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【ポイント】
●在宅で簡単にできる仕事との触れ込みで、SNSを通じて希望者を募り、巧妙にウェブサイトへ誘導し、仮想通貨アプリへの課金を行わせる手口による詐欺被害が当館に複数件報告されています。
●SNSなどのインターネットは便利な反面、匿名性が高いため、犯罪者が悪用する例が多く見られます。個人情報の提供、契約行為、金銭取引は相手が信頼できることを確認した上で慎重に行ってください。
【本文】
当館に被害情報が寄せられている詐欺の概要は以下のとおりです。
1 Facebookやインスタグラムを通じてオンライン・在宅でできる仕事とうたう求人情報(日・英文)が掲載されており、同求人情報に掲載されている連絡先に個別に連絡すると、先方から、勤務内容は「オンライン上の旅行のプロモーション活動」や「ショップのレビュー投稿」と説明され、続いて、ウェブサイトに登録、仮想通貨アプリをダウンロード、仮想通貨で同ウェブサイトに課金するよう指示されます。
2 この詐欺は、被害者が課金を通じて、ウェブサイト上に表示される旅行ツアー情報の画面をクリックすると、初回は課金した金額の数倍の金額が被害者に振り込まれ、被害者に仮想通貨で利益が戻りますが、そのまま続けると、次の対価を得るまでの課金が膨大な額になるため、結局課金を続けることができなくなり(したがって対価も戻ってこない)、損失を被る仕組みとなっています。被害額は、1人当たり数十万〜数百万円にのぼります。
3 この他にも、SNS上に掲載されていた求人情報、賃貸物件を巡る詐欺被害などが発生しています。
こうした被害に遭わないように、次の点に御注意ください。
○インターネット、SNSなどのツールは便利な反面、リスクもあることを忘れずに利用してください。
○連絡先や所在地、他の利用者の評価など、相手方(事業者・個人)の情報を自分でしっかりと確認する。
○一般的に判断して、過度に安価(高価)であったり、好条件であったり、支払い期限がいたずらに短くこちらに考える猶予を与えないなど、詐欺の可能性がないか十分に注意する。
○金銭の支払いを伴う場合は、支払う前に今一度、信頼するに足る相手なのか、支払う必要性のあるものか、妥当な金額か等を考慮し、少しでも不審点・疑問点があれば明らかにした上で対処する。
○万が一の場合に備えて、相手の情報、取引等やりとりのメールなどを保存しておく。
○ネット上での個人取引は、トラブルを避けるためにも利用しない。
○オンライン詐欺被害に遭った場合又は被害が疑われる場合は、Australian Cyber Security Centre(ACSC)に被害届けをしてください。
ACSC: https://www.cyber.gov.au/report-and-recover/report
【参考情報】ビクトリア州警察HP内の詐欺に関する案内
https://www.police.vic.gov.au/fraud-and-scams
南オーストラリア警察HP内の詐欺に関する案内
https://www.police.sa.gov.au/your-safety/scams-and-cybercrime
タスマニア警察HP内のオンライン詐欺に関する案内
https://www.police.tas.gov.au/what-we-do/online-safety/scam-information/
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在メルボルン日本国総領事館
Consulate-General of Japan in Melbourne
Level 25, 570 Bourke Street, Melbourne,
Victoria 3000, Australia
電話:03-9679-4510(代表)
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