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第20週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 2)感染性胃腸炎 3)新型コロナウイルス感染症でした。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は4.51人と前週(2.95人)から増加し、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.89人と前週(2.62人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
新型コロナウイルス感染症の定点当たり患者報告数は3.41人と前週(1.70人)から増加しました。
今週のトピックス
“知っていますか?〜百日咳〜”について取り上げました。
百日咳は、特有のけいれん性の咳発作等が現れる細菌感染症です。かぜ症状で発症し、徐々に咳が強くなり、短い咳が連続的に起こるようになります。激しい咳は2〜3週間で消失しますが、その後も発作性の咳がみられ、回復にはさらに2週間程度必要です。成人は軽症の場合が多く、百日咳と認識されないまま、親や兄弟等が感染源となることがあります。特に免疫のない乳幼児は、呼吸停止等の重篤な症状を起こし死亡する場合もあるため、予防が重要です。
百日咳の予防にはワクチン接種が有効ですので、定期予防接種のスケジュールを確認し、対象期間内に百日咳含有ワクチンを接種しましょう。
感染症情報(令和6年第20週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html
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