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第35週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)手足口病 2)新型コロナウイルス感染症 3)感染性胃腸炎でした。
手足口病の定点当たり患者報告数は7.38人と前週(4.08人)から増加し、例年より高いレベルで推移しています。
新型コロナウイルス感染症の定点当たり患者報告数は6.11人と前週(4.83人)から横ばいでした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は2.76人と前週(2.25人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“知っていますか?〜エムポックス〜”について取り上げました。
エムポックスは、かつてはサル痘と呼ばれていた感染症で、エムポックスウイルスを保有する動物や人との接触等で感染します。現在、アフリカを中心に急速に感染が拡大しており、世界保健機関(WHO)が再び「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言しました。
エムポックスウイルスには複数の型があり、令和4年には欧米を中心にクレードII(西アフリカ型)と呼ばれる型が流行しましたが、今年はより重症化しやすいとされるクレードI(コンゴ盆地型)が流行しています。
エムポックスは、水疱性の発しんが出現し、水痘等との鑑別が難しい疾患です。流行国に滞在歴がある方で、発しん等の症状が出現した場合は、医療機関に御相談ください。
感染症情報(令和6年第35週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html
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