- バックナンバー
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- 第1回 : 初めまして! SFの結婚相談所 「glow」 です
- 第2回 : オンラインデーティングとマッチメイキングの違い
- 第3回 : どんな人が国際結婚に向いているか
- 第4回 : 結婚しやすい人、しにくい人
- 第5回 : アメリカ人に好かれるタイプ、日本人に好かれるタイプ
- 第6回 : なぜ私はずっとシングルなの? とお悩みの方へ。
- 第7回 : 日本人男性はモテます!
- 第8回 : 初めてのデートで印象づける方法
- 第9回 : 必ず会話が弾む話術
- 第10回 : おつきあいを結婚に発展させよう
- 第11回 : 誤解されている文化の違い その1
- 第12回 : 誤解されている文化の違い その2
- 第13回 : 日本人妻を持つ外国人夫の悩み
- 第14回 : 「好きなタイプ」と「好かれるタイプ」は違う?
- 第15回 : 男女メール頻度の違い 「なぜ彼はメールをくれないの?」
- 第16回 : 日本人女性のこんなところが苦手
- 第17回 : 他人に厳しい日本人 ~ フィードバック ~
- 第18回 : 遠距離と近距離恋愛
- 第19回 : 国際恋愛 : 社交辞令はどこまで?
- 第20回 : パーソナル・ブランディング
- 第21回 : お相手のご家族と過ごすホリデーシーズン
- 第22回 : モテたい男性の皆様へ : レディファーストの勧め
- 第23回 : オンラインでのお相手探しと、そのお作法
- 第24回 : 婚期を逃した男性
- 第25回 : 婚活疲れになったら
- 第26回 : 国際恋愛の常識・非常識
- 第27回 : シルバー世代の出会いと結婚
- 第28回 : しつこい恋人にならない方法
- 第29回 : 国際結婚式用語としきたり
- 第30回 : 出会いがあれば、別れもあります
- 第31回 : 日米再婚事情
- 第32回 : Long and Lasting Relationship
- 第33回 : アメリカで妊娠と出産-その違い
- 第34回 : 一年のまとめをする
- 第35回 : オープンになること
- 第36回 : 日米気持ちのすれ違い
- 第37回 : リレーションシップの決まり文句
- 第38回 : アメリカ人と日本人 : 結婚生活意識の違い
- 第39回 : お子様を希望される方へ
- 第40回 : 入会をお断りする方々のケース
- 第41回 : 次回デートに誘われる!?魔法の言葉
- 第42回 : 婚活に写真を使う良い点と悪い点
- 第43回 : 印象を第三者から聞く・伝える/スペシャルQ&A 「マッチメーカーになりたい方のためのFAQ」
- 第44回 : デートで嫌われる行動
- 第45回 : サンクスギビングディナー
- 第46回 : オンラインデーティング "Do and Don'ts"
- 第47回 : 日本人の思う"キレイ"と外国人の思う"キレイ"
- 第48回 : 国際結婚―決め手となる要因
- 第49回 : こんな結婚相談所には気をつけよう!
- 第50回 : 子連れ婚!同性婚!養子縁組!アメリカの家族~幸せの形はいろいろ
- 第51回 : グローバルな男性は自立した女性がお好き
- 第52回 : 2017婚活大作戦 前編
- 第53回 : 2017婚活大作戦 後編
- 第54回 : 春です!断(男)捨離しましょう!
- 第55回 : 人生、前が見えなくなったら…
- 第56回 : 本当にあった怖い話 ~30代女性の婚活~
- 第57回 : “3高イケメン男子”の傾向と進化
- 第58回 : ITオタク男子はスルメイカ!?
- 第59回 : お勧めバツ組男子の見抜き方
- 第60回 : 婚活市場で苦戦する女性とは ~前編~
- 第61回 : 婚活市場で苦戦する女子とは ~中編~
- 第62回 : 婚活市場で苦戦する女子とは ~後編~
- 第63回 : “Stop The Virus, Not Your Love!”
- 第64回 : 家庭内での社会的距離
- 第65回 : 恋愛withコロナ
- 第66回 : Let’s Spread Your Love in the New Year! ービデオデートの秘訣ー
- 第67回 : 遠距離恋愛を持続させるには?コロナ禍の恋愛ABC
- 第68回 : 希望溢れる初夏到来!恋をしましょう!―愛を成就させたカップル達の体験談―
- 第69回 : 恋の味方?マッチングアプリの必勝法 ~前編~
- 第70回 : 恋の味方?マッチングアプリの必勝法 ~後編~
- 第71回 : コロナ禍に負けない!遠距離恋愛
- 第72回 : "ハイブリッド "日系結婚相談所のメリットとは?
- 第73回 : 婚活に「見た目年齢」は有利?「実年齢」vs「見た目年齢」イタい女/男にならないためのポイント~ビジュアル編~
- 第74回 : 対面デートの必勝法 ~デート上級会話術~
- 第75回 : 2023年、新しい“出愛”へ!本気の婚活、始めましょう。~マッチメーカー歴20年を振り返って~
- 第76回 : 笑顔が引き寄せる幸せ ~表情筋エクササイズで素敵な出会いをGet!~
- 第77回 : 「このままの私/僕を受け入れて」は、わがまま?
- 第78回 : 国際マッチメーカーが見た2023年の婚活/恋愛トレンド
- 第79回 : 人の優しさに救われたからこそ、人に寄り添いたい ~glow 国際マッチメーカー 大橋美代子の半生~
私たちマッチメーカーは、心理学者でもありませんし、カウンセラーなどでもありませんので「こうである!」と言うのは大変おこがましいのですが、今回はあくまでも私たちがインタビューした日本人女性や在米の日本人女性で国際結婚をしている方、または日本在住の国際結婚・国内結婚をしている女性一般からの認識ということでお話をさせていただきます。
日本の雑誌などでも、子供の頃から刷り込みが行われ、親や親戚も大抵、日本人女性にこんなことを言うのではないかと思います。
- 「男の心は胃袋でつかめ」
- 「良き妻、良き母親であれ」
- 「自分のことより、子供や夫に尽くせ」
非常に端的に書きましたが、まとめるとこんな感じのことを言われませんでしたか?テレビでも雑誌でもインターネットでも、大抵特集は『彼が好きな服』『彼が喜ぶ料理』『彼が喜ぶこんな仕草』などなど。なんでも彼中心に回ります。
子供ができたら、子供中心になるのはしようがありませんし、子供はとても可愛いでしょう。誰にとっても大事な大事な宝物です。しかし日本人女性はずっと、子供にも夫にも、良い母親であるようにしつけられている傾向があります。夫にもいつの間にか、母親の役をしているようになってくるとは思いませんか(そして夫もそれをいつの間にか望んでいる傾向があったり)。
たとえば妻は、パートで働いていてもお弁当を作り洗濯をし、子供の学校や習い事や近所のお付き合いや買い物など、ほとんどのことをこなします。夫はといえば、休みの日に子供をかまったり、もちろんお買い物も時々は手伝ってくれるでしょうけれども、ほとんどの方々が、毎日積極的に関わってはいないと思います。何をしているかというと、仕事。仕事に集中はしているはずですね。
しかしパートでも仕事は仕事、妻はかなり仕事が多く疲れてしまいます。専業主婦の方も、夫の母親と秘書役をこなしているわけですから、大変疲れてしまうので、自分のことがおろそかになります。これは自然とそうなってきますよね。自分が何をしたかったか、なども二の次にし、子供と夫に尽くします。これが平均的な日本人妻のあり方だと思うのです。
その結果、夫婦ふたりの親密度が減ってはいませんか。もちろん、家族としての絆は深まっているかもしれません。子供をかすがいとして、お互い頼りあっている状況などになっているかもしれませんが。
このような日本人妻の考え方は、大変根深く私たちの心の中に刷り込まれているため、私たち女性は、よっぽど時間とお金に余裕がない限り、自分のことを第一に考えたり、また夫にとって魅力的な女性になろうと(内面も、外面も)はしないのではないでしょうか。むしろそれを悪いと考える傾向があるように思います。
では、アメリカ人女性はどうでしょうか。料理は上手になれと言われるか?答えはノーです。子供は大事だけど、自分については?とりあえず夫と子供のことを?大草原の小さな家のお母さんはまだしも(あれはその時代ですから…)、現代の女性の話です。アメリカ人女性は大抵、子供の頃からロマンスを大事にするように、それはまたそれで刷り込みが行われています。テレビや映画、雑誌、自分の親なども、子供をベビーシッターに預けてディナーに出かけたり、夫婦の寝室は子供部屋とは離れていたり(どんなに子供が小さくても)。
アメリカ人男性とおつきあいしたことがある方はお分かりと思いますが、本当に本当に料理はどうでもいいんですよね。もちろん上手かったら嬉しいけど、いつもやってもらっていると申し訳がない、自分は何をしたらいいんだという気になるようですし、友人が遊びに来た時に奥さんがキッチンにずっといたりするとやめてくれ、と本気で言われるほどです(メイドじゃないんだからやめて、俺がそうさせてるみたいと、大体言います)。素晴らしいお弁当を作らなくても、外でサンドイッチ食べればいいわけですし大抵の方は気にしません。胃袋ではつかめない。では一体何で?それは、その女性の魅力で、ということになります。
家族の一員であることはもちろん、人間として魅力的であるか、女性として魅力的であるか、男性自身も努力をしないと、女性の方が離れて行ってしまいますから(大抵、お互いが経済的にも自立している同士なので、別れたら生活できなくなるから別れられない、ということがないため、お互いが誠実でなくなったら、そして魅力がなくなって他の人に心が移ったら、すぐ離婚になります)、男性も努力をするわけです。ですから、女性にもそれを求めます。
アメリカ人女性は、体型維持のためにダンスのクラスに通ったり、2人の趣味を持とうとしたり、とても積極的にお互いのリレーションシップを錆びさせないよう気を使います。そうするようにしつけられているから、刷り込みが行われているからです。
結婚する前、そして結婚して子供ができるまでは、日本人女性も上記のアメリカ人女性のように仕事もフルタイムで持っていたりしますし、子供に集中することがないため、夫のことを考える時間も多く、自分を魅力的に見せようとします。ところが子供ができたら、上の刷り込みがむくむくと出てきてしまい、自分も子供の頃添い寝をしてもらったので、夫は1人、子供と自分は一緒に寝る、などの生活が続いたりします。これがアメリカ人男性には耐えられないという話はもう本当によく、よく聞きます。添い寝は悪いことではないのですが、上記の違いから言えば、どんどん母親化がはじまっているわけで、母親とデートする魅力を感じるかどうか?どう思いますか?
子供を1人で寝かせておいて、自分が夫婦の寝室に引き上げてしまうのを、悪いことだと考える日本人女性もいるでしょうし、添い寝のどこが悪いの?と考える日本人男性もいるでしょう(しかしそれが続き、お互いがまるでルームメイトのようにある意味疎遠になったら、母親ではない魅力的な女性に目が行くようになりますよね。これは自然にそうなってしまうでしょう)。もちろんそればかりではない場合もありますので、一概には言えませんが、一般的によく聞く離婚の原因は、夫婦間のその親密度の意識の違いがこじれて…ということが多く、お互いをいつまでも新鮮に、夫婦仲良くやっていくためには、常に努力が必要で、結婚そのものは決してゴールではないということを、私たちは常に皆様のお話を伺っていて思うのです。