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岡山県感染症情報メールマガジン ( 2024年10月4日 )
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■標題
感染症発生動向調査 週報・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報 および 岡山県病原体検出情報 の更新 について
■概要
感染症発生動向調査 2024年 第39週 の 週報・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報
および 岡山県病原体検出情報 をホームページに掲載しましたのでお知らせします。
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岡山県は 『 腸管出血性大腸菌感染症注意報 』 発令中です
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岡山県感染症週報 第39 週
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■全数把握感染症の発生状況
第 37週 5類感染症 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 1名(60代 男)
梅毒 2名(30代 男 2名)
第38週 2類感染症 結核 2名(30代 男 1名、90代 男 1名)
5類感染症 梅毒 1名(30代 男)
播種性クリプトコックス症 1名(70代 男)
百日咳 2名(50代 男 1名、60代 女 1名)
第 39週 2類感染症 結核 3名(20代 男 1名、70代 女 1名、90代 女 1名)
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症 5名(O126:50代 女 1名、O157:幼児 女 1名、中学生 男 1名、20代 男 1名・女 1名)
4類感染症 E型肝炎 1名(60代 女)
日本紅斑熱 1名(70代 女)
5類感染症 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 1名(70代 男)
侵襲性肺炎球菌感染症 1名(40代 男)
梅毒 3名(30代 男 1名、40代 男 1名、50代 男 1名)
百日咳 1名(20代 女)
■定点把握感染症の発生状況
○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で291名(定点あたり3.46人)の報告がありました。
【第40週 速報】
○腸管出血性大腸菌感染症 1名(O157:幼児 男)の発生がありました。==============================================================================================
1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で291名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり4.56 → 3.46人)。
詳しくは、「☆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報」および岡山県感染症情報センターホームページ
『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』をご覧ください。
2 腸管出血性大腸菌感染症は、2024年第39週に5名の報告があり、2024年の累計報告数は52名となりました(2023年の同時期:80名)。
詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『腸管出血性大腸菌感染症注意報 発令中!』をご覧ください。
3 日本紅斑熱は、2024年第39週に1名の報告があり、2024年の累計報告数は12名となりました(2023年の同時期:9名)。
ダニが媒介する感染症として、他に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)やつつが虫病などがあります。
これらは、病原体を保有するマダニまたはツツガムシに刺咬されることで感染します。
また、SFTSに関してはイヌやネコからの感染も報告されています。
ダニに刺咬されないための予防対策等についてはコラム「ダニが媒介する感染症に注意しましょう!」をご覧ください。
4 梅毒は、2024年第39週に3名の報告があり、2024年の累計報告数は259名となりました(2023年の同時期:227 名)。
今年は県内において、1999年の感染症法施行以降で年間報告数が最多となった昨年を上回る勢いで報告があり、注意が必要です。
詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『梅毒について』をご覧ください。
☆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で291名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり4.56 → 3.46人)。
地域別では、備北地域(5.33人)、美作地域(5.20人)、倉敷市(4.81人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
年代別では、20代、40代および60代を除く年代で前週から減少しました。
基本的な感染防止策(効果的な場面でのマスク着用、手洗い等の手指衛生、換気、3密(密閉・密集・密接)の回避、
健康的な日常生活、体調不良時の備え)に留意し、自主的な判断により実施しましょう。
→ 『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
<今週の注目感染症>
☆マイコプラズマ肺炎
●マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。
小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多くみられ、例年、患者の6〜8割は14歳以下です。
マイコプラズマ肺炎は1年を通じて発生しますが、秋冬に増加する傾向があります。
感染経路は、飛沫感染や接触感染であり、家庭のほか、学校などでも感染の伝播がみられます。
感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2〜3週間とされています。
主な症状は発熱や全身の倦怠感、頭痛、せきなどです。せきは遅れて始まることもあり、
熱が下がった後も長期にわたって(3〜4週間)続くのが特徴です。
多くの人は気管支炎程度の軽い症状で済みますが、一部の人は肺炎を発症し、重症化します。
また、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などを併発する症例も報告されています。
●発生状況
全国の第38週(9/16〜9/22)のマイコプラズマ肺炎の報告数は前週とほぼ同数でしたが(定点当たり1.44→1.48人)、
過去10年間の同時期と比較して最も多くなっています。
都道府県別では福井県(3.33人)、東京都および岐阜県(2.80人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
岡山県では第39週(9/23 〜 9 /29 )は県全体で2名の報告があり(5定点医療機関報告)、前週から減少しました(定点あたり1.00 → 0.40人)。
地域別では、岡山市で2名の報告がありました。
年齢別では、第39週までで14歳以下が全体の85%を占めています。
せきが長引くなどの症状がある時は、医療機関を受診するようにしましょう。
詳しくは次をご覧ください。
〇マイコプラズマ肺炎(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mycoplasma.html
〇マイコプラズマ肺炎に関するQ&A(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou30/index.html
〇マイコプラズマ肺炎とは(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/503-mycoplasma-pneumoniae.html
その他コラムは・・・
『食中毒予防の3原則 岡山県は腸管出血性大腸菌感染症注意報を発令中です!』
『ダニが媒介する感染症に注意しましょう!』
『風しんの抗体検査(無料)を受けましょう!』
を掲載しています。
◆関連リンク◆
〇新型コロナウイルス感染症について(岡山県)
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/site/1185/
〇新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
〇重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
〇日本紅斑熱とは(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/448-jsf-intro.html
〇ツツガムシ病とは(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/436-tsutsugamushi.html
〇マダニ対策、今できること(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html
〇風しんの無料抗体検査が受けられます(岡山県)
https://www.pref.okayama.jp/page/380502.html
〇風しんの無料抗体検査(岡山市)
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000008413.html
〇風しん抗体検査について(倉敷市)
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/40961.htm
〇風しんの追加的対策について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html
〇風しんに関する疫学情報(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/2145-rubella-related/8278-rubella1808.html
〇“風疹ゼロ”プロジェクト(日本産婦人科医会)
https://www.jaog.or.jp/rubella/
〇食中毒予防の3原則(岡山県生活衛生課)
https://www.pref.okayama.jp/page/detail-101780.html
〇家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00006.html
〇性感染症(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/route/std.html
〇梅毒対策(岡山県疾病感染症対策課)
https://www.pref.okayama.jp/site/syphilis/
■「週報」 掲載ページ
https://www.pref.okayama.jp/page/99228.html
■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
■予防接種情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/356399.html
岡山県疾病感染症対策課ホームページ
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/soshiki/362/
岡山県感染症情報センターホームページ
https://www.pref.okayama.jp/soshiki/309/
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発行:岡山県感染症情報センター(岡山県環境保健センター)
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