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岡山県感染症情報メールマガジン ( 2024年8月9日 )
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■標題
感染症発生動向調査 週報・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報 の更新 について
■概要
感染症発生動向調査 2024年 第31週 の 週報・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報 をホームページに掲載しましたのでお知らせします。
◆◆新型コロナウイルス感染症 感染拡大防止に向けた知事メッセージ(2024年8月9日)◆◆
これからお盆を迎え、帰省や旅行など、人と接する機会が増えます。
今年の夏も「うつらない」、「うつさない」行動を心がけましょう。
詳細は岡山県ホームページ(疾病感染症対策課)を参照ください。
→ https://www.pref.okayama.jp/page/740468.html
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岡山県は 『 腸管出血性大腸菌感染症注意報 』 発令中です
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◆ 夏休みに海外へ渡航される方へ ◆
海外には、日本国内に存在しない感染症が多くあります。
海外に渡航される場合には、渡航先の感染症に対する予防対策が必要です。
【出発前の注意】
・感染症に対する正しい知識と予防に関する対策を身に付けましょう。
・渡航先の感染症の発生状況に関する最新の情報や注意事項を確認しましょう。
・これまで受けた予防接種について確認し、予防対策が不十分なものがあれば、予防接種を検討しましょう。
【旅行中の注意点】
・生水、氷、カットフルーツ、サラダ、生乳など、火が通っていないものを飲食することは避けましょう。
・肌の露出を少なくする、こまめに虫よけ剤を使用するなど、蚊やダニに刺されないように注意しましょう。
・動物には、むやみに近づいたり、触らないようにしましょう。
(狂犬病や鳥インフルエンザなどのウイルスをもっていることがあります。)
・帰宅後は、しっかり手洗いをしましょう。
【帰国した後に】
・帰国時に発熱や下痢などの症状がある方は、空港または海港の検疫所に相談してください。
・帰国時に症状がなくても、その後体調が悪くなったときは、早めに医療機関を受診し、その際は必ず渡航先も伝えてください。
○海外へ渡航される皆様へ(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index_00003.html
○海外へ渡航される皆さまへ!(厚生労働省検疫所FORTH ホームページ)
https://www.forth.go.jp/news/20220722_00001.html
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岡山県感染症週報 第31 週
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■全数把握感染症の発生状況
第 29週 5類感染症 梅毒 1名(20代 男)
第 30週 4類感染症 レジオネラ症 1名(60代 男)
5類感染症 梅毒 2名(20代 女 1名、40代 男 1名)
第 31週 2類感染症 結核 10名(20代 男 2名、30代 男 1名、50代 女 1名、60代 女 1名、80代 男 3名・女 1名、90代 男 1名)
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症 5名(O26:60 代 女 1名、O157:幼児 男 1名、小学生 女 1名、70代 女 1名、O血清群不明:20代 男 1名)
4類感染症 レジオネラ症 2名(50 代 男 1名、70代 男 1名)
5類感染症 アメーバ赤痢 2名(40代 男 1名、50代 男 1名)
カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 1名(60代 女)
水痘(入院例) 1名(小学生 男)
梅毒 4名(10代 女 1名、20代 男 1名、30代 男 1名、50代 男 1名)
■定点把握感染症の発生状況
○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で1,103名(定点あたり13.13人)の報告がありました。
○手足口病の報告が、過去10年間の同時期と比較して多くなっています(定点あたり7.59人)。
○A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告が、過去10年間の同時期と比較して多くなっています(定点あたり1.26人)。
○RSウイルス感染症およびヘルパンギーナの報告が多くなっています。
【第32週 速報】
○腸管出血性大腸菌感染症 1名(O157: 20代 男)の発生がありました。
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1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で1,103名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり14.98 → 13.13人)。
詳しくは、「☆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報」および岡山県感染症情報センターホームページ
『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』をご覧ください。
2 手足口病は、県全体で410名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり12.94 →7.59人)。
地域別では、備中地域(13.29人)、岡山市(10.71人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
県内の発生状況など詳しくは、「今週の注目感染症(1)」をご覧ください。
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、県全体で68名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり1.54 → 1.26人)。
地域別では、倉敷市(1.82人)、岡山市および備中地域(1.57人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
県内の発生状況など詳しくは、「今週の注目感染症(2)」をご覧ください。
4 梅毒は、2024年第31週に4名の報告があり、2024年の累計報告数は212名となりました(昨年の同時期:170 名)。
今年は県内において、1999年の感染症法施行以降で年間報告数が最多となった昨年を上回る勢いで報告があり、注意が必要です。
詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『梅毒について』をご覧ください。
5 RSウイルス感染症は、県全体で125名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり2.91 → 2.31人)。
この感染症は、大人は軽い風邪程度の症状で軽快しますが、乳幼児が感染すると重症化するおそれがあります。
6 ヘルパンギーナは、県全体で79名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり1.67 → 1.46人)。
この感染症は、小児の夏かぜの一種であり、例年7〜8月頃が流行のピークとなります。
☆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で1,103名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり14.98 → 13.13人)。
地域別では、備北地域(21.83人)、倉敷市(20.69人)、備中地域(19.50人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
年代別では、10歳未満を除く年代で前週から減少しました。
基本的な感染防止策(効果的な場面でのマスク着用、手洗い等の手指衛生、換気、3密(密閉・密集・密接)の回避、
健康的な日常生活、体調不良時の備え)に留意し、自主的な判断により実施しましょう。
→ 『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
<今週の注目感染症(1)>
☆手足口病
●感染経路および症状
手足口病は、夏季に乳幼児を中心に流行する急性ウイルス性感染症です。
飛沫感染や接触感染、糞口感染(便中に排泄されたウイルスが手指などを介して口に入ること)などによって感染します。
3〜5日の潜伏期間の後、口の粘膜、手のひら、足の甲や裏に2〜3mmの水疱性発しんが出現します。
発熱は約1/3に見られますが、一般に軽度です。
3〜7日で水疱は消え、通常予後は良好ですが、まれに髄膜炎、脳炎、心筋炎や急性弛緩性麻痺などを起こすことがあります。
なお、2024年は全国的にコクサッキーウイルスA6型の検出が多くなっています。
●発生状況
全国の第30週の定点あたり報告数は、第29 週とほぼ同数でした(11.73 →11.93人)。
都道府県別では、三重県(25.89人)、長野県(24.67人)、静岡県(20.93人)の順に多く、43都道府県で警報レベルの5.00人を超えています。
岡山県では、第31週に県全体で410 名(定点あたり7.59人)の報告があり、岡山市、倉敷市、備前地域、備中地域、備北地域、美作地域で発生レベル3となっています(終息基準値は2.00人)。
年齢別では、第31週までで0〜3歳が69 %を占めています。
<今週の注目感染症(2)>
☆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
●A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、就学前から学童期の小児に多い感染症です。
A群レンサ球菌による呼吸器感染症で、主な感染経路はヒトからヒトへの飛沫感染や接触感染です。
そのため、家庭や、学校・保育施設などでの感染も多いとされています。
潜伏期は2〜5日で、突然の発熱と全身倦怠感、咽頭痛によって発症し、しばしばおう吐を伴います。
咽頭炎、扁桃炎のほか、口腔内に点状出血あるいは苺舌がみられることがあります。
通常、3〜5日以内に解熱し、主症状は1週間以内に消失する予後良好の疾患ですが、
点状紅斑様、日焼け様の皮しんが出現する猩紅熱と言われる全身症状を示すことがあります。
その他、合併症として、肺炎、髄膜炎、敗血症などの化膿性疾患、あるいはリウマチ熱や急性糸球体腎炎を起こすこともあります。
●発生状況
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は2023年(昨年)の10月以降、例年より多い傾向が続いています。
全国の第30週(7/22 〜 7/28)の発生状況は、定点あたり報告数が2.26人であり、前週(2.39人)とほぼ同数でしたが、
過去5年間の同時期と比較して多くなっています。
都道府県別では福岡県(5.72人)、鳥取県(5.42人)、宮崎県(5.25人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
岡山県においても昨年10月以降、定点あたり報告数が例年より多い傾向が続いています。
第31週(7/29 〜 8 /4 )は県全体で68名の報告があり、前週から減少しましたが(定点あたり1.54 → 1.26 人)、
過去10年の同時期と比較して最も多くなっています。
地域別では、倉敷市(1.82人)、岡山市および備中地域(1.57人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
●関連情報
☆劇症型溶血性レンサ球菌感染症
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、突発的に発症し、急速に多臓器不全に進行する感染症です。
主にA群溶血性レンサ球菌によって引き起こされますが、劇症型へと進行する理由はいまだ不明です。
年齢別にみると30代以上の年代で多く発症しています。
全国では第30 週に25名が報告され、累計は過去最多となった昨年の年間報告数(949名)を上回る1,279名となっています(2024年7月31日時点)。
岡山県でも2024年は第31 週までに24名の報告があり(2024年8月7日時点)、既に過去10年間で最多となった2018年の報告数(14名)を超えています。
その他コラムは・・・
『食中毒予防の3原則 岡山県は腸管出血性大腸菌感染症注意報を発令しました!』
『ダニが媒介する感染症に注意しましょう!』
『風しんの抗体検査(無料)を受けましょう!』
を掲載しています。
◆関連リンク◆
〇新型コロナウイルス感染症について(岡山県)
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/site/1185/
〇新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
〇重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
〇日本紅斑熱とは(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/448-jsf-intro.html
〇ツツガムシ病とは(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/436-tsutsugamushi.html
〇マダニ対策、今できること(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html
〇風しんの無料抗体検査が受けられます(岡山県)
https://www.pref.okayama.jp/page/380502.html
〇風しんの無料抗体検査(岡山市)
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000008413.html
〇風しん抗体検査について(倉敷市)
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/40961.htm
〇風しんの追加的対策について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html
〇風しんに関する疫学情報(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/2145-rubella-related/8278-rubella1808.html
〇“風疹ゼロ”プロジェクト(日本産婦人科医会)
https://www.jaog.or.jp/rubella/
〇性感染症(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/route/std.html
〇梅毒対策(岡山県疾病感染症対策課)
https://www.pref.okayama.jp/site/syphilis/
○劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137555_00003.html
○劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/341
○A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-17.html
○A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/340-group-a-streptococcus-intro.html
〇手足口病に関するQ&A(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
〇手足口病の流行に関して(日本産婦人科医会)
http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2019/07/h_f_m_disease20190705.pdf
○『RSウイルス感染症とは』(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/317-rs-intro.html
○『ヘルパンギーナとは』(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/515-herpangina.html
〇食中毒予防の3原則(岡山県生活衛生課)
https://www.pref.okayama.jp/page/detail-101780.html
〇家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00006.html
■「週報」 掲載ページ
https://www.pref.okayama.jp/page/99228.html
■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
■予防接種情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/356399.html
岡山県疾病感染症対策課ホームページ
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/soshiki/362/
岡山県感染症情報センターホームページ
https://www.pref.okayama.jp/soshiki/309/
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発行:岡山県感染症情報センター(岡山県環境保健センター)
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