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残暑のような蒸し暑さがなかなか抜けなかった日々から一転、20日からは気温がぐっと下がり、秋が一気に深まった感じがあります。北の山々からは雪の便りも。秋ならではの交流事業が多く、忙しくも出会いの多い日々が続きます。
岐阜で行われた全国木のまちサミットから戻った翌17日、朝から日光へ。
二宮尊徳先生のご縁で長年姉妹都市交流を続けている栃木県日光市において、日光市ゆかりの都市(小田原市、八王子市、苫小牧市、台東区)が集まっての交流事業があり、私も久しぶりに参加いたしました。日光市の粉川市長とは今回初対面。様々なお話をさせて頂き、引き続き姉妹都市として有意義な交流を進めていこうとの思いを分かち合いました。お互いの諸行事に招き合うだけではなく、それぞれが有している地域課題の解決に向け、意見交換を行っていくこととします。
今回の交流事業では、日光東照宮の秋の例大祭に合わせて行われたこともあり、東照宮周辺は大変な賑わいで、特に外国人旅行者の多さには驚かされました。
外国人旅行者や修学旅行の小学生たちに混ざって各所をご案内頂きましたが、徳川家康という人物を祀るためにこれだけの建造物が造られたことに、どれほどの権勢であったのかと、改めて驚かされます。家康公の墓所とされている立派な奥宮も拝見しましたが、直前に参詣した今市報徳神社の社殿の裏にある二宮尊徳翁の、ただ土を盛っただけのひっそりとした墓所とのあまりの違いに、色々と思うところがありました。
18日にすぐ小田原に戻り、出張が続くとたまりがちな公務をこなし、夕刻からは市内でまち歩き観光に取り組んでおられる諸団体の皆さんとの情報交換会。
小田原市観光協会、小田原まちセッションズ、小田原ガイド協会、小田原まちづくり応援団をはじめ、様々な方々が小田原の魅力発信に取り組んでいただいていますが、今後ますます大切な取り組みになる「まち歩き観光」の充実に向けて、私から改めて思いをお伝えすると共に、また皆さんが日ごろ感じておられる問題意識なども聞かせて頂いた、有意義な情報交換となりました。
19日は、外国人による日本語弁論大会が小田原三の丸ホールにて開催され、この大会には高円宮妃久子殿下がご臨席されました。
外国人による日本語弁論大会は、今回で63回目を迎える歴史ある催事で、外国の方が日本語を話すことにより国際親善と日本理解を進める一助になることを目的としており、今回は10か国12名の青年外国人たちが登壇。いずれの皆さんも日本語が極めて堪能、しかも演題のテーマ設定や内容が実に素晴らしく、外国から見た日本の慣習や物事の捉え方などを客観視するだけでなく、異文化を乗り越えて融和していくことの大切さなどが語られ、たいへん感銘を受けました。
また、アトラクションでは、小田原城を拠点に活動している「相州乱破衆 風魔」の方々が忍者アクションショーを披露。小田原の歴史文化をPRしていただきました。開催地をお引き受けでき、多くの皆さんと深く交流できたことは、小田原にとっても大きな財産となりました。
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