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5月28日16時0分
福岡管区気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
阿蘇山では、火山性微動の振幅が大きい状態で推移しています。今後、火山活動がさらに高まった場合は、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)からレベル3(入山規制)に引き上げる可能性があります。
阿蘇山では、昨日(27日)10時頃から火山性微動の振幅が増大し、昨日14時頃に中岳西山腹観測点南北動成分の1分間平均振幅で一時的に8マイクロメートル毎秒を超えました。その後、振幅は増減を繰り返しながら概ね4マイクロメートル毎秒と大きい状態で推移しています。
昨日から本日(28日)にかけて、中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上300mまで上がりました。
地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
なお、明日(29日)、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が現地調査(火山ガス(二酸化硫黄)観測)を実施する予定です。調査結果については、改めてお知らせします。
阿蘇山では、火山性微動の振幅が大きい状態で推移していますので、今後の火山活動に関する情報に注意してください。
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
火山の状況に関する解説情報(詳細)
https://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html
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