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こんにちは、
今年も残り2か月となりました。つい最近まで暑かったラスベガスも、急に冬の寒さを感じるようになりました。
さて、現在のラスベガスの住宅市場には少し冷え込みの兆候が見られます。物件の在庫が増え、リスティング期間も長くなっているからです。
9月の一戸建て住宅の中央値は47万9,900ドルで、昨年9月の45万ドルから6.6%上昇しました。コンドミニアムとタウンハウスの中央値も29万9,500ドルに達し、
昨年9月の27万ドルから10.9%増加し、今年7月の最高値29万6,000ドルを超えています。
販売価格は10月末現在も高水準を維持していますが、9月末までに一戸建て5,458件、コンドミニアムおよびタウンハウス1,731件にはオファーもなく市場に残っている状態です。
これは、価格上昇や依然高い住宅金利の影響が大きいと考えられます。また、大統領選挙後の不確実性が解消するのを待っている人々も多いようです。
しかし、ラグジュアリーマーケットは安定しており、高額物件の売買は引き続き堅調です。
来週火曜日11月5日のアメリカ大統領選挙が近づいています。一般的に選挙が近づくと、経済の安定や住宅購入のしやすさが有権者の関心事となります。
選挙が近づくと住宅販売が一時的に鈍化することが多くなりますが、これは選挙結果が経済にどう影響するかを見極めたいと考える人が増えるためです。
米国住宅都市開発省(HUD)のデータによると、このような鈍化は一時的なもので、過去11回の大統領選挙のうち9回では、選挙後に住宅販売が回復し、
翌年に売買が活発化する傾向があります。ラスベガス市場もこの傾向を反映し、選挙に伴う短期間の減速はすぐに解消されると予測されています。
嬉しいことに、この一時的な停滞は永続的に落ち込むわけではありません。歴史的に見ても、選挙が終わると販売が回復する傾向があります。
実際、選挙後1年で住宅販売が増加する確率は82%です(添付のチャート参照)。選挙が一段落すれば、買い手や売り手が自信を持って計画を進められるようになり、
結果として住宅販売の後押しにつながるでしょう。過去の傾向から、来年はさらに多くの住宅が売れると予測されています。
従って、現在市場が減速しているように感じらるのは、長期的な傾向ではなく一時的な低迷に過ぎません。
選挙の不確実性が解消されれば、買い手や売り手が市場に戻ってくると予想されています。
また今回の選挙では、カマラ・ハリス副大統領とドナルド・トランプ前大統領の住宅政策にも注目が集まっています。
トランプ氏の計画はインフレ対策、連邦政府所有地の開発推進、初めての住宅購入者への税制優遇措置などを通じて住宅ローン金利を引き下げることを重視しています。
一方、ハリス氏は官僚的な手続きを緩和して住宅建設を加速し、初めての住宅購入者に最大2万5,000ドルの頭金支援を提供する計画です。
結論として、選挙の年には住宅市場が一時的に停滞することが多いもの、この停滞は一時的なものであり、データによれば、大統領選挙の翌年には住宅販売が増加する傾向が
強い事がわかりました。2025年も例外ではないと予測されています。
住宅市場は再び活発化する見込みがあると言われていますが、誰が大統領に決まるかが今回は特に重要だと考えられます。
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