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瀧 恵之 瀧法律事務所 Taki Law Offices, A Professional Corporation info@takilawoffice.com

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市民権申請を検討中。現政権下での最新事情は?

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日本企業向け:アメリカ進出時の就労ビザに関して
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E-1ビザ申請のための「貿易」の内容とその条件
Vol.3 : 
特殊技能者がグリーンカードを早く取得する方法
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【最新情報スペシャルコラム】 グリーンカード申請の待ち時間が大幅に短縮!
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特殊技能者ビザ(O-1)の条件に関して
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多種多様なJ-1ビザとその内容に関して
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グリーンカード取得までに子供が21歳を超えてしまったら
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アメリカに小会社を設立し、L-1ビザを短期で取得する方法
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投資家ビザ申請における知的財産に関して
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アメリカを長期で離れる場合のグリーンカード保持に関して
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アメリカに短期で頻繁に出入りする場合のビザに関して
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アメリカ市民権申請の条件と方法に関して
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学生のステータスで就労する方法に関して
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市民との結婚。グリーンカード申請国について
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日本に住む親をアメリカに呼び寄せる方法とは
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DV夫と別れても、グリーンカードの申請はできますか?
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飲酒運転で捕まってしまっても、ビザは取得できますか?
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アメリカに短期で頻繁に出入りする場合のビザに関して
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アメリカで研修。H-3ビザについて知りたい!
Vol.20 : 
「第1優先」での永住権申請とは
Vol.21 : 
グリーンカードスポンサーが亡くなってしまった! ~ケース1 条件付グリーンカードの場合~
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グリーンカードスポンサーが亡くなってしまった! ~ケース2 グリーンカード申請中の場合~
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グリーンカード申請中の出入国
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H-1B雇用主変更の手続き
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家族を通して申請永住権
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離婚してもグリーンカードの切り替えは可能?
Vol.27 : 
Lビザから配偶者スポンサーで永住権を取得するには?
Vol.28 : 
非移民ビザ新規則「グレース・ピリオド」について
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雇用ベース永住権申請の面接について
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永住権申請中の日本一時帰国について
Vol.31 : 
投資家用 最新ビザ・カテゴリーについて
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「H-1Bビザ」今年は4月2日から申請開始!
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アーティストとして、O-1ビザで渡米するには?
Vol.34 : 
アメリカでグリーンカード申請中。日本に一時帰国は可能?
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トランプ政権下で、学生ビザはどうなる?
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グリーンカード抽選に当選!手続きを教えてください。
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グリーンカード条件解除手続きは、離婚しても申請可能?
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ビザ申請却下=移民法廷に出頭?
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アメリカで起業家としてビザを取得するには?
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市民と結婚して日本在住。アメリカでの永住権申請はリスク大?
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グリーンカード申請時の健康診断って何?
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市民権申請中。日本支社に移動した場合の問題点は?
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LやHビザ保持者の運転免許更新について
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2019年から変わる!? H-1Bビザ申請について
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永住権申請中に一時帰国したい!アドバンス・パロールの申請最新事情
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E-1ビザ取得の厳しい現状。リスクを回避するためには?
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プラクティカルトレーニング後の労働ビザは?
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日米間の取引が激減。E-1ビザ更新にリスクはある?
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コロナウイルス対策による緊急措置。ビザの面接はどうなるの?
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新型コロナウイルスの影響で学費が払えない!卒業前に働く方法はあるの?
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新型コロナウイルス禍で、グリーンカード申請手続きがストップ?
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コロナ終息まで待つべき?グリーンカード申請とスポンサーについて
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グリーンカードおよび一部就労ビザの制限・入国停止について
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移民局からの追加書類請求で遅延発生!?コロナ禍での猶予期間はある?
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グリーンカードの新料金が上がる?10月より移民局申請料金改定!
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コロナ禍でのE-2ビザ更新。日本に帰国した方がよいの?
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ビザはあるけど、滞在許可証が期限切れ寸前。どうすればよいの?
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アメリカで念願のレストランをオープン!コロナ禍でのビザ申請や会社登録はどうなる?
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ビザ発給・入国停止命令延期!ビザ更新はどうなる?
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申請から半年。OPTのカードがまだ届かない!どうすればよいの?
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Eビザからグリーンカード申請へ。どんな手続きが必要?
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永住権申請の健康診断。コロナワクチン接種は必要?
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「DV-2023米国抽選永住権」受け付け開始!
Vol.77 : 
日本滞在中に「Re-entry Permit」が切れてしまった!
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コロナ禍で会社が株式売却!L-1ビザは保持できるの?
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今年の「H-1Bビザ」申請について教えて!
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Lビザ失効寸前!他のビザや永住権申請は可能なの?
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永住権取得中の海外出張。注意点や問題点は?
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グリーンカード申請中に退社。申請を続行することは可能?
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現在、永住権申請中。就労ビザの有効期限が切れてしまったらどうなるの?
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ほぼ毎月ESTAでアメリカに入国。「B-1」ビザを取得した方がいい?
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Vol.123 : 
現政権下では、グリーンカード申請に時間がかかるの?
Vol.124 : 
市民権申請を検討中。現政権下での最新事情は?

アメリカ移民法・ビザ申請の基礎

20年近くの経験を活かし、ビザ・グリーンカード申請に関する情報を事例をもとにQ&A形式でお答えします。

Updated on 2025/ 9/ 2

Vol.123 : 現政権下では、グリーンカード申請に時間がかかるの?

Q

私は現在、IT関連の会社に勤めています。アメリカに残ることをずっと目標としてきたのですが、仕事にも慣れて自信が持てるようになってきたので、今の会社にグリーンカードのサポートをしてもらよう希望を出したところ、快く承諾してくれました。しかし、トランプ政権になってからグリーンカードの手続きが長くかかるようになったと聞きました。私はいつ手続きを始めればよいのでしょうか?

A

グリーンカードの手続き(特に「第3優先」での申請)は、確かに以前に比べて時間がかかるようになったのでは事実ですが、トランプ政権になったからというよりも、昨年辺りから始まっています。以下、それについて説明いたします。

一般的に、会社を通してグリーンカードの申請を行う場合で、あなたが駐在員などで「第1優先」に該当しなければ、「第2優先」「第3優先」の申請になります。これには、①給与の設定、広告掲載、②労働局での審査、③移民局での会社の審査、④個人の審査(扶養家族の方がいる場合には、この段階から手続きに参加する)という4つの段階を踏むことになります。

①給与の設定、広告掲載

給与の設定、広告掲載労働局に対して給与設定のリクエストを出します。結果が出れば、その給与に基づき、会社が募集広告を行います。

②労働局での審査

労働局に、Labor Certificationの申請を行います。

③移民局での会社の審査

労働局からLabor Certicationが発行された後、移民局に申請します。

④個人の審査

アメリカ国内で面接を受ける場合は「I-485」の申請、そして日本のアメリカ大使館で面接を受ける場合はConsular Processingの手続きを行うことになります。ここで問題となるのがPriority Dateです。Priority Dateは「順番待ち」と考えて頂ければ分かりやすいかもしれません。あなたの申請が上記の②労働局での審査段階に入った後に、Priority Date(何年何月何日)が決められ、順番が来るまで待たされることになります。イメージとしては、例えば、ある役所に行って入口で整理券を受け取り、電光掲示板に表示される自分の整理券の番号の順番が来たりした時点で、窓口に行くことができ、それまでは座って待つことになる感じです。この場合のあなたの順番待ちの掲示板は、米国国務省のウェブサイト「Travel.State.Gov」のThe Visa Bulletinで確認することができます。

この掲示板の中で、例えば「第3優先」に該当するのは、「EMPLOYMENT_BASES PREFERENCES」の「A. FINAL ACTION DATES FOR EMPLOYMENT-BASED PREFERENCE CASES」と [B. DATES FOR FILING OF EMPLOYMENT-BASED VISA APPLICATIONS」(上から数えて3つ目と4つ目の表)の中の「3rd」の「All Chargeability Areas Except Those Listed」に表示されている日付です。上記のAとBの違いは、Aの順番が回ってくれば、グリーンカードを取得できる日付が来たことになり、Bの順番が回ってくれば、「I-485」を提出してもよい日付が来たことになります。

この順番待ちの時間が、昨年辺りから顕著に長くなっており、これがグリーンカードの手続きが長引いている主な原因です。従って、言い換えるとグリーンカードの手続きの最初の3つの段階がいかにスムーズに進もうとも、この段階で結局待たされることになるということです。例えば、③移民局での会社の審査では、現在、4~8カ月を要しているところを、通常の申請料金に加えて、2,805ドルを支払う(Premium Processing)ことにより、15日間で終えることができますが、その次の段階で待たされることになるので、今ではこの支払いをしないことを勧めている場合が多いです。また、この掲示板の表記自体がややこしいと思うのですが、上記の掲示板は、国務省(Department of State)のものであり、これとは別に移民局(USCIS)の掲示版もあります。特に、「I-485」の申請を行う場合には、この両方の掲示板の順番待ちをする必要があるため、注意しなければならない時があります。

この順番待ちは、今が長いというだけであって、将来において短くなる場合も長くなる場合も考えられます。参考までに、前回のトランプ政権の時は、待ち時間はあまり長くはありませんでした。あなたの場合は、今後のVisa Bulletinの順番がいつ回ってくるかを予測することは不可能に近いです。ですので、もしグリーンカード申請が決まっているのであれば、手続きは早期に始めておき、早くグリーンカードを取得できればそれで良しとし、万一、上記の順番待ちが長引いた場合に、現在のビザステータスをいかに維持するかの事前プランを立てておくのが得策だと考えます。

注意事項 : コラム内で提供しているビザ・移民法に関する情報は一般的な情報であり、個人の状況や背景により異なる場合がございます。的確な情報詳細につきましては、移民法専門の弁護士にお問い合わせください。

Updated on 2025/ 9/ 2

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Columnist's Profile

CEO/Attorney瀧 恵之(瀧法律事務所 Taki Law Offices, A Professional Corporation)

新潟大学法学部卒業。日本の法律事務所に勤務の後、インディアナ大学大学院卒業。20年以上に渡り、移民法の分野で活躍。常にクライアントの立場に立った柔軟なアドバイスが特徴。

瀧法律事務所 Taki Law Offices, A Professional Corporation

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