住所を入力して検索ボタンをクリックすると、ルートが表示されます。
出発地の住所 | |
---|---|
ルートタイプ | |
★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★
岡山県感染症情報メールマガジン ( 2024年9月27日 )
★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★
■標題
感染症発生動向調査 週報・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報 の更新 について
■概要
感染症発生動向調査 2024年 第38週 の 週報・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報 をホームページに掲載しましたのでお知らせします。
*******************************************************************
岡山県は 『 腸管出血性大腸菌感染症注意報 』 発令中です
*******************************************************************
◆◆ 9月24日〜30日は『結核予防週間』です。◆◆
〜 結核はまだまだ身近な病気です〜
結核は過去の病気ではありません。
日本では今でも年間10,000名以上の新しい患者が報告され、1,500名以上が命を落としている重大な感染症です。
結核患者の多くが高齢者で、新たに結核患者として登録される方のうち70歳以上の方の割合が約6割に上っています。
一方で、若年層(特に20代)の登録患者数が外国生まれの患者数の増加によって増えていることも注目されます。
毎年9月24日〜30日は「結核予防週間」です。
今一度、この機会に結核について理解を深めましょう。
岡山県では、各保健所での啓発や相談など各種活動に取り組んでいます。
◆◆令和6年度から 9月24日〜30日は『呼吸器感染症予防週間』です。◆◆
〜 予防しよう 身近な呼吸器感染症〜
今般、新型コロナウイルス感染症をはじめとした呼吸器感染症の脅威が再認識されています。
令和6年度からは「結核予防週間」と同時期の9月24日〜30日に「呼吸器感染症予防週間」が新設されました。
呼吸器感染症には新型コロナウイルス感染症や季節性インフルエンザ、RSウイルス感染症、細菌性肺炎などがあります。
これらの呼吸器感染症の多くは感染した人の飛沫を吸い込むことで感染します。
これから呼吸器感染症が流行する秋・冬を迎えますが、マスク着用を含む咳エチケット、
手洗い・手指消毒、換気など基本的な感染対策を心がけ、呼吸器感染症を予防しましょう。
========================================
----------------------------------------------------
岡山県感染症週報 第38 週
----------------------------------------------------
■全数把握感染症の発生状況
第 36週 5類感染症 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 1名(70代 男)
梅毒 1名(30代 男)
第 37週 2類感染症 結核 1名(70代 女)
5類感染症 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 1名(90代 女)
侵襲性インフルエンザ菌感染症 1名(幼児 女)
梅毒 4名(20代 女 3名、40代 男 1名)
第 38週 2類感染症 結核 1名(60代 女)
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症 2名(O157:20代 女 1名、O血清群不明:20代 男 1名)
4類感染症 日本紅斑熱 2名(70代 男 1名、80代 女 1名)
■定点把握感染症の発生状況
○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で383名(定点あたり4.56人)の報告がありました。
〇マイコプラズマ肺炎の報告が多くなっています。
==============================================================================================
1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で383名の報告があり、前週とほぼ同数でした(定点あたり4.61 → 4.56人)。
詳しくは、「☆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報」および岡山県感染症情報センターホームページ
『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』をご覧ください。
2 腸管出血性大腸菌感染症は、2024年第38週に2名の報告があり、2024年の累計報告数は47名となりました(2023年の同時期:79名)。
詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『腸管出血性大腸菌感染症注意報 発令中!』をご覧ください。
3 日本紅斑熱は、2024年第38週に2名の報告があり、2024年の累計報告数は11名となりました(2023年の同時期:9名)。
ダニが媒介する感染症として、他に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)やつつが虫病などがあります。
これらは、病原体を保有するマダニまたはツツガムシに刺咬されることで感染します。
また、SFTSに関してはイヌやネコからの感染も報告されています。
ダニに刺咬されないための予防対策等についてはコラム「ダニが媒介する感染症に注意しましょう!」をご覧ください。
4 マイコプラズマ肺炎は、県全体で5名の報告があり、前週と同数でした(定点当たり1.00 → 1.00人)。
この感染症は、小児や若い人の肺炎の原因として比較的多くみられ、
主な症状は発熱、全身倦怠感、頭痛、せき(解熱後も長期にわたって続く)などです。
☆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で383名の報告があり、前週とほぼ同数でした(定点あたり4.61 → 4.56人)。
地域別では、美作地域(7.10人)、倉敷市(6.31人)、備北地域(5.17人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
年代別では、20代、40代および50代で前週から減少しました。
基本的な感染防止策(効果的な場面でのマスク着用、手洗い等の手指衛生、換気、3密(密閉・密集・密接)の回避、
健康的な日常生活、体調不良時の備え)に留意し、自主的な判断により実施しましょう。
→ 『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
<今週の注目感染症>
☆マイコプラズマ肺炎
●マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。
小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多くみられ、例年、患者の6〜8割は14歳以下です。
マイコプラズマ肺炎は1年を通じて発生しますが、秋冬に増加する傾向があります。
感染経路は、飛沫感染や接触感染であり、家庭のほか、学校などでも感染の伝播がみられます。
感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2〜3週間とされています。
主な症状は発熱や全身の倦怠感、頭痛、せきなどです。せきは遅れて始まることもあり、
熱が下がった後も長期にわたって(3〜4週間)続くのが特徴です。
多くの人は気管支炎程度の軽い症状で済みますが、一部の人は肺炎を発症し、重症化します。
また、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などを併発する症例も報告されています。
●発生状況
全国の第37週(9/9〜9/15)のマイコプラズマ肺炎の報告数は前週から増加しており(定点当たり1.22→1.41人)、
過去10年間の同時期と比較して最も多くなっています。
都道府県別では埼玉県(3.83人)、福井県(3.17人)、京都府(2.86人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
岡山県では第38週(9/16 〜 9 /22 )は県全体で5名の報告があり(5定点医療機関報告)、前週と同数でした(定点あたり1.00 → 1.00人)。
地域別では、岡山市で1名、倉敷市で4名の報告がありました。
年齢別では、第38週までで14歳以下が全体の84%を占めています。
せきが長引くなどの症状がある時は、医療機関を受診するようにしましょう。
詳しくは次をご覧ください。
〇マイコプラズマ肺炎(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mycoplasma.html
〇マイコプラズマ肺炎に関するQ&A(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou30/index.html
〇マイコプラズマ肺炎とは(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/503-mycoplasma-pneumoniae.html
その他コラムは・・・
『食中毒予防の3原則 岡山県は腸管出血性大腸菌感染症注意報を発令中です!』
『ダニが媒介する感染症に注意しましょう!』
『風しんの抗体検査(無料)を受けましょう!』
を掲載しています。
◆関連リンク◆
〇新型コロナウイルス感染症について(岡山県)
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/site/1185/
〇新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○結核とは?(公益財団法人 結核予防会 結核研究所)
https://jata.or.jp/about.php
○2023年 結核登録者情報調査年報集計結果について
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001295037.pdf
〇重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
〇日本紅斑熱とは(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/448-jsf-intro.html
〇ツツガムシ病とは(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/436-tsutsugamushi.html
〇マダニ対策、今できること(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html
〇風しんの無料抗体検査が受けられます(岡山県)
https://www.pref.okayama.jp/page/380502.html
〇風しんの無料抗体検査(岡山市)
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000008413.html
〇風しん抗体検査について(倉敷市)
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/40961.htm
〇風しんの追加的対策について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html
〇風しんに関する疫学情報(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/2145-rubella-related/8278-rubella1808.html
〇“風疹ゼロ”プロジェクト(日本産婦人科医会)
https://www.jaog.or.jp/rubella/
〇食中毒予防の3原則(岡山県生活衛生課)
https://www.pref.okayama.jp/page/detail-101780.html
〇家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00006.html
■「週報」 掲載ページ
https://www.pref.okayama.jp/page/99228.html
■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
■予防接種情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/356399.html
岡山県疾病感染症対策課ホームページ
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/soshiki/362/
岡山県感染症情報センターホームページ
https://www.pref.okayama.jp/soshiki/309/
**************************************************************
発行:岡山県感染症情報センター(岡山県環境保健センター)
配信停止、登録内容の変更は次のURLからログインしてください。
https://www.pref.okayama.jp/mailmaga/
当メールマガジンへのご意見
ekigaku@pref.okayama.lg.jp
***************************************************************
印刷された情報をサイトで見るには、上記URLまたはQRコードからアクセスできます。