Column

~サンフランシスコ・ベイエリアよりお届け!~国際結婚・恋愛相談

Updated on 2021/ 8/ 13

Vol.70 : 恋の味方?マッチングアプリの必勝法 ~後編~

今回は、マッチングアプリを使用するにあたっての必勝法を、マッチングアプリの達人こと達子(タツコ)と、迷走してしまっている迷子(メイコ)の具体例をあげてお届けします。
【達子(タツコ)のプロフィール】
達子は、2人の子どもを持つ40代のシングルマザー。彼女は子どもがいるため、一般的に条件の良いタイプではないですが、パンデミックが始まる少し前からマッチングアプリ(出会い系サイト)を使い、真剣に付き合えるパートナーを探し始めていました。彼女は、マッチングアプリに向いているタイプで、前回のコラムで挙げた条件を全てクリアしています。つまり、自分に自信があり、キャリアもあり社交的、さらに冷静で客観的に物事を判断できる女性でした。まさに、ベストセラー本『ザ・ルールズ』に書いてあることを楽しみながら実践できていたのです。彼女は、なんと1年間でマッチングアプリサイトを4社ほど利用して、100人以上の男性に直接会い、ついに素敵な男性と真剣にお付き合いをすることになったのです。お相手は、達子と過ごす時間を楽しみにしていて、彼女が喜びそうなレストランを3カ月先まで決めているほど、達子にぞっこんだそうです。
【迷子(メイコ)のプロフィール】
一方、マッチングアプリで迷走してしまった迷子は、30代後半。離婚歴は1回ですが、子どもはいないため、自由な時間があり、マッチングアプリで知り合った男性と平日でもデートができる状態。性格も良く、一般的な良質女子とも言えるタイプです。そんな迷子は、純粋に恋愛をしてもう一度結婚をしたいと考えていました。まずは相手と会ってみてから判断しようという考えからフィルターもゆるく、時間に余裕もあるので、ダラダラとテキストのやりとりをし、マッチングアプリでまだ実際にあっていない男性に恋心を抱いてしまう傾向にあります。マッチングアプリ慣れしていて素敵に見える男性は、女性の扱いや会話もうまく魅力的です。達子が“面接”と割り切っている段階でも、迷子にとってはデートと舞い上がってしまいます。
達子の場合 ~達子メソッドのポイント:覚悟を決める~

子どもがいる達子には、子どもが元夫のところに行く隔週しか、デートに費やす時間がありません。そこで時間を有効に使うために、4つほど違うマッチングアプリに登録して、ターゲットとなる男性を検索しました。平日は、電話やカメラを通して候補者とコミュニケーションを取ることに専念し、最低1週間に10人の候補者と話すというノルマを課し、隔週末に実際に対面で会う人を厳選しました。生活費を稼ぐための仕事の他に、男性探しの面接官というもう一つの仕事を持っているような状況でした。週末は、土曜日と日曜日に一人ずつ会って話す事が理想ですが、時にはスケジュールが合わず、1日に3人とデート(面接)という強行スケジュールをこなしたことも。達子は星の数ほど男性が登録しているマッチングアプリで、自分の時間を無駄にしないために、自分に厳しいルールを課していたのです。

達子のルール1: 自分が探している男性の軸を決めて、相手がどんなに素敵に見えても、ブレないようにする。

どんな人が自分にとってディールブレイカーなのかを考えると、このルールを決めやすいかもしれません。達子の定めた軸は、年齢枠は自分と同じ歳から10歳上まで、離婚して最低でも3年経っている人、ルックスが10点満点中7~8点の男性でした。

また、たとえプロフィールにシングルと書いてあっても、実は別居中だったり、離婚申請中だったりする人がたくさんいます。また、相手が言うことが全て正しい訳ではないので、本当のところはどうなのか確認するために、達子は以下のことを実践していました。

  • 男性は60歳を過ぎると年齢を50代と掲載している人が多く、10歳くらいサバを読むのは当たり前、プロフィール写真は信用せず実物で判断すること。
  • 第一ステージをクリアした人とのデート(二次面接)の時に、早い段階で自分は遊び相手は探していないことを真剣に告げること。
  • その際には優しい口調、ニッコリと笑を浮かべながら(必死感を出さない)、しかし、目を見て真剣度を伝えること。
  • 真剣な関係を求めているのかどうかの質問に「まだ分からない」「もし良い人がいたら」などのあやふやな回答や、笑って誤魔化し真剣に受け止めないなど、その時の相手の態度をよく観察する。少しでも真剣度が伝わってこない相手とのコンタクトは速攻で切る勇気を持つこと。
  • 離婚調停中や別居中と発覚した人は、面倒なことが山積みな上、場合によってはまだ心に穴が空いていて次のリレーションシップのために精神的に準備ができていない、リバウンド期間であると捉え、バッサリと切ること。
達子のルール2: プロフィール上で素敵すぎる10点男性は選ばない 

大勢の女性からリクエストが入っているような、常に女性にちやほやされ努力せずに女性を手に入れられるタイプは、どんなに素敵であってもNG。このタイプの男性からリクエストが入っても断る。その理由は、「多くの女性と張り合う時間や気力が無駄である」「7~8点くらいの男性は女性の扱い方をそれなりに知っていて、女性を喜ばせるために努力し、大切にしてくれる傾向あり」ということでした。

なお、弊社に登録している、いわゆる10点満点カテゴリーの男性たちからも、同じようなことを伺っています。例えば60代の親日家の投資家男性は、お相手の年齢は40代から自分の年齢まで。人種は日本人限定などフィルターをかけていたにも関わらず、白人女性や20代(!)の女性まで、あまりにも多くの女性からリクエストが入り、訳が分からなくなってしまったそうです。中には、かなりアグレッシブなメッセージや写真を送られたケースもあり、驚いたとのこと。50代のドクターが、マッチングアプリにうっかり登録してしまった際には、多くの女性患者からアプローチされ、急いで登録を削除したとも聞きました。成功して忙しい男性は、自分の時間を無駄にしないために、そしてロマンス詐欺防止策としてマッチメーカーを利用します。

このように素敵すぎる(ように見える)男性は多くの女性からアプローチがあるため、彼の目に止まるような努力が必要と言えます。

考察 ~達子と迷子の大きな違い~

達子と迷子の大きな違いは「絶対に自分から男性を追いかけない」ということ。達子は、男性を追いかけたら必死感が出てしまい、自分のバリューが落ちると考え、自分は価値のある人間という態度を崩しませんでした。そして、男性のハンター気質を利用し、どんなに気に入っている相手にも、自分からはアプローチせず、男性に追いかけさせるように仕向けるよう努力しました。そして、相手が達子一人に絞らないと、自分が他の人に盗られてしまうかもしれないという態度を演出することで、男性から一緒にアプリを消して自分一人とデートしてほしいと言わせる(日本のいわゆる告白に値します)ように持っていきました。そして、一対一で付き合うという約束をするまでは絶対に体の関係を持ちませんでした。例えば、男性目線で考えると5回もデートを重ねているのに体の関係を持てず痺れを切らしてしまう相手は、遊び相手を探している男性だったとドライに考えました。自分の時間を無駄にせずに済んだと前向きにとらえ、「Next!」が彼女の口癖でした。

あなたに本気で、真剣にパートナーを探している男性であれば、体の関係を持てなくても諦めたりしません。あなたの気持ちを尊重してくれるかどうかの態度は、彼のあなたへの真剣度を測る良い判断材料となるでしょう。達子は同時進行で他の人ともデートをしながら、最近お付き合いを始めた彼とは6カ月間プラトニックの関係だったそうです。彼は彼女の気持ちや考えを尊重し、大切にしてくれていたことがよく分かります。

一方迷子は、一度会っただけ、もしくは知り合って間もない相手からの甘い囁きに弱く、時には会う前から舞い上がってしまう傾向があります。また、情熱的でちょっとセクシャルなテキストを受け取っても、そのテキストのやりとりを楽しんでしまう。もしくは気にしないようにしてしまうのです。 達子なら、この時点でダメだと判断してブロックします。セクシャルな会話などは恋人同士になってからするべきです。迷子のアプローチでは、いつでもOKというサインと同じだと男性が誤解し、早い段階で体の関係を持ってしまう傾向にあります。迷子は体の関係を持つと自分たちは特別な関係と勘違いしてしまい、毎日テキストをしたり、会いたがったりと、恋人のような重い行動を取り始めます。その結果、彼からは「僕たちは特別な関係だとは言ってない」と言われ、そして相手がまだマッチングアプリで他の女性ともコンタクトを取り続けていることを知って深く傷つき、自信を無くすので、その都度立ち直りも遅くなるというバッドスパイラルにハマってしまいます。 

もし、あなたが将来のパートナー候補を探しているのであれば、何度もデートを重ねてその男性が誠実な人かどうか、相手の態度で見極めることが大切です。また、覚えておかなければいけないことは、簡単に手に入ってしまう女性に対して男性は早めに興味を失うということ。これは人間関係に限りません。人から買ってもらった物(特別な人からでない場合)よりも、自分で努力して入れた物の方が大切にすることと同じ心理です。

まとめ ~真剣に交際したいと相手に言わせるには~

簡単に体の関係は持たないようにしましょう。せいぜいキスまでです。もしその先に進みたいのであれば、アプリを一緒に卒業するように持っていきましょう。男性から言ってもらうのが理想的ですが、プレイボーイではなく、奥手で心配性な男性であれば、フラれるかもしれないと、あなたの気持ちに彼が確信を持てていないケースもあります。女性から切り出す場合はあくまでも軽く、私たちいつになったら特別な関係になるのかしら?くらいに伝えるとよいでしょう。その際には、達子のように他にもあなたに興味があり、真剣にお付き合いをしたいと考えている男性は出会い系サイトにごまんといるということを匂わせることができるとよいのですが、これは上級者向けなので、伝える際には気を付けてください。もし相手がためらった場合には、NGのサインと受け止め、コンタクトを切りましょう。深い関係になる前で良かったと、あくまでも前向きに考えてください!

実際に、達子のようなマッチングアプリの上級者になることは簡単ではありません。多くの労力と時間、そして恋愛に溺れずに客観的に状況を判断するスキルが必要です。多くの女性が迷子のように傷ついた体験があるのではないでしょうか。

弊社にはマッチングアプリに疲れた方や、アプリ上では女性に上手にアプローチできないけれども、誠実で素敵な男性が多くいらっしゃいます。もし、あなたが真剣にパートナーを探しているけれどもアプリでの出会いに疲れてしまっているのであれば、お気軽にご相談ください。

今回は、マッチングアプリでの成功法と、アプリで出会った男性との真剣なお付き合いに至るまでのコツなどを女性目線で書いてみました。難しく感じることもあると思いますが、マッチングアプリに登録されている大勢の中には素敵な男性もきっといるはずです。どうぞ、皆さんがマッチングアプリのプロフィールの見方を少し変え、観察力を高め、誠実な男性や女性と出会えますように!

Updated on 2021/ 8/ 13

恋愛相談/婚活コーチングやっています!会員でなくても、こんな方にお薦めです。

アプリやネットで出会いを探しているけれどもうまくいかない。お付き合いはできても結婚に繋がらない。いつも同じ恋愛パターンで失敗している。国際結婚に憧れるけれども方法がわからない。

現在進行中の恋愛相談、ロマンス詐欺の見分け方、間違いのないプロフィールの作り方、異文化恋愛相談、恋愛/婚活コーチング(傾向と対策)など

20年インターナショナルマッチメイキングをやってきた、プロの国際マッチメーカー美代子がサポートします。彼女の半生はこちらから。

お知らせ
Zoomイベント随時開催!

Zoomでスピードデートイベントを随時開催しています。シスター・カンパニーとコラボをしたり、同じ趣味の人たちで集まったりなど、各種企画をご用意しています。通常のお見合いとは異なり、カジュアルに複数の会員と会話を楽しむことをメインとしています。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

VIP会員男性 「お嫁さん候補」募集中!

会員でない女性でも無料でご紹介可能です。日々忙しく活躍しているエリート男性の為に、“お嫁さん候補”探しを引き受けました。自薦他薦は問いません。ご質問だけでも、お気軽にご連絡ください。

女性プロフィール無料登録大募集中!

無料登録は簡単な質問に答えるだけ!出会いへの一歩だと思って、お気軽にお問い合わせください。

Columnist's Profile

International Matchmaker
Miyoko Ohashiglow biz inc

アメリカ在住20年以上、国際マッチメーカー歴20年の経験を持つ。1組でも多くのハッピーカップルを作るため、日夜奮闘努力中!良いご縁をご提供できるよう、皆様の婚活を誠心誠意サポートいたします。独身の方は、どんな方をお探しか、ぜひお気軽にご相談ください。

glow biz inc

Click here to see more details about “glow biz inc”

Back Issues

BACK ISSUES
~サンフランシスコ・ベイエリアよりお届け!~国際結婚・恋愛相談
Recent
Back Issues