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約130品種もの華麗な古典菊が一堂に!
菊は、日本を代表する園芸植物のひとつです。日本在来の植物ではありませんが、平安時代の宮廷ですでに菊花の宴が流行していたことから、遅くとも律令期には、他の文物とともに中国からもたらされていたと考えられています。平安・鎌倉時代からは日本独自の美意識により、支配者層の間で独特の花が作り出されました。筆先のような花弁をもつ「嵯峨菊(さがぎく)」は京都の大覚寺で門外不出とされ、花弁の垂れ下がった「伊勢菊(いせぎく)」は伊勢・松阪地方で盛んに栽培されました。そして、菊は支配者層の中で宴に、美術工芸品に、不老不死のシンボルとして特権的な地位を築いていったのです。
それが、近世中頃以降になると大衆化し、変化に富む園芸種の菊花壇や、菊細工の見世物が流行したと言われています。それらの流行を支えたのが、花弁のまばらな「肥後菊(ひごぎく)」と、咲き始めてから花弁が変化していく「江戸菊(えどぎく)」です。これらに花の中心が盛り上がって咲く「丁子菊(ちょうじぎく)」を加えた伝統的な中輪種は「古典菊」と呼ばれています。
くらしの植物苑では、このような「古典菊」を2000年から収集・展示してきました。今回は、各地方で独特な特徴を持った古典菊を約110品種と、歴博で実生栽培した嵯峨菊、肥後菊などオリジナルの新花約20品種を展示いたします。また今年度は「菊細工番付の変遷」をテーマに、江戸時代後期に流行した菊細工について、その番付を取り上げてパネル展示により歴史的な変遷を紹介するとともに、出版文化の視点からも菊細工番付を見ていきます。
【料金】
個人100円
※11月3日(日・祝)は「文化の日」で入苑無料。
※高校生以下は入苑無料。
※障がい者手帳等保持者は手帳等提示により、介助者と共に入苑無料。
※博物館の総合展示・企画展示は別途料金がかかります。
※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑にご入場できます。
また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります。
【開催期間のご注意】
※苑内メンテナンス・悪天候等、諸般の理由により、開苑日・開苑時間等の変更、各種催し物を延期または中止する場合があります。最新の情報は館のホームページ及びSNSでご確認ください。
会場 | 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑 |
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住所 | 285-8502 千葉県 佐倉市 城内町117 |
日程 | 2024年10月28日~2024年11月23日 |
時間 | 9時30分~16時30分 |
時間詳細 | ●入苑は16:00まで。 ●休苑日:11月5日(火)・11日(月)・18日(月) |
アクセス | 【電車の場合】 ・京成電鉄「京成佐倉駅」からバスで「宮小路町」か「国立歴史民俗博物館」下車徒歩約10分 または 駅から徒歩で約25分 ・JR東日本「佐倉駅」からバスで「宮小路町」か「国立歴史民俗博物館」下車徒歩約10分 または 駅から徒歩で約35分 【車の場合】 ・東関東自動車道 四街道ICまたは佐倉ICより約15分 佐倉中学校隣り |
会場詳細 | 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑 千葉県佐倉市城内町117 |
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