米国公認会計士による、わかりやすい!会計・税金101

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2024年 2月 22日更新

第15回 : 2023年度のタックスリターンについて ~個人と小規模事業主 確定申告の流れ~

今回のコラムでは、確定申告の具体的な流れをご説明します。

個人の確定申告の場合
1. 準備と収集

必要な書類と情報を集めます。これにはW-2フォーム(給与所得者用)、1099フォーム(非給与所得者用)、銀行取引明細、投資収益の記録、およびその他の収入や控除に関連する書類が含まれます。

2. 税申告ソフトウェアまたは税理士の選択

税申告を簡単にするために、税申告ソフトウェアを使用するか、税理士を雇うかの選択をします。ソフトウェアを使用する場合、適切なソフトウェアを選び、インストールします。

3. 申告書の記入

税申告ソフトウェアを使用する場合、プログラムに従って申告書を入力します。必要な情報を正確に記入し、控除やクレジットを適切に申告します。

4. 確認と修正

申告書を入力した後、誤りや欠落した情報を確認し、必要に応じて修正します。

5. 納税額の計算

ソフトウェアまたは税理士が納税額を計算し、返金を受けるか、支払いを行う必要があるかを確認します。

6. 送信

申告書が正確で確認されたら、オンラインで送信するか、紙の申告書を提出します。提出方法は、フロリダ税務局のウェブサイトで確認できます。

7. 支払い(必要な場合)

納税額を支払う場合、オンラインで支払いを行うか、小切手やクレジットカードで支払います。支払い期限を守ることが重要です。

8. 確認

提出後、確認メールやレシートを保管し、必要な場合に備えて保管します。

小規模事業主の確定申告の場合
1. ビジネスの収入と経費の記録

ビジネスの収入と経費を詳細に記録します。これには売上、経費、賃金、購買、および他のビジネス取引が含まれます。

2. 税理士または会計士の雇用

最適な控除とクレジットの判断が複雑になってくる段階で、小規模事業主は税理士または会計士を雇うことを検討します。

3. 事業のタイプに応じた申告書の選択

ビジネスの形態(個人事業主、LLC、法人など)に応じて適切な申告書を選択します。これには、スケジュールC(個人事業主の利益と損失)、スケジュールK-1(パートナーシップまたはSコーポレーションの収益)、または法人申告書などが含まれます。

4. 税務申告書の記入

選択した申告書に必要な情報を正確に記入します。経費、収益、控除、クレジットなどの詳細な情報を提供します。

5. 確認と提出

申告書を確認し、必要に応じて修正します。正確な情報を提供し、納税期限内に提出します。

6. 納税額の計算と支払い(必要な場合)

納税額を計算し、支払いが必要な場合はオンラインまたは紙の手段で支払います。

7. 確認

提出後、確認メールやレシートを保管し、ビジネスの記録として保管します。

以上が、個人と小規模事業主の確定申告の基本的なステップです。ご自身の事業内容や状況に応じて追加の手順が必要な場合もありますが、基本的にはこの流れになります。

注: 本記事は一般的な情報をまとめたものです。詳細は専門家にご相談することをお勧めします。

2024年 2月 22日更新

Columnist's Profile

会計士・CPA尾崎真由美(Todd's Accounting Services / 尾崎会計事務所)

ワシントン州会計士、法学修士、経営学修士、尾崎会計事務所代表、シアトル国際会計代表も兼務。長年にわたる経験と知識で個人のお客さまから法人のお客様まで、個々のニーズに合わせたサービスを提供してきた。個人向けタックスリターン、相続税、その他タックスプランニングはもちろん、法人向けサービスとして会社設立サポートやアウトソース、ブックキーピング、会計税務コンサルティング等、幅広いサービスを展開。親切、お客さまに満足していただけるサービスを提供する。

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