、文化庁特別海外派遣研修員としてニューヨークのミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン(MAD)で研鑚を積まれました。アートの世界で40年以上の経験を持ち、国内外で数々の賞を受賞しています。特に、権威あるフリードリヒ・ヴィルヘルム・ミュラー国際ジュエリーコンクールでの最高賞や、フィラデルフィア美術館での常設展示は記憶に新しく、ジュエリーや彫刻作品は、ニューヨーク芸術デザイン美術館、ニューヨークとシカゴのSOFA、ベルギーの国際レースビエンナーレなど、世界中のギャラリーや美術館で展示されています。

本展では、大和言葉から心に浮かぶ情景を記憶にとどめて具現化した作品群を展示いたします。大和言葉の響きは、スマートで、凛々しく、気高く、優雅です。平岩氏は母国語の言葉に美を感じ、その素朴さを素材のダイナミックな可能性に埋め込みました。心に刻まれるのは、廃墟や古建築を自然に語り、まどろみの町を旅する風の音と香り。大和言葉は、日本の古典が持つ独自の文化と美意識から生まれました。平岩氏の作品は、自然で季節感があり、複雑な感情を表す音を美しく優雅に表現しています。それは同時に平岩氏の自己アイデンティティの発見でもあります。日本の伝統に根ざした新しい芸術を創造し続けてきた平岩共代氏の作品をご鑑賞下さい。

「『ご縁』という言葉があります。現代美術を語る際には聴かれませんが、この二人展は、金属造形作家の平岩共代氏と私土肥信一の作品をこよなく愛して頂いている奈良薬師寺八幡院の安田暎胤長老様ご夫妻のご縁により、開催の運びとなりました。コロナ禍最中の画廊設定甚だ困難な時期に作家の意欲を奮起させるスローガンで後押し励ましを頂いた賜物と信じています。通常二人展の会場は同種作品の協和に鑑賞者が感動感銘の協和美を楽しみ癒されますが、この二人展はカテゴリーが違う二種の協和が醸す美を皆様にご鑑賞頂ければと思っています」と土肥氏は話しています。

ぜひご来場を頂き、ジャンルの違うアーティストが醸し出す美しいハーモニーをお楽しみ頂ければ幸いです。


Photos:
(左)土肥信一「Semptember 11th 2」キャンバスにアクリル絵の具 55.88cm x 68.58cm
(右)平岩共代「つばき- 春を祝う」 アルミニューム 30cm x 33cm x 7cm
[お問い合わせ先]
gallery@nipponclub.org
  • [登録者]The Nippon Club
  • [言語]日本語
  • 登録日 : 2023/10/14
  • 掲載日 : 2023/10/14
  • 変更日 : 2023/10/14
  • 総閲覧数 : 1209 人