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第14週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 2)インフルエンザ 3)感染性胃腸炎でした。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は4.03人と前週(3.81人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
インフルエンザの定点当たり患者報告数は3.80人と前週(8.85人)から減少しましたが、例年より高いレベルで推移しています。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.76人と前週(3.19人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“ワクチンで防ぐことができる感染症(VPD)とは?”について取り上げました。
VPDとは、ワクチンで防ぐことができる感染症の総称です。VPDには、定期予防接種の対象である「ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ」(4種混合ワクチン)、「麻しん(はしか)・風しん」(MRワクチン)等があります。特に、麻しんや風しん、ポリオについてはワクチンの有効性が高く、接種を完了することで、98〜99%の方が感染を防ぐことができます。
国内では、令和6年4月から、4種混合ワクチンにHibワクチンが追加された5種混合ワクチンが定期接種に導入されましたが、従来のワクチンも、5種混合ワクチンも、接種を完了した場合の有効性は同等です。いずれも感染症の発症を防ぐとともに、感染症に伴う髄膜炎等の発症も予防できますので、接種対象者の方は母子健康手帳を確認の上、是非接種を御検討ください。
感染症情報(令和6年第14週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html
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